IPアドレスとブロックチェーンで投票するシステム
1 :GiAnTa改OIAS六段:2016/01/10 20:48:30 (8年前) 50.21628228MONA/5人
MONACOINの商標権を取った遅刻Pさんの行動に全面的に反対する訳ではありません、と言うことをまず改めて明確にしておきます。
参考リンクhttp://askmona.org/3737
しかし『仮想通貨はただの便利な新道具であり、規制も従来と同じだが新しい使い方ができる』という主張だけは、やはり受け入れがたいもので、それに対して『「現金とは交換できないけど、自由度が高い」仮想通貨があっても良い、という議論は有り得る』という反論をしましたが、公式なコメントはありません。
ここでアンチテーゼとして、私の考えた「こんな形の通貨も可能性として有り得る」という例を挙げておきます。
名称:IP Vote(仮)
趣旨:IPアドレスに基づいたリアルタイムな投票をブロックチェーンで非中央集権的に管理する。投票権は仮想通貨の性質をもち、複数の投票対象に分散して投じることができる。ただしあくまで投票権であるため、現金での取引は厳重に禁止される。
方法:特定のIPアドレスからブロードキャストされた投票の履歴をブロックチェーンで管理する。ここで例えば1分に一回投票するようにし、投票は100分(1時間40分)だけ有効とすることで、IPアドレスを変えて2人分以上の投票をするような不正行為を防ぎ、一人分の票を分割して複数の対象に投じることを可能にする。
2 :GiAnTa改OIAS六段:2016/01/10 20:58:35 (8年前) 0.1MONA/1人
対象:例えば、技術的な「標準」を決める時、政治家的な駆け引きではなく民主的なやり方で標準化するための方法として使えることを想定しています。その前のステップとして「新月」とかのP2P掲示板のスレッドを対象に投票してみるのも面白いかも知れません(勝手にやったら怒られるかも知れませんが)。
提案:票は原則的には「一人一票」かと思いますが、「合理的な一票の格差」をむしろ積極的に認めることを提案します。象徴的な例としては「議論に勝ったら重い投票権を獲得できる」という様な事を考えています。
あとは将棋のファイルフォーマットを決める時は将棋で勝ったら投票権を勝ち取れる、とか、投票の対象によってはダイスみたいな偶然で勝ち負けが決定されるゲームに投票権を掛けることを認めても良いかも知れません。この辺をどこまで認めるかは議論が必要でしょう。
とにかく現金でのやり取りだけは認められないように、発案者として断固として主張します。
3 :GiAnTa改OIAS六段:2016/01/10 21:06:07 (8年前) 0.1MONA/1人
最後に、このシステムは自分で実装する時間が取れそうにないため、アイディアだけの提案になるであろうことあらかじめお断りしておきます。
ですが「現金での取引を認めない」という主張を通す時に、どうしても何かの権利に基づかないと難しい状況になった場合、「名前を商標権で抑えて商標権者として主張して行く」という方法は今回は難しそうなので、「コードの著作権に基づいて主張するために無理やり時間を作って実装する」と言うことはもしかしたら無くもないかも知れません。
とにかく今回私にとっては「現金での取引を禁止する代わりに、大きい自由が認められる仮想通貨」の例を作ることが大事だからです。
4 :名無し三段:2016/01/11 00:49:30 (8年前) 0.1MONA/1人
いいね
5 :izuna五段:2016/01/11 02:12:46 (8年前) 0.2MONA/1人
いいと思えば、いいねと言いたいのだけど
クラスAのIPアドレスを持っている企業だと、2の24乗の投票権を行使できるということなの?
6 :アフロ六段範士:2016/01/11 02:38:09 (8年前) 0.1MONA/1人
イラストのコンテストを行って、優勝イラストを投票で決定することも可能なのでしょうか?
7 :名無し四段:2016/01/11 10:35:09 (8年前) 0.1MONA/1人
IPv4であれIPv6であれ個人とアドレスが1:1で対応するような前提を必要とするシステムはあまりに脆弱すぎる
また投票権と称するそれはアドレスの利用権にほかならずその売買に制限を掛けるような越権行為は不可能
アドレスからの投票が本当にそこから行われたかの検証をブロックチェーンだけに収めることも出来ない
そもそも投票内容が詳細に公開されてしまうリスクのため使い道が限定される
個人的にはAAのモナーから続く部分だけで商標登録第5762956号に類似していると主張するのは無理筋だと考える
だから例えばAskMonaの場合なら商標として利用しているのはあくまでもモナーコインプロジェクトでありワタナベなのでそこを問題視しないままに何か言われたとしても正当な要求なのか疑問
多少不自由になるのは間違いないにしても喧伝されているほどの実効性を伴った強権で恐るべきものなんだろうか
8 :裏技君七段錬士:2016/01/11 11:45:38 (8年前) 0.1MONA/1人
ビットコインの論文に「IPアドレスで投票権決めちゃうと色々面倒だよね」って記述があったはず
9 :GiAnTa改OIAS六段:2016/01/13 00:51:58 (8年前) 0.2MONA/1人
貴重なご意見ありがとうございます。
IPアドレスと投票内容がひもづけされて匿名性が大きく失われる点とか、IPアドレスは格安SIMを使えば今ならかなり安いコストで二つ持てる点とかは、想定していたツッコみどころでしたが、組織によっては尋常じゃないほどのグローバルIPを自由にできる点は、すっかり見落としてました。
私の発想の原点は某クレジットカードの宣伝ではありませんが「お金では買えない価値がある」と言うことにつきます。
別に「全ての(仮想)通貨は(そのタイミングによって)一意に決定するレートで交換可能」というのは、遅刻Pさんの特別な発想だと思っているわけではなく、むしろごく一般的にそう思われていると思いますが、私はそこに異を唱えたいんです。
>>7の名無し四段様がおっしゃっていることが一部理解できていない部分もありますが、商標の件にかこつければ喰いつきが良いかも知れないと思ってダシに使ってしまったことは反省します。
10 :裏技君七段錬士:2016/01/13 06:27:29 (8年前) 0.1MONA/1人
一意のfaucetからでしか原資をもらえない完全POS通貨とかどうでしょ
これをfacebookと関連付けたら目的を8割くらい達成出来そう
11 :鳥ちゃん九段錬士:2016/01/13 08:08:48 (8年前) 0.07MONA/1人
マイナンバーと紐づけてブロックチェーンで投票するのは現実的にいけそう感じですかね
個人じゃなくて国家の話になりますけど
12 :GiAnTa改OIAS六段:2016/01/14 21:01:36 (8年前) 0.2MONA/1人
私のアイディアの肝は投票権を「意のままに誰かに贈与する」ことはできない点なんですよね。それができたら投票権に対して他の仮想通貨で対価を支払うことで、リアルマネーへの換金性が生まれてしまうので。
>>10のアイディアは面白そうな雰囲気は感じるんですが、色々よく分からない所があって、その一つに上述の換金性の点は大丈夫かなという点があります。
現行の公職選挙でもそうですが、「たとえお金を受け取って誰かに投票することを約束しても、その通り投票を実行したことを証明できない」という意味で、「誰が何に投票したか分からないことで投票権の売買が抑制される」面があって、匿名性はかなり大事ですね。
電子投票に使われる技術として「ブラインド署名」と「匿名通信路」という技術がある、というあたりのことをちょっとだけ調べてみましたが、この辺もなかなか面白そうです。
でも最終的にはやっぱり「1人で2人分投票する」のを防ぐ所が難しそうです。マイナンバーだとあまりにも国にべったりなんで、現行のPKIのCAみたいなところが「一人に一つしか発行されてない」ことも保証された証明書を発行する様な形とかが一つの落としどころかなとか思います。
Facebookみたいな一私企業にそこを独占されるのも面白くないですが、今のSNSに代わるものもP2Pで実現されるようなことがあれば、そこでのアクティビティにシグモイド関数を絡ませて、その人の投票権の重みを決めるのは結構良いアイディアな気がします。
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