暇だから、俺の人生恋愛を語るスレ

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1 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:26:44 (6年前)  0.15224778MONA/9人

いきなり話すが、読む暇がない奴はスルーしてくれ。

俺が初彼女を作った、14歳の時の話。

俺はブラジル人でブラジルでの話だから、前置きをしないと色々と分からない部分が多い。外国文化や恋愛話が好きなやつにはもってこいと思う。
ちなみに、そのせいで特定は怖くないから、個人情報以外は全くフェイク入れない。

2 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:26:51 (6年前)  0MONA/0人

ブラジルの学校は小学、中学、高校という風に分かれていなく、みんな同じ学校で勉強する。小学だけ、高校だけという例外の学校もいるが、基本はみんな同じ建物で勉強、育ったりする。もちろん、高校生とかの肩書きはある。
そして、義務教育の体制としては義務教育の1年生から8年生という仕組みで、8年生が終わった後、高校1年生になるという仕組みだ。(今は9年生もあるが、昔は8年生までしかなかった。日本ではいわゆる小学1年生から中学3年生と同じもの)。ちなみに、ブラジルの中学生に学年を聞いたら「7年、8年生です」と答えられます。高校生に対してはちゃんと「高校2年です」と答えられる。

ブラジルでは学校に一日中いるのではなく、朝7時半に授業が始まり、12時頃に家へ帰るという制度です。そして、13時半になったら、また違うクラスが入って授業を受ける、そして夜になったら違うクラスが入る。ちなみに俺たちはその人たちを「朝のやつら、午後のやつら、夜のやつら」という風に呼んでた。ちなみにブラジルに部活制度はない。

そして、8年生だった時の俺の話。
学校の休み時間は10時頃に20分というようなものだった。もちろん、全校生徒が同じ時間に取り、おやつ等が売っている大きな広場で全員食べたり、会話したり、子供たちは遊んでいたりしていた。ちなみに俺は普段仲間を集めて広場のところに舞台のような物があるところで休み時間にギター弾いていた。

そこで起きた。。。

3 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:40:35 (6年前)  0MONA/0人

俺は昼休みに友達に呼ばれた。この友達はここしか登場しないから、別に名前を入れない。
奴はこう言った「Thaisちゃんがお前の事を知り合いたいと言っている」。

ポルトガル語解説
「○○と知り合いたい」もしくは「○○と知り合いになりたい」(Quer conhecer fulano)
これは気に入った人がいたら、その人に紹介してくださいというみたいな言い方。
もちろん、気になる異性にしか言わない言葉。普段は友達経由で「君の知り合いのあの子かわいいから、彼女と知り合いたいと言ってくれないか?」と頼んで、友達がその人「○○が君と知り合いたいと言っているからどう?」みたいなやり取り。ちなみに、ここでOKされたら90%脈あり、交際可能っていう事だ。

そこで、俺の友人はそれを俺に言いに来たという事。

4 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:53:14 (6年前)  0MONA/0人

俺はそのThaisちゃんを知っている。なかなか可愛いく、個性が強く、印象に残る子なので学校では知らない人はあまりいなかった。
彼女は当時12歳、色白で、髪はロングで赤い、細身で小柄の子だった。
でも、俺はあまりピンと来なく大して気にしていなかった。友人には2回程知り合うのを断っていたが、あまりにもしつこくされ「自己紹介だけでいい」って言われたので、俺は行った。

で、ここでブラジルでの自己紹介挨拶なんだが、同性の挨拶では握手だけをするんだが、異性に対してはちょっと異なる。
異性に対しては握手をして、お互いのほっぺたをくっつけ口でチューの音をするという。それを顔の両側でする。
この挨拶にはちょっとしたテクがあって、別に異性だからって必ずやるってわけでもないんだ。だから、されたら初見の人には「あ、異性として見られているな」って気づけるんだ。

5 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:57:56 (6年前)  0MONA/0人

で、その挨拶をThaisちゃんにした。ほっぺたを一回くっつき、もう片方のほっぺたをくっつこうとしたら、変に感じた。
それは彼女の口の隅っこが俺の口の隅っこに当たったんだ。そう。彼女は俺の唇を挨拶の途中で奪おうとしたんだが、俺が無意識にそれを避けたから、隅っこだけが当たった。

俺は気づかないふりをして、休む時間ももう終わっていたから、「じゃあ」と言って、すぐに教室に帰った。

6 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:57:57 (6年前)  0MONA/0人

で、その挨拶をThaisちゃんにした。ほっぺたを一回くっつき、もう片方のほっぺたをくっつこうとしたら、変に感じた。
それは彼女の口の隅っこが俺の口の隅っこに当たったんだ。そう。彼女は俺の唇を挨拶の途中で奪おうとしたんだが、俺が無意識にそれを避けたから、隅っこだけが当たった。

俺は気づかないふりをして、休む時間ももう終わっていたから、「じゃあ」と言って、すぐに教室に帰った。

7 :ブラジル人一級:2018/01/05 20:59:20 (6年前)  0.00000041MONA/1人

お前らな、俺がフェイク無しで自分の人生語っているから、面白かったらモナコインくれろよ。登場人物全員本名だぞ

8 :錬金四段教士:2018/01/05 21:08:30 (6年前)  0MONA/0人

読んでるから続けてくれ
しかし日本語上手いな
書き文字でここまで違和感ないって相当だぞ

9 :名無すし初段:2018/01/05 21:15:10 (6年前)  0MONA/0人

ブラジルのどこ出身?

10 :錬金四段教士:2018/01/05 21:15:48 (6年前)  0MONA/0人

0モナだったら他の人も来ないからちょっと投げるか

11 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:18:56 (6年前)  0MONA/0人

そしたら、紹介して来た友人は俺にこう言った。
「Thaisちゃん、お前と一緒にいたいと言っているぞ。お前はどう?」

ここでポルトガル語解説
「一緒にいる」(ficar com você)英語ではStay with youに該当。
これは、ブラジルの交際の始まりみたいな物で、「恋人」になるまえの段階。ブラジルの近代文化で、30年前ぐらいはまだなかった。
一緒にいるというのは、ハグしたり、キスしたり、デートに行ったり、やったりして大して恋人とは変わらない関係を「私たちは正式に恋人ではない」という交際状態。セフレではない。だから、今日一緒でも明日も一緒とは限らない。裏切られたり、寝取られても恨みっこなし「自分たちは一緒にいただけで、恋人じゃなかったじゃないか」と言われても文句は言えない。なので、「一緒交際」の時、よく女性からは「私たち恋人なの、恋人じゃないの」っと正式交際をせがまれるのはよくある。
だから、ブラジルではいきなり「付き合ってください」はない。

Thaisちゃんは俺とその交際を望んでいるという。言っとくが、こういう告白は別に珍しいものではない。

12 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:20:53 (6年前)  0MONA/0人

日本語うまいのは、母語だからだ。
生後10か月で日本へ入国し、10歳の時にブラジルへ戻った時初めてポルトガル語勉強したからな。

日本語は能力1級レベルで、これのおかげで食わせていただいている。

13 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:23:07 (6年前)  0MONA/0人

>>9
出身は北地方のベレンっているところ。アマゾン熱帯雨林の部分でもある。観光地としてなかなか有名だから、来たら声かけろよ!うまい飯たくさんあるからな。

14 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:33:02 (6年前)  0MONA/0人

実は、そのThaisちゃん2か月程前、俺のクラスの奴と一旦キスとかしてたから、可愛くてもあまり乗り気じゃなく、俺は断った。
友達からは「まじかお前?後悔するぞ」とか言われ、まあスルーした。

そしてだ、放課後、帰ろうとして廊下を歩いていたとき、知らない女の子に声かけられた。この子もなかなか可愛く、色白で目が緑色のロング黒髪ちゃん、見たことはある子だった。その子はこういった「Thaisちゃん、振られた後ずっとトイレで泣いていたよ、どうするの?」
俺は一瞬「え?」、今日知り合ったばかりの人に振られてそんなに泣くかよ、って思ったけどもちろん口には出さなかった。ここで俺がやさしく出ても、面倒な事になったり、なにしろめんどくさかったので、その子には「俺は何もしないよ」って言った。
その子は「あ、まあそうだね」みたいな感じで悟ったようにしたら帰った。

15 :錬金四段教士:2018/01/05 21:35:44 (6年前)  0MONA/0人

なんかブラジルの画像を挙げてけろ
できればブラジル美女

16 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:45:33 (6年前)  0MONA/0人

それが起きたのは2005年05月の真ん中ぐらいだった。
そして、06月に入るとともに、ブラジルには全国に大きなイベントがある。それはFesta Junina(いわゆる06月祭り)。後でGoogleで探してもらったらありがたい。
毎年、俺の学校では06月にその祭りがあり、校内ではミス06月祭りというイベントがある(どの学校でもあると思うが)。それは各クラスで祭りの2,3週間前に代表の女の子を決めて、その間にその子が投票してもらえるよう活動するというイベントだ。その投票というのは1レアル(今の為替だと30円ぐらい)ぐらいの券を買ってもらい、そのお金を最も多く集めたクラス(子)が勝つというやつ。
俺のクラスの子は誰が代表になったか覚えていないが、Thaisのクラスは俺に話してきた色白で緑眼の子が代表になった、この子の名はEmmanuelle。この子は可愛かったが、他の子をちょい見下しているようだったので他の子からはあまり好かれていなかった。

17 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:49:14 (6年前)  0MONA/0人

>>15
そうだな、今人気の女優Marina Ruy Barbosaっていうブラジル人を送る
https://www.google.com.br/search?newwindow=1&safe=strict&biw=793&bih=279&tbm=isch&sa=1&ei=kHNPWsnUEMulwgSqo6egAg&q=marina ruy barbosa&oq=marina ru&gs_l=psy-ab.1.0.0i67k1l2j0j0i67k1j0l2j0i67k1l2j0l2.9198.14547.0.15891.11.10.0.0.0.0.266.912.0j4j1.7.0....0...1c.1.64.psy-ab..4.5.911.0...142.1ieBqtY21pY

Thaisはこの人の70%ぐらい可愛いい子だったんで、そう想像してもいい。

18 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:50:46 (6年前)  0MONA/0人

ちなみにこのかなり美人な女優さん、去年のドラマで美乳を晒している。

19 :ブラジル人一級:2018/01/05 21:58:55 (6年前)  0MONA/0人

で、俺と仲間たちは、学校でよくギター弾いていて校内でセッションとかして音響機器とかには慣れていたので、Festa Juninaの手伝いに呼ばれた。
その手伝いというのは、各クラス投票を集める為に、2週間の休み時間ずっとパーティを開けて、そのパーティの入場券が投票っていうやつだった。その機器を準備するのが俺たちの役目。パーティといっても、一つ空いているクラスにサウンドボックスをぶっつけ、音楽を20分流し、その間生徒たちが好き放題にクラブみたいに踊るって事。
で俺たちは、ついついThaisのクラスの機器準備をしに来た。

20 :名無し二段:2018/01/05 22:01:15 (6年前)  0MONA/0人

やったはなし詳しく

21 :syuribox四段:2018/01/05 22:04:27 (6年前)  0MONA/0人

日本では恋人未満、友達以上っていうけど、そういう制度とか面白いな
続けてけろ


22 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:05:05 (6年前)  0MONA/0人

>>20
焦るな、
そのうちそこに着く

先にいっちゃだめ4

23 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:16:12 (6年前)  0MONA/0人

そこで、授業が終わって、家で昼を食べて、午後にまた学校にお手伝いする為に仲間とお邪魔にいった。クラスについたら、ThaisとEmmanuelleともう一人の子がいた。
俺と仲間たちはバカでいつもギターを持ち歩いていた(これは今日思うとなかなか痛い思い出だが)。そして、Thaisはその時Led Zeppelinのシャツをしていたんだ。そしたら俺の友人が「そういや、俺ってLed Zeppelin最近はまっていたような?ちょっと弾けよ」って言われてStairway to Heavenをちょこっと弾いた。これが実はすごい出来事だったんで、後で説明するか覚えていてくれ。

そして、お手伝いが終わった後、Emmanuelleは俺を呼んで来て、またあれを言った。
「ねぇ、Thaisちゃん、やっぱり俺と一緒にいたいんだよ?どう、考え直してくれない?」
この時、Thaisがかなり可愛かったら前よりはちょっと意識していたんだが、自分が決めた事に戻りたくはなく意地をはってもう一回断った。
実はこのEmmanuelleって子、ちょっと俺に対しても色気を使っていたので、女子がこいつを嫌う理由がなんとなくわかった。

そして、30分後ぐらい学校を出たらEmmanuelleが彼氏と校門にいて、話しかけて来た。
「Thaisちゃん、またトイレで泣いているんだよ?どうしてそんな事するの?あんなにいい子なのに。あれでもいろんな男子に声掛けられているから、いつまでも待ってくれてるとは思わないでね」って言われて、初めて会ったEmmanuelleの彼氏にもうなずかれた。

その日は罪悪感にあったが、家に帰った。

24 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:37:33 (6年前)  0MONA/0人

そして、いよいよFesta Junina祭りの前日に来た。
俺はその日、校内のパーティに参加したんだ。入ったら、Biaっていう子にあった。本名はBeatriz(ベアトリス)、略してBia(ビア)。
Biaは実は、7年生の子で、色白、赤髪、小柄っという子で細身だけどThaisよりは肉付きがよかった、そしてThaisとは雰囲気が本当に似ている子。実は、この子とは最近仲がよくいい感じだった。そして、パーティで俺はその子とキスした。いきなりいった俺にBiaは驚いたが、理解した後キスに応じてくれた。その後は、パーティの暗闇にクラスの隅っこでイチャイチャする俺とBiaが居た。その後、俺は違うパーティに行って、Raquelと会った。Raquelは俺の1学年上(高校1年生)だった子で、実は最近俺に色気を使っていた子。でもRaquelは誰もが知る尻軽だったから、俺は遊び心で相手にした。ちなみに、Raquelは体系普通で、身長も159ぐらいの、やや金髪で、綺麗と思う人もいれば、そんなんでもないと思う人もいた。ブスではなかった。この子はあまり重要ではない。

25 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:44:16 (6年前)  0MONA/0人

そしてFesta Junina当日、俺はやっぱりBiaが気に入ったので、Biaと一緒にいたかった。祭りは朝08時ぐらいから始まり、午後の19時ぐらいまでの予定。バンドの演奏だったり、ミスたちの衣装パレードや、恋愛刑務所っていうゲームもあり、すごく楽しいものがいっぱいある。しかし、今回はこの恋愛刑務所だけを一つ説明する。

ブラジル文化解説 恋愛刑務所
Festa Juninaのゲームの一種であり、祭りの間、店のように経営される屋台の中に1つ空いたスペースが取られる。
誰でもいいが、その店まで行って、1レアル程で逮捕券を買い、祭りの中の誰でもいいが逮捕する人を指定する。店の人がその人までに行って「あなたは逮捕されました」と言って、屋台の空いたスペースに閉じ込める(鍵とかは無く、単にそこに入るだけ)。そして、その人は逮捕された後、そこから出る為には二つの方法しかない。
一つ目は誰かをキスする事。二つ目は指定時間を待つ事(基本は10分ほど)。

この遊びを嫌がる人もいて逮捕されるのを拒否する時とかもあるけど、遊びに入ると下心なくなかなか楽しい。

お前らも、この遊びにどうやって参加するのか、ぜひ考えて楽しんでくれ。

26 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:48:20 (6年前)  0MONA/0人

ちなみに、俺はモテない友達を逮捕して、ポツンと立っているやつを仲間たちで面白がって遊んでいた。
俺が逮捕されてら、近くにいた女友達を呼んで、チュッと唇を触れて出ていた。それぐらい何とも思わない、私たちブラジル人です。はい。

27 :錬金四段教士:2018/01/05 22:51:19 (6年前)  0MONA/0人

トピ主モテモテやんけ!
流石ブラジルだな

28 :ブラジル人一級:2018/01/05 22:56:31 (6年前)  0MONA/0人

>>27
モテるように見えるけど、普通の上ぐらいだけだぞ。
俺は学校で5か6位ぐらいにモテテいた、といっても、単に友達が多く人気があっただけ。誰とでもよく話せたり、毎日楽しかったら、それに引いて来たと思う。だけど、付き合い始めて「やっぱり友だちだけ」っていうのはよく言われた。その分引きずりまくったというのもある。

29 :ぷりんぷりん二級:2018/01/05 23:01:11 (6年前)  0MONA/0人

逮捕されたと思って待ってたのにめちゃくちゃアレな奴が来たら嫌だな…絶望感が……。

30 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:07:30 (6年前)  0MONA/0人

そして、Biaと居たかった俺は、祭り当日彼女と会って話したかったが、午後15時ぐらい彼女が来た。そう、Biaではなく、Thaisが現れた。
この時、Thaisはバカ可愛かったから、言われた通りちょっと後悔していた。で、Thaisの友達からまた言われた。
「あんたね、最後だけ言うよ。でもこれ以上Thaisを泣かせたら私が許さないし、一生口も聞かない。Thaisと一緒にいたいのいたくないの?」
その時、俺はポップコーンを仲間に配らないと行けなかったから「あっちで奴らと話して、戻って来た時に返事出す」といった。
彼女は「本当に?来るの?嘘をついて逃げるんじゃないの?」って言われて、「来るよ、絶対」って言った。ちなみにこの子はブス。
実は、俺もう本当にOKを出しそうだったがやっぱり意地だな。で、仲間のところに行って、ポップコーンあげて、相談したら「もう、付き合えよ。可愛いじゃねえかよ」
って言われて、そうだなって思った。Thaisのちょい隣にいる友達の子に話かけて「いいよ、Thaisと一緒に居るよ」って言った瞬間。。。。

31 :syuribox四段:2018/01/05 23:09:23 (6年前)  0MONA/0人

Thaisちゃんは、なんて読むのだろうか

32 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:12:04 (6年前)  0MONA/0人

>>31
ポルトガル語の発音で行くと「タイシ」になる。
発音てきには「イ」の部分をちょっと高めに言って、「シ」がかすか消えるように言う。

33 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:14:11 (6年前)  0MONA/0人

>>29
詐欺のような事をする人はあまりいなかった。
異性に対しては、お互いいい感じの人にするか、同性の間ではいたずらで逮捕するかぐらいだな。
後は、いたずらで先生を逮捕していたっていう事だ。

34 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:15:27 (6年前)  0MONA/0人

言っとくが、祭りの間は大半がビール飲んでいた。
未成年でも、それに対してんなに厳しくないのがブラジル。先生とも一緒に飲んだりしていた。
そりゃ、良いと思わない人もたくさんいるがね

35 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:21:19 (6年前)  0MONA/0人


それを言った瞬間。。。
Biaが俺の左に表れて、俺の手を握って、目をキラキラさせて、まっすぐ目を見て来た。色目全開。
信じてもらえないと思うが、本当なんだ。ThaisにOKを出した瞬間、1秒以内にBiaが現れたんだぞ。その時、まじで「ドラマかよ」って思った。
俺にとっては一瞬だったが、Biaは俺の行動を遠くで見ていたかもしれないな。
しまった、と思った俺は。Biaに言った「おぅ、お前の事待っていた。ちょっと待ってね」と言った後、Thaisの友人に言った「実はな、俺昨日のパーティBiaといたんだよ。だから、ちょっとあっちでBiaをあしらって行ったら、Thaisのところに戻ってくるから」って言った。ちょっとゲスイな。まあ、ガキだったし、許してください。

36 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:38:20 (6年前)  0MONA/0人

そこで俺はBiaを校内の奥にある噴水のところまで連れていき、話し始めた。最初は、とやかくどうやって追い返そうと思っていたが、Biaはトークがうまい。実に楽しい。楽しく思う中、魅力を感じ始めた。気づいたらな、もう唇が重なっていた。唇が離れ、目を開けたら、またドラマシーンが起きたんだよ。Thaisが泣きながら俺たちの横を通った。実は、「校内の奥にある噴水といっても」トイレへの道だったから、トイレに行く途中俺たちを見たんだなって気づいた。
そこからは、もう何をしても自分が悪いわけだから、それに触れず、ひたすらBiaと祭りを楽しんだ。
そこから異変が起き始めた。全く関係ない女友達が一人一人俺とBiaのところに来て、俺に「お前、完全に選択間違えたな」とか、次の子は「ようやく良い子を選んだね」とか、言われる度に俺は「??」ってなっていた。ブラジルはまぁ、みんながコミュ力強いから、そいう情報は速く流れるんだ。

そして、これは5年後ぐらいにBiaから聞いた話なんだけど、Biaは当時いじめられていた。俺たちに「選択間違えた」って言いに来た子たちがいじめ犯人。「選択当てた」って言いに来た子がいじめから守る子だった。実は、Biaとその子たちはクラスメイトで友達だったが、いじめのせいで別れてそういう事になった。で、気づいてくれたと思うが、BiaとThaisはかなり似ている。両方とも色白、赤髪、小柄、細身だけではなく、二人ともロック好きのロックガールで、キャラが被っていたというのもあり、お互いライバルどおしだったというのはこの時点俺はまだ知らなかった。
上で俺がモテるって言われたけど、この二人からモテたのは俺が単にバンドを持っていたからだ。所詮、ガキの恋愛はそれぐらいで始まるからな。

37 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:42:26 (6年前)  0MONA/0人

そして、キャラがかぶり、ライバルという事もあったので、学校ではBia派とThais派があったんだよ。すげえ事になってしまったな、て当時思ってた。ちなみに、ブラジルにはPittyというロック女性歌手がいて、二人ともあだ名でPittyって呼ばれていたから、それがいやだったみたい。
当時は、すごい優越感を感じていたが、よく考えると元々あった争いに俺が入っただけだから、そんなにすごくはないけどな。

38 :ブラジル人一級:2018/01/05 23:58:21 (6年前)  0MONA/0人

そして、そろそろ祭りが上がる頃、俺は仲間とどっかで飲む約束していたから、Biaと別れて仲間と合流した。校門の前でどこへ行って、何を飲もうかと話していたら、校門から俺のクラスメイトが来て、こう言った。「Biaがな、今違うやつと一緒にいるぞ」って。
この時、まじで血が上がった。その友達には「どこにいるか教えて」って言って、見せてくれた。そして、遠くからBiaと男の子が話しているところを見た。この男の子をDoidoって呼ぶ。今は話に関係ないが、数年後こいつに合うので、そこまで書けたら覚えていてほしい。そしたら、Biaが足のつま先に立ちこいつの唇にチュンとキスしたところを目撃した。友達からは「止めに行けよ」って言われた。が、俺は冷静に「いや、その男に用はないから、消えたらBiaと話す」。って言ったとたん、そいつはすぐに消えた。
Biaのところに行ったら、彼女は椅子の上に立って、身を投げ出すように抱きしめてきたら、俺をそれを避けて、彼女は膝で床に落ちた。落ちた途端、彼女は俺が見ていた事を悟った。そして、起き上がって、椅子に遠い目でただ黙って座った。その様子じゃ何も言えないBiaを見て、俺はただ「分かった」というセリフを捨てて校門で仲間のところに戻った。
と思ったら、また事件。。。

39 :ブラジル人一級:2018/01/06 00:41:05 (6年前)  0MONA/0人


門前に戻ると、Thaisの友達から呼ばれた。
「Thaisがかなり落ち込んで、まったく慰められない。死ぬと言っている。タバコも買って、酒も飲みまくっている」。ブラジルでは未成年であっても、酒やたばこはふつうに手に入る。どこの店でも買える。今は変わっているかもしれないが、当時はそうだった。
俺たち仲間の間では、どんなことがあってもタバコだけはだめっていう認識があった。酒はOK、たばこはNGというのはまあ理解できるようなできないようが。
で、俺がThaisに話に言った。違うだろって。自分を大事にしろとか。この時点で俺が一番説得力無いんだが、まあ聞いてくれたと思う、とにかく落ち着いた。その時、Thaisのとなりには下心丸出しでThaisを慰めている奴がいた。あとで友人からは「あいつを追い返す」って言われた。

そして、俺は帰った。

40 :錬金四段教士:2018/01/06 00:49:09 (6年前)  0MONA/0人

ところでトピ主は今何歳?

41 :ブラジル人一級:2018/01/06 00:54:51 (6年前)  0MONA/0人


週末、起きた事をずっと反省していて引きずったな。
月曜日、学校に戻ったら、休み時間にThaisを読んで話した。もちろん、Biaと何があったのかも言った。やっぱり俺が間違っていたから、許してくれとか。実際の会話は覚えていない。
その日、Biaとは仲がいい俺のクレスメイトから、「Biaが泣いている、後悔している、許してあげて」とか言われた。当然許さなかった。

それから、休み時間はギター友達ではなく、毎日Thaisとその友達と座り会話するようになった。かなり楽しい日々だった。あれからThaisからはもう告白されなくなった。両方の友達からは「お前たちもういい加減付き合えよ」とかからかわれていたけど、特に進歩する気はなかった。彼女はあったと思うが。

そこで、俺たちの間であの遊びが流行った。。。

42 :ブラジル人一級:2018/01/06 00:57:06 (6年前)  0MONA/0人

>>40
今は20代後半。
これは10年以上前の話です。

43 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:01:02 (6年前)  0MONA/0人

ちゃんと見ている人いるんだな、モナくれなくてもありがとう!
最後まで見てくれ。

まだまだ若いけどこうやっていろんな経験があったから人生には色々と学んでいる。人生詰んだ時はいつもこうゆう話を思い出し、明日への道しるべに使っている。

この話を細かくよく覚えているのは、もう数回ぐらい語っているし、当時の手紙とかすべて残しているからだ。

44 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:18:00 (6年前)  0MONA/0人

そのお遊びっていうのはBLCB (Beijo de Língua Chupado na Bocaの略語) もしかしたら名前がちょっと違う

ポルトガル語解説 Beijo de Língua Chupado na Boca
訳すと遊びの名は(舌を使った口へのディープキス)いやらしいよな笑
ルールは簡単。参加人たちは、毎日、体の一部にBLCBという略語を書かないといけない。もし、書いていない状態で相手に「BLCB!」って言われたら、言われた人に指定された人に舌込みのディープキスをしないといけない。なんともけしからん遊び。いまだのガキってこの遊び受け継いでいるかね?

この遊びには俺とThaisだけではなく、俺の仲間、Thaisの女友達全員加わっていた。後は皆さんお分かりでしょうか。。。
この遊びで俺の仲間をThaisの可愛い友達にキスさせたりしていた。BLCBって03回ぐらいThaisに言って、彼女は負けていたが、Thaisが負けるたびにうれしく見えるっていうのは、やっぱり青春だった気がする。俺もうれしかった。で俺もThaisもお互いの友達にハメられ、その遊びでキスした。

おれたちのファーストキスがそれ。やっぱり、ブラジルだってみんなが見ている学校の広場でしたくなく(特にBiaが見るから)、放課後人気の無い学校のとなりでした。いい思い出だ。

45 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:20:52 (6年前)  0MONA/0人

それが俺の初の恋人となったThaisと付き合い始めた話。
ちなみ、初めての彼女ではあるが、初恋の人ではない。
まあ、話は始めたばかりだが、Thaisとの恋物語は修羅場に満ちている。

46 :錬金四段教士:2018/01/06 01:37:12 (6年前)  0MONA/0人

ブラジルの中坊エロ過ぎんな。
性欲真っ盛りの頃にむっちむちの体でそんな事されたら我慢できないだろ。

47 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:45:41 (6年前)  0MONA/0人

>>46
そうそう!それが次の話し!

48 :syuribox四段:2018/01/06 01:48:01 (6年前)  0MONA/0人

PinkMonaに追い出されない程度に頑張って書いてくれにゃん

49 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:48:33 (6年前)  0MONA/0人

>>48
いきなりだがPinkMonaって?(驚き)

50 :錬金四段教士:2018/01/06 01:50:52 (6年前)  0MONA/0人

>>49
PinkMonaでググればわかるけどエロネタメインのaskMonaみたいなサイト
(askMonaとは無関係だけど)

51 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:57:27 (6年前)  0MONA/0人

Thaisと付き合い始めて1か月ぐらい、彼女のいとこ(女)の誕生日パーティに呼ばれた。
そのいとこは同じ学校で勉強していて、毎日一緒に休み時間で話している子だから、俺の知り合いでもあり、呼ばれた。
そこがThaisの両親と初のご対面。

誕生日パーティに着くと俺はThaisたちと会い、気軽に食べて、気軽にビール飲んだ。彼女のお母さんと自己紹介して、お母さんの反応は「あらまぁ」というぐらいだった。相変わらずThaisは可愛く、超ショートの黒ドレスを着ていた。14歳の俺にはとにかく刺激がはげしい姿だったな。
で二人きりになって、椅子が一つしかなかったから、俺は椅子に座り、Thaisは俺の太ももに座った。そして、俺はビールを片手に彼女と話していたら、Thaisのお父さんが来た。。。
迫力がやばかった。お父さんは何の挨拶もせず、暗い顔でThaisを頭の頂点から足の先までThaisを見渡すと「綺麗なドレスだね」っと言った。続いた。
「よろしく、私はThaisのお父さんだ」「初めまして。。。俺です(小声)」
お父さんはThaisに向けて「彼にはもう言ったのか?」Thaisは「まだ」。
僕に向けて「それじゃ、明日うちでシュラスコ(ブラジリアンバーベキュー)するから来い。話があるから」とだけ言って誕生日パーティに消えた。

52 :ブラジル人一級:2018/01/06 01:58:43 (6年前)  0MONA/0人

>>50
あっ、そうですか。忠告ありがとうございます。
大丈夫です、あくまでもエロがメインの話じゃないので。

53 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:12:32 (6年前)  0MONA/0人

そして、翌日、俺は馬鹿緊張しながらThaisの家に出向いた。
俺の家から歩いて約5分ぐらいだったから近かった。着いたら、Thaisの親父(以降T父)の友人家族がいて色々とにぎわっていた。
Thaisは「肉が焼くまで時間がかかるから一緒にThe Texas Chain Saw Massacreを見よう」とDVDを入れた。だがな、Thais、彼女の父親に何を言われるか分からなく、緊張している男の子にホラー映画を見せるのはひどいじゃないのか?

で、映画も終わって、がっつり肉を食べ終えた後、俺はソファーに座って、T父から呼ばれるのをずううううううと待ったが、結局何の話もされなかった。そして、Thais、ここはお前の家だが、ソファーでイチャイチャするのはやめてくれ。緊張しているんだ。

54 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:20:34 (6年前)  0MONA/0人

T父からは、「友人の空いてをしていたからお前と話しができなかった。次にしよう」と言われた。で、その次というのが、Thais一家が親戚がリゾート島にある別荘でカーニバルの休日を過ごす時に俺が呼ばれた。その時にT父に交際の事について言われた。
「俺は反対だ。Thaisはまだ12歳でお前は14歳だろ?若すぎる。Thaisはついこの前まで人形で遊んでいた子だ。だが、Thaisが決めた事だし、今回だけは許してやろう。しかし、これだけは守れ。セックスはだめだ。絶対にしてはいけない。これはThaisにも言っている。いいな?以上」
みたいな話だった。

55 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:26:03 (6年前)  0MONA/0人

信じられないかもしれないが、俺はこう見えてもすごく真面目だ。今でも。
実は学校で成績もよかったし、クラスのトップ候補でもあった。何が言いたいのかというと、俺は真面目だからT父のその指示は順守するつもりでいた。実は、彼女自身から何回も関係をせがまれていたけど、俺は「お父さんが許さない」という事で断っていた。それはもう5回ぐらい断っていた。

56 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:34:31 (6年前)  0MONA/0人

そして、事件は起きた。
俺とThaisはブラジルでよく言う「ドア恋人」っていう付き合いだった。

ポルトガル語解説 ドア恋人
恋人たちが自分の家の門でイチャイチャするという表現から来ている。イメージとしては、男の子が女の子の家まで行くけど、女の子は出かけてはいけない、そして男の子は家に上がる事が許されない。で仕方なく、家の前で会話したり、キスしたりする。だが忠告する、長居はしないほうがいい。どうしてかというと、女の子が親に怒られて、その後一切合わせてくれないという件もあるから、タイミングよく会って、帰るのが最善。

今日は昔と比べて治安が悪くなっているから、このドア恋人現象を見るのは珍しい。

57 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:44:38 (6年前)  0MONA/0人

で、俺とThaisがドア恋をしている時にアイスを食べたくて、お母さんに頼んだら許可をもらったので行った。
普通に楽しんで、帰ったら、家に誰もいない。しかも鍵が掛かっていた。これからどうしようと、困っていたら俺が人生でトップレベルのバカな発言をした。
「飲もうか?」。しかも、その変で飲んだり、下手をしたら彼女の親にばれるので、俺の家で飲む事にした。
そして、家で飲んだら当然Thaisが変な気を起こし始めてせがまれた。耐えに耐え切れず、やってしまったんだ。俺とThaisはその時お互いが初めての相手となった。

58 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:46:46 (6年前)  0MONA/0人

あ、前置きで言い忘れたが、俺の両親は当時、日本に出稼ぎに行っていたから、俺は14歳でほぼ一人暮らし。姉とだけ暮らしていたが、姉はバイトと大学2つに通っていた為、夜は遅い。姉は当時18歳。俺の姉の超人さは違う話で聞いてくれたらうれしい。ちなみに、ハーフ美人でかなり優しい。自慢の姉なんだ。

59 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:47:54 (6年前)  0MONA/0人

家事はメイドのおばさんがしてくれていたから、家の事は大丈夫だった。

60 :ブラジル人一級:2018/01/06 02:55:27 (6年前)  0MONA/0人

まぁ、やったと言っても、Thaisは痛かったからすぐ辞めただけであっけなく終わった。でも俺たちは愛し合っていたからかなりうれしかった。
で、彼女も帰らないといけなかったので、起きて服を着たら彼女がベッドにぐったり。変に思って彼女に近づいたら初めて知った事があった。
女は酒に弱い。彼女はべろんべろんだった。起き上がる事すらできない。しかも、買ったワインを見てもそんなに飲んでいない。彼女はコップ一つすら飲んでいなく、俺はそれ以上飲んだし、俺は全然酔っていない。かなりおかしいと思った。
が、それどころじゃなく、まじ焦った。彼女を家返したところでこれをどう説明するか全くわからない。俺はただちに彼女をシャワーに浴びさせ、覚めるようにしたが全く。。。コーヒーも飲ませたが、全く。。。俺あの時かなり詰んでいた。

61 :ブラジル人一級:2018/01/06 03:00:40 (6年前)  0MONA/0人

で、彼女を立たせ、「歩ける?」と聞いて「歩ける」と答えたから。帰す事になったが、全く歩けない。。。
彼女は半分歩いて、半分俺が抱えている状態で家に帰した。俺たちが住んでいた住宅街はなかなかにぎやかだったから、かなり噂されたと思う。

後で聞いた話だと思うけど、女性って処女をなくした時は飲んじゃいけないとか言われた気がする。

62 :ブラジル人一級:2018/01/06 03:03:17 (6年前)  0MONA/0人

そして、次の日、彼女は学校へ行かなかった。。。
Thaisのいとこから聞いたら、あの後、親にすべてばれて、かなり叱られて、T父からかなりの体罰を受けたらしい。
これが、まじで初恋人のかなりの初修羅場だった。

63 :名無し五段:2018/01/06 03:21:22 (6年前)  0MONA/0人

甘酸っぱいな。シュラスコの焼きパイナップルぐらい甘酸っぱい!
イキがってるくせに親の目もすごい気になる年頃の恋ってかけがえのないもどかしさがあるよな

日本でシュラスコっていうと鉈と金串持ったお兄ちゃんがそぎ落として皿に落としてくれるオーダービュッフェスタイルのお店がほとんどなんだけどホームパーティだとどんな感じなんだろう?
「パパさん僕にも胸肉いただけますか? 早くしないとあなたの娘のおっぱいのほうを食べちゃいそうなんで ハッハッハ!……いえなんでもありません、サラダ食べてます。妹さんの豆サラダおいしいです いや、違う、そういう意味じゃない」とか下ネタが許される世界なんだろうか

64 :ブラジル人一級:2018/01/06 03:43:24 (6年前)  0MONA/0人

>>63
うまい事言いますね!
でもな。。。今過去に戻ったら、Thaisをもっと大事にしていたな。でも、言った通り、俺はほぼ一人暮らしで、お手本だったり相談できる大人はあまりいなかったから、結構雑に生きていた。

下ネタは仲間としか言えなかったな。下ネタはあまる程ある国なのに、評価が落ちるだけで、上がる事はないっていう不思議だが納得いく事がある。そして、それをT父に言っていたら必ず僕がシュラスコの具になっていましたね。

それと、シュラスコに関しては、世界で普及しているのはブラジルの南地方のシュラスコだから、ホームパーティではあまりああいうのは出ないんですよ。
ブラジル全国のシュラスコの概念としては、肉を石炭で焼く、だけですから、どの肉を石炭で焼いてもシュラスコになります。普段は鉄網の上で肉やウィンナーを焼きます。内蔵系はあまりないですね。

65 :ブラジル人一級:2018/01/06 03:45:15 (6年前)  0MONA/0人


Thaisと連絡なく、何日後かに彼女が学校へ来た。彼女が体育をしている時に、トイレへ行くと言って教室出て体育館で会いに行った。体育着だった彼女は足が見えていた。Thaisはあざだらけ。自分は大丈夫だよ、って言いつけるように笑顔で接してくる彼女を見て俺は自分が本当に情けなかった。
「親からは絶対会ってはダメって言われている。会わないって言っても、学校に来たらいつでも会えるし大丈夫。学校を変えるって(親が)言ってたけど、本当に変わるかわからない。」とか言っていた。
この時、俺は彼女に迷惑をかけるなら、交際をやめたほうがいいのではと考え始めたが、開き直って逆に、いや俺が守らなくて誰が守る?っていう頭になった。

今考えたら、「誰から守るんだよ?」って自分を突っ込みたくなるけどな笑。よく思い返すと、やっぱり未熟っていうのは自分では分かりにくいんだよな。
今でも思うのは、「あの時自分が自分を未熟だと見切れなかったみたいに、今はどうやって自分が未熟だと見極めるのか?」という事をよく考える。
みんなも参考にしてくれ。

66 :ブラジル人一級:2018/01/06 04:06:10 (6年前)  0MONA/0人

で、俺はT父に呼び出された。T父が経営するネットカフェ&DVDレンタルショップに夜来いっていう呼び出しだった。
言われた事の内容はあまり覚えていないけど、怒られたのは確実。これだけは覚えている。
「俺が若いころにはセックス、ドラッグ、ロッケンロールというスローガンがあって、俺はその三つに触れてしまった過去がある。お前らはもう既にロックが好きで、セックスをしている、次はドラッグになるのか?」という何とも言い返せない事を言われたのが今でも忘れられない。そして「お前はこれ以上Thaisと続けたいか?」って聞かれて、俺は「はい」と答えた。正しい返事をしたのかはわからないが、俺はThaisを愛していた。T父はあまり嬉しそうではなかったな。

あくまでも自分の道を決めている若者の邪魔はしないという方針だと、現在俺は思う。多分俺もそうしていた。
今になって思うが、T父って親が全く不在の俺に説教してくれた事は、実はかなり親切だったと思っている。他の人だったら、ひどい事言われたり、殴られたり、かなりの仕打ちを受けていたと思う。

67 :ブラジル人一級:2018/01/06 04:08:55 (6年前)  0MONA/0人

特に、「俺の娘を酔わせて犯した!」と思われても仕方ない状況だったし。
本当は、関係を拒否する僕に酒をいれて、弱みに付け込んで俺を犯したっていうのに。。。

68 :ブラジル人一級:2018/01/06 04:13:57 (6年前)  0MONA/0人

で、T父とお話が終わった後、店の隣にあるパブでCoxinhaとコーラをおごってもらった。

ここで、ブラジル食文化解説 Coxinha
Coxinhaとは、鶏がらスープと小麦粉で作った生地で鶏肉を囲み、油で揚げた料理の事。Google探したらあるぞ。
一旦大して事ないと思えるが、これはかなりうまい!ブラジルに来たらぜひ食べな!ブラジルのどこにでもあるから。

69 :ブラジル人一級:2018/01/06 04:15:25 (6年前)  0MONA/0人

ちなみに、最近ブラジルの食文化に関する動画をYoutubeにアップする可能性があるから、ぜひ見に来いよお前ら!

70 :ブラジル人一級:2018/01/06 04:29:19 (6年前)  0.124MONA/2人

今は仕事で手離せないから、また今度続きするぜ!

71 :ずがーん五段錬士:2018/01/06 05:00:25 (6年前)  0MONA/0人

ブラジル人で名前が未来人だから釣りかと思って読み進めたらめっちゃブラジルしててワロタ

72 :syuribox四段:2018/01/06 05:13:31 (6年前)  0MONA/0人

確かに未来検索ブラジルのこと知ってると少し警戒するかもしれない

73 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:21:38 (6年前)  0MONA/0人

おぅ、一旦暇が入ったから、戻った。
このスレが飛んで、モナも多くもらえたら、俺が学校の広場で仲間たちとギターを弾いている写真をいざUPする!しかし、その写真には登場人物の女の子たちはいないが。

74 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:23:57 (6年前)  0MONA/0人

後、Biaの後日談もあるから期待してもいいぞ

75 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:31:47 (6年前)  0MONA/0人

他には、Thaisとの交際で色々と困る事があった。それは、Thaisがモテすぎるからなんだ。
前も言ったように、彼女は小柄、白肌、赤髪、細身だけではなく、男が「守りたい」モードに入る童顔を持っている。でThaisと俺のセックス事件は学校中に響いてた。彼女もあざだらけの体で登校したからしょうがないからな。そして、俺もどうしてかわからないけど、男はあの年ごろになると女の子が処女じゃない→やれる、っていう思考になってしまう。
それともこう考えてしまったのって俺だけか?

76 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:34:31 (6年前)  0MONA/0人

それで、Thaisの方には声掛ける男が来るわ、ラブレターを送るやつが出るわ、根拠の無い悪い噂を流すやつがいるわで、感情の揺さぶりがはげしい交際を続けていた。
しかし、今回は彼女の事をずっと嫉妬深く見ていた彼女の親友(女)の話をする。

77 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:39:37 (6年前)  0MONA/0人

>>72
おぅ、今Googleに未来検索ブラジルっていうのを入れたら、会社の名前が出た。面白いな、知らなかった

78 :ブラジル人一級:2018/01/06 05:40:48 (6年前)  0MONA/0人

この親友の子はFesta Juninaの時彼女の隣で俺とやり取りしていたAdrielleという子。特徴ブス。性格ブス。
この子は最初、Thaisと俺の交際を押していたが、いざ付き合い始めると変になり始めた。Thaisを俺から遠ざけたりするような真似したり、俺がThaisと会いたいときは「今Thaisは私と取組中だからダメ!」とか割ってきたり、他にいくつかおかしい事をしていたけどあまり覚えていない。とにかく、俺はAdrielleを嫌いになった。Thaisに嫉妬している事が見えなくはなかった。が、俺は当時違和感だけ感じて、それが嫉妬だったというのは大人になってから理解した。

そして、Adrielleは男の話をし始めた。相談に見せかけ、あえてThaisが悪く見えるように話しを振ってきた時もある。例えば、「ある男の子がThaisに興味があって、電話番号を聞いたら、Thaisはそれを教えた。自分は指摘したけど、彼女はちょっと悩んでいた。私どうする?」とか。

79 :しのは四段錬士:2018/01/06 09:45:23 (6年前)  0MONA/0人

深夜更新すごいなと思ったけど、そういえば地球の反対側だった

80 :ブラジル人一級:2018/01/07 09:21:49 (6年前)  0MONA/0人

お前ら、いきなり止まって悪いな。
事実は書き溜めているが、違うPCに入れちまって、月曜日にしかアクセスできない。
週末が明けたらまた続きを書き込む!

81 :名無し一級:2018/01/07 13:23:54 (6年前)  0MONA/0人

宜しくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ

82 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:18:31 (6年前)  0MONA/0人

そしてある日、ドア恋をしていたら、知人が通って(Adrielleの男友達)話しかけて来た。こいつは黒人でありならがも、ちびだったから黒チビと呼ぶ。始めは他愛もない雑談をしていたら、こいつの顔色が少しずつ変わりながら、こいつはこういう事を言い始めた。

「Thais、お前は罪深い女の子だな。俺さんはこんなにいい奴なのに」

俺はThaisの方を見たら、彼女はかなり驚いていた、そしてこいつに「あんた何言ってんの?」と返した。そして黒チビは「いろんな事を知り始めたんだ。俺さんには全く申し訳ない事を。俺さんがかわいそうです」とかそういう事を何回か言ったが、こいつはもったいぶって、結局は何なのか言わなかった。言わなかったが、俺はAdrielleから聞いた「連絡先を渡した奴」の事がどうも頭から離れなかった。

83 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:18:57 (6年前)  0MONA/0人

Thaisと黒チビがそういうやり取りをしていたら、「もういい加減帰れ」っていう事で奴は去っていった。俺は、いきなりの事でかなりショックを受け、この日はThaisを信じれなかった。俺は何も言わず、家に帰った。「お願い信じて!」って言うThaisの声が後ろから聞こえながらな。

84 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:19:13 (6年前)  0MONA/0人

2日ぐらいして、俺はThaisとは口を利かず、ただただ彼女を避けていた。が、彼女から「大変な事が起きた。いい加減に話を聞いて」っていう事で応じた。Thaisからは以下の報告があった。

後日、黒チビがThaisの家を訪ね、謝罪をして来た事。実は、Thaisの事が好きで嘘をついてしまった事。それに関してはもう予想していた。だが、やつはすごい事を報告して来た。

85 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:19:26 (6年前)  0MONA/0人

実は、ドア恋をしている俺たちの前へ現れる前、黒チビはAdrielleのところで自分の気持ちに関して相談していた。で、彼がやった事は、実はAdrielleが「彼らの関係をつぶすように」と提案して来たという事だった。

そして、俺は前Adrielleから聞いた話を覚え、Thaisに聞いた。「そういえば、Adrielleから、お前がある男に言い寄られ、お前が連絡先を渡したって聞いたが、それは本当か?」。事実を聞いたら、どうやら言い寄った奴は本当にいた。しかし、Thaisはそれを断っていたらしく、彼女の電話番号をそいつに教えたのはAdrielle本人だった。

86 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:19:59 (6年前)  0MONA/0人

そこで、事の黒幕がAdrielleだったというのが判明して、俺たちはその子と絶縁した。学校では、もともと人気者のThaisの親友っていうだけで相手にされていたAdrielleも孤立し始めた。他の子たちからは、「実はAdrielleがそういう子だったという違和感を感じていたが、確証がなかったから何も言わなかった」らしい。女の勘はすごいと思った。
その後、AdrielleがThaisの悪い噂を流しているとか話があったが、俺とThaisは友達が多く、ちゃんと団結したグループがあったので、痛くも痒くもなかった。

そして、黒チビとはあれ以来一度も会っていない。

87 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:33:58 (6年前)  0MONA/0人


話しが逸れるが、Thaisと付き合ってから、彼女から俺に一つ教えてくれた事がある。それは彼女の幼い時からの夢。T父はLed Zeppelinの熱愛ファンで、彼女は小さい頃からよく聞かされていた。そして、Thaisの夢ってのが「いつか、Led ZeppelinのStairway to Heavenを弾いてくれた男と結婚する」。Festa Juninaの頃、俺が何も知らないでStairway to Heavenを弾いた頃から俺との運命を感じていたみたいだった。

俺はそれを聞いて、家に帰った後、即ギターを練習した!面白いよな。Guitar Proっという練習用ソフトで、Stairway to Heavenをダウンして、一晩中練習した。気がついたら朝で、学校を休もうかなと思っていたが、Thaisに会いたかったから授業に行った。

ちなみに、ブラジルでは学校に行かなかったら、親に電話するとかそういう事はあまりない。する先生はいるが、それは珍しいほう。まあ、したところで話す親がいないのが俺だったけどな。

そこから、俺はギターを猛練習して、プロレベルになったとは言えないが、まじでプロに近い能力になったと言い切れる。今は弾く暇とかないから、腕がかなりさびているけどな。知る人は知るが、Stairway to Heavenのギターソロはかなり有名。暇があったら、探して聞いてくれ!ライブ版のほうをおすすめする。

88 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:48:17 (6年前)  0MONA/0人

話しに戻る。俺とThaisの恋人関係は読んだら綺麗に見えるかもしれないが、実はそんなんでもなかった。俺に言い寄る女の子はいない訳ではないが、彼女はモテモテで、俺はそれにずっとイライラしていた。けんかは平均週に1回ほどしていた。

実は、Adrielle並みに俺たちの関係を壊そうと思う人が他にもいたんだ。いくつか覚えているが、一つ一つ書き込むときりが無い。俺はばかで、そういう奴らの話に耳を傾けられずにはいられなかった(日本語がおかしかったら、指摘お願いいたします。)。

で、ある日、(経歴を覚えていないが)浮気された疑いで、Thaisに問い詰めても証拠も何も出なかったので、別れた。浮気された確証はなかったが、こういう頻繁にけんかする関係はもう恋愛として終わっていると考え始め、別れを決意した。

89 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:50:01 (6年前)  0MONA/0人

俺は当時もう15歳になっていた。

90 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:51:32 (6年前)  0MONA/0人

学年は08年生ではなく、もう高校1年生。受験はあたまに無かった。

91 :ブラジル人一級:2018/01/08 20:59:54 (6年前)  0MONA/0人

今更だが、俺はBiaを話しに呼んだ。呼んだっというよりも、当時ブラジルで有名だったSNSのORKUTで申請を出しただけ。それにOKした途端、Biaは俺に1年前のFesta Juninaの事件で俺に謝罪をし始めた。俺はもうすでに気にしていなかったから、許してあげた。

しかし、俺からも謝罪をしないといけなかった事がある。実は、Biaは1年前からあの事をずっと引きずっているというのを俺はこの間ずっと知っていた。それは、俺のクラスメイトの女友達がBiaと仲がいいからずっと言われていた。それだけではなく、Biaは自傷行為をしていた。カッターを取って、自分の腕に俺の名前を書いていた。クラスメイトからは「Thaisと付き合っているから別によりを戻さなくてもいいけど、Biaの事は無視しないでちゃんと向き合って」と言われていた。

その「ちゃんと向き合わなかった事」をBIAに謝らなければいけない、と思って、Orkutで申請をした。

それが、前のレスで言った「Biaの後日談」

92 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:18:03 (6年前)  0MONA/0人

で、MSNのチャットで一旦Biaと話し、お互いすっきり謝罪したところで、Biaと直接会う事になった。まあ、会うと言っても、学校に行き、授業が始まる前にちょこっと挨拶しようていう約束。

授業は07:30時に始まり、俺は07:20に学校の広場へ行き、Biaを探した。見つけて、近づいて「よぅ」と言おうとした途端、いきなりチューされた。「あ、そうか、俺鈍いな」って思った。ちょっと笑い、後でまた会おう、と言ったらそれぞれクラスに行った。

俺はThaisと別れたばかりなのに。。。という罪悪感、と新しい彼女ができるのでは?というワクワク感でかなり混乱していた。その日、休み時間はBiaと二人っきりになった。Thaisにも見られた。が、今回はThaisは泣かなかった。

93 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:18:14 (6年前)  0MONA/0人

Biaと1か月程、恋人未満の交際をしていたが、その後、正式に「付き合ってください」と言って、Biaは俺の人生二人目の恋人となった。

94 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:20:29 (6年前)  0.0004649MONA/1人

前もって言っとくが、俺は14歳から18歳の間、06人の恋人を持った。このトピックではそれを全部語るつもりでいる。ので、長くなると思うが、時々見に来てくれ!

95 :名無し一級:2018/01/08 21:31:01 (6年前)  0MONA/0人

よろしくおねがいします。

96 :錬金四段教士:2018/01/08 21:35:09 (6年前)  0MONA/0人

しかしそこまで早熟だとブラジルでもてないというのは日本以上に悲惨な事になりそうだな。

97 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:50:52 (6年前)  0MONA/0人

>>96
童貞卒業しろ!っていうプレッシャーは半端ないですよ!

98 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:51:29 (6年前)  0MONA/0人

これは俺の人生二人目の恋人Biaの物語だが、Thaisがかなり絡む。

Biaとは付き合っていたが、Thaisとは別れても縁を切っていなく、友達として接していた。Thaisは無理に笑顔を作ったり、Biaと付き合っている事を気にしない風を装っているのが見え見えだった。が、俺は何もしなかった。この時、俺の日系の女友達からも「服を変えるみたいに、恋人を変えるなよ!」って怒られた。

ちなみに、この女友達は日本語がわかり、現在日本にいる。

99 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:52:35 (6年前)  0MONA/0人

俺はBiaと仲良くしていたが、ご覧いただける通り、Thaisの事を引きずっていた。Biaは好きだったし、イチャイチャもしていたり、Biaの家族とも会っていたが、正直なんか愛情が足りなかった。彼女といる間は、Thaisの事を忘れていたが、Thaisと付き合っていた時ほど楽しくなかった。

100 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:52:51 (6年前)  0MONA/0人

そして、ある日、Biaの親戚で誕生日パーティがあり、俺はそれに呼ばれた。

言っとくが、誕生日パーティっていうのはブラジルでよくあり、友達多ければ毎週のようにあるイベント。(お金が無くても)単純なケーキだけでも作って、友達呼ぼう、みたいなパーティだが。

そのパーティについたら、Biaは違うやつの話しをよくしていた。それは、彼女のいとこ(女)の友達みたいだった。最初は「仲いいんだな」って思い始めたが、さすがにおかしくなり始め、彼女に問い詰めた。Biaは「友達だけなのに」って言って泣き始めた。しかし、Biaのいとこ(女、以降Franceと呼ぶ)、は彼女を指摘した。

「あんたが悪いでしょ、彼氏がいるのに普通そうやって違う男の話を何回もする?」

101 :ブラジル人一級:2018/01/08 21:55:07 (6年前)  0MONA/0人

実は、このFranceは俺の女友達だから、俺の事もよく考えてくれていた。Franceとは全く違う所で知り合って、たまたまBiaのいとこであると発覚。Franceは女子大生。そう、20過ぎのお姉さんであり、俺を可愛がってくれていた。実は、FranceとはThaisと付き合っている頃から知り合いだった。Biaと付き合う前、Franceからは「あの子が悪いけど、よろしくね」とも言われていた。

話が逸れるが、Franceはお姉さんといえど、俺の憧れだった。すごく綺麗な人。知り合ったのは、俺が学校でセッションをする為に友達と集まっている時、Franceがギターを持っている俺に近づいて、「NirvanaのSmells Like Teen Spirit弾ける?」って聞いてきた。弾いたら「すごい!」と言って、「自分は練習してるけど弾けない」らしい。そこから知り合った。俺の学校は当時大学も経営し始めて、Franceはその学生だった。

Franceとは仲がよくなり、いろんなところに遊びに連れていかれたり、いろんな姉さんとも会う事が出来て楽しかった。美人で、異性としては見ていたが、同性にしか興味なかったFrance姉さんでした。本篇とは関係ない話しですみません。

102 :ブラジル人一級:2018/01/08 22:16:11 (6年前)  0MONA/0人

そして、Franceから後で聞いた話だが、Biaは俺と付き合う前にその男といい感じだったみたいらしい。二人の間に何かあったかは知らない

103 :ブラジル人一級:2018/01/08 22:17:10 (6年前)  0MONA/0人

その後は、俺はBiaのいとこ(女)のデビュタントパーティ(Festa de debutante)に呼ばれた。

ここでブラジル文化解説 Debutante デビュタント

ブラジルでは女性が15歳を迎える誕生日にデビュタントパーティをする。分かりやすく説明する為に、Wikipediaに入れたが、フランスの物が出てきて、しかも18歳から20歳と書かれていた。まあ、ブラジルでは女の子が15歳になる時、今後から女の子ではなく女性である、という意味でその儀式みたいなパーティ。親はパーティハウスを貸し切って、高いビュッフェを雇い、親戚や女の子の友達を呼ぶ。15歳を迎える女性は綺麗なロングドレスを着て、セレモニーと親のスピーチの後、お父さんに続いて、親戚の男性たち、希望の招待者とワルツを踊る。

そして、このデビュタントパーティは、俺らの年ごろになるとこのイベントが頻繁にあった。かなり出会いの場であり、ただで飲んだり、食ったりできたりするから、どんな事があっても出席する!っていう感じだった。

ブラジルの多くの女の子たちは、結婚の次に夢を持つイベントではある。しかし、近頃はデビュタントパーティをするには高くなってきて、それに使うであろうお金で親は娘たちに海外旅行をさせているというのが流行っている。

解説終了

104 :ブラジル人一級:2018/01/08 22:22:15 (6年前)  0MONA/0人

そして、俺はこのパーティでBiaの綺麗ないとこたちに囲まれて楽しんでいたら、別れ話をされた。俺はたったの3,4か月の交際で振られた。理由は「昔のように異性として見られない」だったり「友達である気分」と言われた。

105 :ブラジル人一級:2018/01/08 22:48:05 (6年前)  0MONA/0人

そんな理由だけじゃ納得できないから、Biaを問い詰めた。そしたら、前のけんかの事を言われた。男友達の話をしていたら、俺が嫉妬でけんかし始めたとか(俺はこの認識に違和感を感じたが)。そして、一つ言われて何とも言い返せなかった事があった。それは、先日、Thaisと起きたものである。

106 :ブラジル人一級:2018/01/08 22:49:23 (6年前)  0MONA/0人

つい前、俺とBiaのSNSにあるやつが申請してきた。「誰?」って聞いたら、「Thaisの新しい彼氏です」って言われて驚いている中、そいつは話を続いた。

「実は、今Thaisと一緒(交際の事)にいるんだが、彼女はまだ俺さんの事を引きずっている。でも、僕はThaisを幸せにしたく、俺さんの事を忘れさせたいので相談したい。彼女の好きなものや、なんか彼女の心にピンとくるようなヒントやコツとかあったら、教えてくれ。」みたいな内容だった。

107 :ブラジル人一級:2018/01/08 23:01:44 (6年前)  0MONA/0人

こいつはおかしいやつだな(こんな発想するやついないだろ)、と考えていたが、一方ヤキモチを焼いていた。Biaはそれに気づいていたのかもしれない。

しかも、これでもかっていう二度目の出来事があった。それは、ThaisがBiaに近づき始めた事だ。始まりはOrkutで友達申請、そしてMSNのチャットで会話、後は学校でも話すようになった。ThaisはBiaに「俺君との付き合い応援している」とか「新しい彼氏ができた」とか、そういうものを言っていた。Biaは「そうね、私たちあまり理由が無いのに対立していて、ばかのような事していたから、友達になろうね」みたいな対応をしていた。

108 :ブラジル人一級:2018/01/08 23:07:07 (6年前)  0MONA/0人

でも俺だけは、「いや、Bia、気をつけろ、何か裏がある」とか言っていた。で彼女は「まあ、別に裏があったとしてもいいでしょ。私たち別れないでしょ」とか言っていた。しかし、俺は何かとイラついていた。そして、スルーできるような余裕が無く、正直言って器が小さかった。落ちつけなかったので探り始めた。

俺は何日かそいつ(Thaisの彼氏)と話したり、他の人たちに聞いたりして、情報収集をしていた。そして、まとまりがついた。まず、そいつのSNSやチャットに写真UPされていなかったり、そいつを見た事がある人は誰一人いない(本当に実在する人物なのか?)。Thaisとそのいわゆる彼氏は一回ともSNSやチャットに同時アクセスしていない。つまり、一人がオンの時、もう一人はいつもオフ。そして、チャットでの書き方、つまり語尾とか全く一緒。

109 :ブラジル人一級:2018/01/08 23:18:33 (6年前)  0MONA/0人

俺が出した結論は、Thaisに彼氏なんていなく、Thaisはそれを演じているだけ。つまり、彼氏を名乗る者は彼女本人だった。

それをBiaに報告したら、Biaは「あ、そうだね笑、面白い」とだけ。そして、Biaの目の前で(同じパソコン)、ネット越しでThaisおよびその彼氏を問い詰めた。否定されたが、その彼氏とやらはそれ以来一回もログインしなかった。

110 :ブラジル人一級:2018/01/08 23:28:57 (6年前)  0MONA/0人

どうしてこの話をしているのかというと、Biaはその時から俺と別れる決意をしたと、別れる時に言ってくれた。そこまで元彼女の探る彼氏を見ながら、何にも思っていない自分を見て「あ、好きじゃないんだな」って気づいたらしい。

111 :DJ Jazzyな夜三段教士:2018/01/08 23:48:50 (6年前)  0MONA/0人

すげー、小説出版出来そうやん(*^^*)

112 :ブラジル人一級:2018/01/09 00:21:26 (6年前)  0MONA/0人

>>111
そうだな、全部終わったら、もっと細かく書いて出版する可能性を考えてみよう。日本向けへ。
こっちで出版してもあまり面白くなさそうだし

113 :ブラジル人一級:2018/01/09 00:58:02 (6年前)  0MONA/0人

俺は崖からつき下ろされたみたいでかなり落ち込んだ。自分に魅力がなくなったていうのは紛れもない事実。今までの優越感がさっぱりむなしさに変わった。いつでも彼女が作れるみたいで、モテモテだと思い上がっていた自分が恥ずかしくなった。実はいやな奴だったのかもしれない、と正直に反省した。Thaisと付き合っている時を思いなおし、実は俺にも非があった事を色々と考え直した。

114 :ブラジル人一級:2018/01/09 00:58:14 (6年前)  0MONA/0人

そこから俺はいろんな女の子と知り合ったり、一緒になったりした。数えきれない程ではないが、少なくもないが、大して面白い話があるわけでもない。告白されたり、片思いされたり、やったりした。しかし、俺はいつでもThaisの事が頭にあり、胸がいつも痛かった。モヤモヤがかなりひどかった。飲んだりして、NGだったタバコも始めた。

115 :ブラジル人一級:2018/01/09 01:13:07 (6年前)  0MONA/0人

その中、ある人に大変申し訳ない事をした。それを今語る。ある日、学校を変えた俺の仲間から、ある子の話しをされた。金髪白人、スレンダーで背が高い、胸はふつうだが、お尻が丸くて綺麗っていう子がその新しい学校でクラスメイトだっていう話題を奴らはしていた。誰もが振り向く美女だったそうだ。それで、その子の名前が言われた途端、俺はピンと来た。その子の名はMONA。

モナコインではない。偶然にしては偶然すぎるみたいだが、違うんだ。彼女の本名はMonayara「モナヤラ」でモナというあだ名がついた子。実はこの子、数年前に俺宛てへラブレターを送ってきた子だった。彼女とは、俺が4年生でMonaが5年生だったとき、鬼ごっこで遊んでいた。同じ学校であった。俺の当時のクラスメイトがMonaの近所に住んでいて幼馴染だった。俺が4年生だった頃、ブラジルに帰国していたばかりで日本にずっと住んでいた為、金髪の白人というのを初めて見た。幼い俺の心に「美しい」という言葉が自然と出た。

116 :ブラジル人一級:2018/01/09 01:57:34 (6年前)  0MONA/0人

でも、ブラジルに慣り始めると、自然と他の子も可愛く見えていたので、Monaはそんなに可愛くないと思い始めた。実際、俺のブラジル側の家族は緑眼の金髪白人のお姉さんとかもいたから、そんなに珍しくなくなった。

117 :ブラジル人一級:2018/01/09 01:57:43 (6年前)  0MONA/0人

で、俺が7年生の時、Monaからラブレターが来た。この時、俺は朝学校通っており、Monaは午後の授業を受けていたから、もう2年ぐらい会っていなかった。そのラブレターは今日まで持っている。約束の画像UPでいつか見せる(ポルトガル語だけどな)。Monaはこう言う。

「鬼ごっこをしている時からずっと好きでした。そして、私の幼馴染(俺のクラスメイトだった奴)からは、俺君が私の事を可愛いと思っていると聞いた。今日も俺君は私の事を可愛いと思ってくれているかな?私は俺君の事ずっと好きだったけど、恥ずかしくて話せなかった。好きで、俺君が家に帰るところを付いていて、家まで見た事がある。電話もいっぱいかけたけど、一回も話せなかった」とか書いていた。ブラジルではストーカーっていう概念が薄いから、単に恋する乙女っていう風に読んでいた。そして、他にもこう書いていた。

118 :ブラジル人一級:2018/01/09 01:57:57 (6年前)  0MONA/0人

「もしできたら、午後の頃学校へ来てください。恥ずかしくて、話ができないと思いますが、せめて遠くで見させてください。。。」と最後書かれていた。

119 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:00:57 (6年前)  0MONA/0人

これは、7年生の時に起きた事。Thaisと知り合って、初の恋人ができる1年前。当然手紙をもらった事はうれしかった。しかし、俺にはもう既に好きな人がいた。それは親友のDiellenちゃん。Diellenの話しはしない。Monaの続きをする。

それで、俺は手紙を読んでうれしかったものの「遠くで見られるだけの為に学校へいく?はぁ、めんどくさいなぁ」と思っていた。ある日、学校の近くでMonaと共通の知人に会ったらこいつが「お前の事好きだから見にいってやれよ」と言われた。正直なんでこいつそこまで知ってんのか?って思ったが口に出さなかった。まあ、そのうち行くよって思ったが一回も行かなかった。

120 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:02:46 (6年前)  0MONA/0人

俺視点での過去だから、Mona視点からだともっとあったかもしれない。

121 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:04:24 (6年前)  0MONA/0人

これが俺とMonayaraとの過去。そして、数年後、俺は高校1年生。Monaの話題が現れた。俺はその過去を仲間に言うと「まじか!?」って言われるが、半分は疑われていた。でも俺の記憶では、Monaは綺麗であるが、仲間がいうようにとびっきりの美人ではなかった。俺も半信半疑で、本当に同一人物なのか迷っていた。しかし、Monayaraなんて名前絶対他にない。それくらい珍しい名前だ。

だから、仲間と話して協力してくれた。仲間の一人は、クラスの日系女の子と付き合っていて、その子がMonaと話す事になった。授業中、紙に書いてMonaへ渡すように。

122 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:05:42 (6年前)  0MONA/0人

後日、俺はどういう事になったのかが気になって、学校へ帰ってから即仲間の家に行った。そして、結果、俺はMonaからボロクソ言われた。証拠として、Monaと会話したその紙切れも見せられた。実は、これも今日まで持っている。内容は以下のようなものだった。

「俺君はぜひMonaちゃんと会いたいらしい」
「何て?なぜ俺君はいきなり出て来たの?じゃあ、彼に言ってね。私は4年間程も彼の事が好きだったのに、一回も振り向いてくれなかった。あの頃のトキメキはもう終わった。」
「彼からはちがう話を聞いたけど、会って話あって見るのはどう?」
「もういいの、会いたくもない」

とかいう会話だった。実際はもっと長い。

123 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:11:42 (6年前)  0MONA/0人

俺は一旦落ち込んだが、Monaの文書に違和感を感じた。現在、文系の大学を卒業している今の俺ならあの文書で伝わってくるものを捉えられる。それは、彼女が絞殺していた感情が湧いてくるのを必死に押さえつけつつ、長年に渡ったくやしさを吐いている文書だった。字は綺麗だった。しかし、当時、俺にはそんな文書の知識もなく、あの文を読んだら違和感を感じていただけだった。ただ単に感じたのは、Monaの反応が大きすぎる、という事だった。本当に何も感じていない子だったら、ただ「あらそう、こうやって共通の知人ができる偶然って面白いね」みたいな何ともない返事をしていたはず、と俺は考えていた。俺が大して気にしない存在だったら「あ、そう」とだけ言ってスルーしていたはず。多分、俺はこの時から文学の素質を持っていた。余談だが、おれは社会コミュニケーション学部ジャーナリズム専門学を卒業している。ジャーナリストです。

そして、結論としては「これは押せばイケル」と思った。まぁ、結論というより、その作戦を選んだだけ。

124 :ブラジル人一級:2018/01/09 02:14:39 (6年前)  0MONA/0人

まあ、気づいてくれてると思うが、俺にはもう昔の純粋さがあまりない。大人にはなりたくないもんだな。

125 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:06:32 (6年前)  0MONA/0人

その後、俺は仲間の彼女の説得力ではなく、自分の手で書いた手紙を仲間経由でMonaへ送った。手紙で書いた内容は覚えていない。おそらく、「一回あの気持ちを込めた手紙をもらったが、あれっきりなんの連絡もなく、4年間ほど僕の事が好きだったとは全然知らなかった」とか言っていたと思う。そして、その結果はまたボロクソ言われた!笑えるよな!

あえて言うが、俺はこの時、Monaがどういう美人になっていたのかまだ見ていなかった。「すっげえ美人」っていう友達の証言を信じて、アタックしていた。

126 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:07:02 (6年前)  0MONA/0人

で、Monaの返事の手紙には大体こう書かれていた。

「俺君、私とあなたが合う理由がどこにも見当たりません。」(手紙がこう始まるのはくっきり覚えている。残りはあまり覚えていないから、大体の内容を書き込む)
「私はもうあの時の少女じゃなく、手に取れない夢を追いかけるのをしないようになった。確かに4年間程好きだったが、今はもう過ぎた事。胸へのトキメキはなくなりました。せめて、友達になれるならいいとは思っています。じゃあ」

127 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:07:40 (6年前)  0MONA/0人

「私とあなたが合う」ではなく、「会う」です。すみません。

128 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:08:21 (6年前)  0MONA/0人

俺はその手紙を仲間とその彼女に読み終わった後、また触られたな、って笑われた。しかし、俺は全然落ち込んでいなかった。むしろ喜んでいる。この手紙をもらった後、俺の「押せばイケル」という事を確証したからだ。

文書を見る限り、いかにもツンデレな書き方だった。前回は「会いたくもない」と言っていたのに、今回は同じ手紙の中でも「会う理由が無い」と言い始めているにも関わらず、最後にはちゃんと「友達になろう」とか言っているので、これには裏があると確信した。見るところ、彼女は迷っていたとしか言えない。仲間たちにそれを説明すると「なるほど、確かにいけそうだな。お前頭いいな」って言われた。

129 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:08:59 (6年前)  0MONA/0人

そして、Monaに会いに行く事になった。俺の授業はあいつらの授業の20分程まえに終わる。終わった後、すぐ出て、やつらの学校の前で待って放課後で会った。

さすがに、緊張した。

仲間たちは全員一人一人出て、俺のところに集まっていると、Monayaraが出て来た。すごい美人。一瞬、俺の目を疑った。ガキの時に俺と鬼ごっこで遊んでいた、金髪のおチビちゃんはどこへ行ったと突っ込みたかった。彼女が学校から出た途端、あたりが明るく見えたような気がした。映画でよく見るスローモーションで時間が流れるみたいであった。

130 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:10:19 (6年前)  0MONA/0人

俺に気づくとMonaは近づいた。
「はい、元気?じゃあ、あたしはもう帰らないといけないから」と言って、そのまま行ってしまった。

「何だったんだこれは?」って思った。俺の頭の中では、俺たちはまあ立ち話して、俺がなんか意味をつけて公園まで行って話したり、俺がコーラおごったりする事を考えていた。が、あっさり帰られてしまった。この時だけはさすがに脈がないと思った。

131 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:13:41 (6年前)  0MONA/0人

ここで、ポルトガル語解説 (脈あり)Dando bola ボールを出している
ブラジルでは、誰かが脈ありのサインを出している時、それを「ボールを出している」という。おそらく、サッカーでのボールパスをイメージしたものと思う。日本語との違いは、ここでは自発的に脈ありサインを出すという差がある。

迷ったのは、手紙ではなんとなくボールを出していたように見えたが、実際会って見るとそうでもないような雰囲気がしたからだ。

132 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:14:42 (6年前)  0MONA/0人

それでも、あきらめず(そりゃ、あんな美人を目の前にして諦められるはずがないが)、友達を通して手紙で連絡を取っていた。Monaは当時、珍しいほうで、SNSやネットをやっていなかった。だから、これでしか連絡が取れなかった。そして。その手紙の会話の一つだけ覚えている。

133 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:14:52 (6年前)  0MONA/0人

それはMonaから「俺君、よく私に言い寄って来ているのだけど、俺君がそっちの高校でJulianaという子と付き合っているていう話を、私のとなりに座る子から聞いたけど、それってどういう意味?」

正直、さっぱりわからなかった。俺はJulianaって子知らない。

134 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:15:18 (6年前)  0MONA/0人

俺は「Juliana何て知らないよ」って言ったが「いや、○○高校の○○(俺の日本人ネーム)って言ったら、俺君しかいないでしょ?」

ここで日経ブラジル人文化解説 ○○(日本人ネーム)
ブラジルでは普通の人でも名前を四つ持っている。二つは苗字、もう二つは下の名前。苗字二つはそれぞれの親の苗字、下の名前はそれぞれの親が決めるという事。例としては:アントニオ 隆介 猪木 トランプ、みたいな名前構成になる。もちろん、例外の人はいる。特に、外国人や、俺みたいなハーフは、例のような母国の名前と日本の名前を持つようになる。

135 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:16:07 (6年前)  0MONA/0人

そこで、Monaの手紙では俺の日本ネームが書かれていた。これは確かに俺しかいないが、Julianaなんて知らない。うちの学校では聞いた事もない名前。それを説明した手紙を書いたが、その後触れてこなかったので信じてもらえたと思う。

136 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:16:58 (6年前)  0MONA/0人

そして、転機が来た。ある日、仲間の彼女がMonaの手紙を手にこう言った。「あんたすごいね、本当に言った通りできたじゃない」って言って手紙をくれた。俺の前に読んだのか、って思われてるかもしれないが、これは別に気にしないという事で俺が了承していただけ。そして、その手紙の内容は「一緒になりましょう。○○日の○○時(夜)に私の家に来て下さい。でも、私の母は男の子が一人で来るの嫌がるので、近くに住む幼馴染と一緒に来てね。待っています。」この幼馴染は俺のクラスメイトで全部知っていたから協力してもらった。

137 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:18:02 (6年前)  0MONA/0人

そして、その日はMonaとようやく落ち着いて、直接話ができた。しかし、彼女の家の前だから、何もできず、楽しい会話だけであの日は終わった。彼女はきれいで、笑顔がすごくかわいかった。嬉しそうだった。俺も緊張していたが、楽しかった。次の彼女になってくれるだろうと思った。こんなに美人な彼女ができるなんてすごい、と鼻が高かった。

138 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:19:52 (6年前)  0MONA/0人

次にMonaからもらった手紙にはこう書いてあった。

「この前は、せっかくうちまで来たのに、一緒になれなくて残念だったね。次は、ちゃんと二人きりになれるよう考えてみるから、また今度ね」という内容の手紙。俺はかなりワクワクしていた。しかし、それがMonaと俺の間に通った最後の手紙となった。

139 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:34:57 (6年前)  0MONA/0人

ここで余談。
ブラジルって手紙をよく書くんだな、って思われているかもしれないが、その真逆です。手紙なんて誰も書きません。これは俺だけだった。その事もあって、女の子たちは自分が特別扱いを受けている感じがして、うれしかったのかもしれない。しかし、別に俺はそれを狙って手紙を書いていたのではなく、書くのが好きだから書いていただけ。

140 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:35:26 (6年前)  0MONA/0人

手紙には色々と利点があるので、みんなと共有したい。まず、一つ目は、対面の会話と違って、手紙をもらうほうは、書いた側の文を全部読まないといけません。読み終わってから回答を出す。当たり前だと思いますが。手紙は誰かを説得する為にはかなり有効な手段です。それは、相手があなたの言い分を全て取り入れないといけませんから。手紙を書いた人は、一回も止められる事なく、言いたい事を全部言い放せるという事です。それが書き文書。

もう一つは、俺が手紙を分析したように文書の中には、相手が「考えていたが、あえて書かなかった」っという事も高確率で潜んでいるからです。文書は指紋のように、人それぞれが自分のマークを持ち、予想するよりはるかにその人の性格が刻まれているからです。違う言い方をすれば、嘘も見抜けます。

141 :ブラジル人一級:2018/01/09 03:36:31 (6年前)  0MONA/0人

しかし、俺が手紙を好きな理由はそれじゃない。実は、小学3年生の時、ラブレターをもらったんだ。日本に住んでいるとき。子の名前は覚えていない。可愛いとしか。その子はもちろん好きだった。僕のクラスメイトだった子は、僕をトイレに呼び「目を閉じて」っと言った。「あ、俺のファーストキスだ」って思っていたら、彼女は僕のシャツの襟のところに何かを入れて、走っていった。目を開けたら手紙だった。

その後、僕とその子は校内で手をつなぎながら歩いていた記憶はある。しかし、どうなったは覚えていない。まあ、ブラジルへ帰国したからな。

そこから手紙が大好き

142 :ブラジル人一級:2018/01/09 04:04:12 (6年前)  0MONA/0人

Monaに話を戻る。
俺があれ以来Monaとの連絡が途絶えたのは、すべて俺のせいなんだ。俺がMonaちゃんを泣かせてしまった。俺がThaisとよりを戻して、Monaちゃんを振ってしまった。幼馴染を呼んで「Monaに、俺が元彼女と戻ったから、もう会えないと伝えてくれ」と言った。

俺はかなり怒られた。ふざけんじゃねえよ、と。Monaが寝付かしておいた感情を無理やりのように起こし、さんざんしつこく言い寄ったっていうのにその様か、と。お前はMonaが過去にどれほど苦しんだかわかっているのか、と。お前がケジメ付けて、ちゃんとMonaに言え!と。しかし、俺は逃げた。Monaには大変申し訳なく、一回も面向かって謝る事が出来なかった。

それで、Monaは俺の三人目の恋人にはならなかった。

143 :ブラジル人一級:2018/01/09 04:24:18 (6年前)  0.0684684MONA/2人

Mona編はこれで終わり。
面白かったら、ぜひコインを。
モナだけに

144 :ブラジル人一級:2018/01/09 04:25:03 (6年前)  0MONA/0人

忙しくなったから、書き込みはまた明日。
お前らも、恋愛談とかあったら、ぜひ書き込んでくれ。

145 :ブラジル人一級:2018/01/09 23:27:37 (6年前)  0MONA/0人

そして、三人目の恋人として、Thaisを数えていない。
俺は相変わらずバカな人生選択をしてしまった。ブラジルでよく言われるが、元彼(女)が良かったら、もともと「元」は付かない、ってな。俺とThaisの再交際もその通りだった。嫉妬、けんか、怒りに満ちた関係だった。話す事はあまりない。なんたって、2,3か月ぐらいでまた別れてしまったからな。

146 :ブラジル人一級:2018/01/09 23:34:18 (6年前)  0MONA/0人

どうやってThaisと戻ったのかを言う。Monaから最後の手紙をもらった後の何日か、やはりThaisが忘れず、昔の手紙を読み返した。その中に、Thaisはある事を書いていた。「俺君がよろしかったら、私はいつまでも、どこでも、俺君の事を愛し続け、待っています」。俺は次の日、その手紙を持って、Thaisの家までに行って、「戻ろう」と言ってしまった。

どの友達からもめでたく思われなかったのは言うまでもない。

147 :ブラジル人一級:2018/01/09 23:34:33 (6年前)  0MONA/0人

今更なんだが、Thaisはちょっとおかしい子だったんだ。メンタルがよろしくなかった。嘘をつく癖があったり、俺の気持ちを確かめる為に頻繁に嫉妬させるような行為をしたり、まぁ、精神がかなり不安定の子だった。かなりさみしがり屋だった。見ての通りだが、俺と1年以上も付き合ってて、尚それでも心の穴を埋めず、安心させなかった俺にも問題があった。俺に非があるのは、Biaに振られた時反省していた。

実は、Thaisは家庭でいろんな問題を抱えていた。T父が不倫して、家を出ていたとか。自分が悪いとはいえ、俺とのセックス事件が起きた時、ひどい体罰を受けて、心にもひどい傷を負っていたり。学校では悪い噂ばかりを流されたり。こうやっていろんな事が起きて、授業に集中できず、成績が悪くなり、一浪したり(6年生をリピートしてしまった)。とにかく、彼女は精神的ダメージがあった。

148 :raspi0124三段:2018/01/09 23:37:51 (6年前)  0MONA/0人

>>143 面白かったからほんのちょっと投げときました

149 :ブラジル人一級:2018/01/09 23:43:34 (6年前)  0MONA/0人

>>148
ありがとう。
この先は読んでくれている人に投げようと思うから、たまには見に来てくれ!

150 :syuribox四段:2018/01/10 00:14:48 (6年前)  0MONA/0人

後でまとめて読もうと思って放置してたら超大作になってて躊躇してる
ぐぬぬ

151 :錬金四段教士:2018/01/10 00:18:14 (6年前)  0MONA/0人

読んでるで。
20歳の時にソープで童貞捨てた俺にとっては文字通り世界が違い過ぎる。

152 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:31:07 (6年前)  0MONA/0人

>>150
読んで損しない事は保証する。

書き溜めているから、一気に投稿するかもしれない。

153 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:32:46 (6年前)  0MONA/0人

>>151

ここでもそういう人いる。

読んでくれたお礼に、俺の仲間の一人が童貞を失った日の事を書くぞ!
話しが逸れるが

154 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:54:09 (6年前)  0MONA/0人

>>151
奴の名はPedro(ペドロ)。
Pedroはかなり面白い奴で、男たちの間ではすっげえ人気があった。ただし、女の子からはあまり男として魅力なかったから、こいつは17か18の時までは童貞だった。2008年、Pedroはようやく童貞を卒業した。しかも、かなりハイレベルで。(ちなみに、時系列ではこの時点で俺は5人目の恋人と別れていた)

俺たちは当時高校3年生。修学旅行に行った。行き先きはほぼブラジル全国。Belem(北端)をバスで出て、Curitibaを通り、そのままずっとブラジルの南端まで走ったところ。俺たちはGramadoっていうところについた。

155 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:54:25 (6年前)  0MONA/0人

>>151
知る人ぞ知ることなんだが、ブラジルの南地方の人たちは、ドイツ人がご先祖様。だからあそこの女性は背が高く、白人で金髪が多い。世界で有名なブラジルモデルさんたちの大半は南地方出身。

俺たちはホテルに着いて、みんなが寝付いた後、深夜に抜け出した。仲間7人ぐらいいた。タクシーを呼んで「可愛い子たちがいる、水商売のところへ連れていけ」って言った。運転手が言うには、そういう客は多いから、とっておきの場所がある。

156 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:54:45 (6年前)  0MONA/0人

>>151
そこに行くと、俺たちすっげえはしゃいだ。ビールをいくつか頼み、俺たちのテーブルにお姉さんが三人来た。一人だけ覚えている。まさにモデルのような女性だった。テレビに出ていてもおかしくない。ボンキュッボン!だけあって、白人、金髪、青眼。

話している間、お姉さんたちを触っても全然断れない。で、ようやく彼女たちは誘い始めた「ねぇ、ゆっくりできるところにいかない?」って。そりゃ、まぁ、金が欲しいだろ。で、料金を聞いたら200レアル。

157 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:55:01 (6年前)  0.0114114MONA/1人

>>151
俺たちはまだ学生でそんなお金が無い。そんなお金が無いなら、ぼったくりっていう事で店から追い出されるかもしれない。「どうする?」って仲間で話していたら。いきなりPedroが土下座した。

「お願いだ!童貞を卒業させてくれ!」と。こいつが言った途端、みんな大笑いしたが、みんな納得した。そして、みんなで金を集めてどれくらいでるのか数え始めた。俺は最初20レアル出した。他は10だったり、15レアル出ていたが、それでも足りない。
俺は「これでもだめか!」って怒鳴ってまた20レアル出した。それを見たPedroの顔を俺は今日まで忘れない。奴は「お前本当にいいやつだったんだな!お前を愛しているぜ!」って泣き顔だった。

158 :ブラジル人一級:2018/01/10 00:55:13 (6年前)  0MONA/0人

>>151
で、金がたまってPedroは行った。俺たちのPedro君が大人になる為に。そしたら、5分で戻って来た。。。おい、Pedro。。。奴はデジタルカメラを持っていったから、クソ美人のお姉さんの隅々まで見える、証拠(思い出)写真を戦利品として持ってきた。

その日、Pedroはあまりのうれしさにホテルのベッドに入るまで、一回も笑顔を絶やさなかった。

その日からPedroはモテルようにもなったのが不思議。

159 :ブラジル人一級:2018/01/10 01:00:30 (6年前)  0MONA/0人

Pedroの写真持っているから、最後の画像Upサービスにも追加しておく。

160 :ブラジル人一級:2018/01/10 01:19:34 (6年前)  0MONA/0人

ちなみに俺、ファーストキスの子に1レアル払った。

161 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:31:02 (6年前)  0MONA/0人

Thaisの話に戻る。
彼女は既に精神的ダメージがいろんな理由であった。俺がBiaと付き合ったり、いろんな子と遊んだり(実際にいうと俺がNara、Cindyという子等と一緒にいたという事は流れ話でThaisの耳に入っている)、Monaと付き合いそうになった事もThaisは知っていた。

162 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:31:26 (6年前)  0MONA/0人

どうして俺のそれらの異性事情を知っていたかというと、まずNaraはThaisの遠い親戚に当たるお姉さん。二人は仲が悪かったが知られてしまった。Cindyの事は実際目撃されたからだ。俺と仲間たちは当時「文化の金曜日」っという事をやっていた。ようするに、毎週金曜日、公園に集まり飲んでいただけ。Thaisはそれを知っていた。ある日、俺はCindyっていう子を誘ったら、たまたまThaisも公園に来て、それを目撃された。

Monaの件は共通の友人(女)が、俺の事をあきらめさせる為に彼女に教えていた。その度に彼女は苦しんでいた。俺のせいで、Thaisの不幸な人生に追い打ちをかけたみたいで大変申し訳なかった。しかし、俺もただ、この不幸な恋人関係を忘れたかったのは決してうそではない。胸が痛くて、痛くて、友達に囲まれたり、どこかで女といないと耐えられないぐらいに。15歳の小僧が何て事を考えていたんだろうな?今ではあそこまで焦って生きていたのかが愚かすぎるとしか思えない。

163 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:33:18 (6年前)  0MONA/0人

そして、別れたのは学校の近くにあった駄菓子屋の店前。俺は相変わらずThaisの浮気を疑っていた。彼女が俺と別れていた次の日に誰かとデートしに行っていたらしい。俺の考えでは「おかしすぎる、前から会っていたのでは?」。Thaisと駄菓子屋の前で口喧嘩していたら、俺たちの関係の限界を悟った。彼女の浮気を疑っていたが、真実が何であろうと、もう意味が無いと思った。俺たちはとっくの昔に終わっている。

別れを告げ、その場を出ようとしたら、彼女が膝に落ちて泣き叫び始めた。俺は彼女をこのまま置いといて去るのか、こんなに苦しんでいる子に手を差し伸べず帰るのか、そんな非道な事を俺はするのか、と迷いながら、帰った。

164 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:34:15 (6年前)  0MONA/0人

俺が今戻り、彼女を慰めようとしたら、今後もお互い傷つけあう関係を引きずってしまうと思ったから。心を鬼にして、俺は振り向かなかった。後ろには、Thaisに声をかける駄菓子屋のおばちゃんの声が聞こえた。俺はこの日、この決意で、俺とThaisをヨーヨー関係から救ったと思っている。

ここでポルトガル語解説 ヨーヨー関係
常にけんかして、頻繁に別れてはよりを戻す恋人たちの事を言う。行って、戻るイメージをする事から、ヨーヨー関係と言う。日本では、これを共依存と呼ばれていると思う。

165 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:34:28 (6年前)  0MONA/0人

これは俺の人生初で最後のヨーヨー関係だった。終わった事を無理に引きずらないほうがいいというのを、身をもって痛く学んだ。

166 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:35:04 (6年前)  0MONA/0人

痛すぎて、俺はThaisへの気持ちをこの後も1年近く耐えながら、切なく生きた。言うまでもなく、俺は飲む頻度が多くなり、たばこも毎日のようにしていた。学校には週に1回や2回ぐらい休んでいた。ただ、数学、物理、ポルトガル語と文書だけの成績は上位だった。他は恥ずかしい程低かったが。

167 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:36:43 (6年前)  0MONA/0人

そして、俺は16歳になった。誕生日プレゼントとして、Franceがやらせてくれた。覚えてくれているとうれしいが、FranceはBiaのいとこのお姉さん。女子大生。同姓愛の女性だがな。当時、16歳の誕生日、俺は夕方家にぼ~としていたら、Franceが電話してきた。「そういえば、今日俺君の誕生日だよね?今から家に行くから、誕生日としてやろう」っていう事だった。

嘘にしか聞こえないが、Franceは俺が14の時からたまにエロイ事させてくれていたり(にしても大胆なものでもなかった)、女性をうまくやるコツとか教えてくれていた。Franceがうちに来て、やった結果、全然楽しくなかった。俺も「何だったんだろう」って思い、情けなくがっかりした。彼女が同性愛だって事もあり、行為では俺が誘導されているみたいで、楽しめなかった。(いっとくが、行為は俺が男、彼女が女、というふつうの行為だったからな!俺にそれ以外の趣味はない)

168 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:37:35 (6年前)  0MONA/0人

「タバコある?」て聞かれ、出したら、タバコの方が美味しく頂けた事にお互い同感だった。

169 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:37:42 (6年前)  0MONA/0人

Thaisの事も聞かれた。

170 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:37:53 (6年前)  0MONA/0人

Franceが帰る時、俺の姉とすれ違ったが、彼女は「俺君の姉さんすごい美人だね!」って言ったが、姉にはそんな趣味がないからね。姉には彼氏がいるからね。

171 :ブラジル人一級:2018/01/10 03:38:06 (6年前)  0MONA/0人

そして、俺はFranceとやった事を仲間に自慢したら、その話が流れて流れてFranceの耳に入った。まじ怒られた。そして、絶縁された。ドジばかり踏む俺です。実際、Franceはすっごく頼れる友達だったから落ち込んだ。また他人を傷つけてしまった、と。俺はこればかりだな。

172 :名無し一級:2018/01/10 09:54:53 (6年前)  0MONA/0人

よろしくお願いします。

173 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:55:29 (6年前)  0MONA/0人

友達が一人減った俺は、相変わらず、文化の金曜日に行った。そしたら、いつもと違う連中がいた。俺の仲間が知る顔がいたが、知らないやつらがいたから、俺は一人でのんびり、自分の人生を反省して、地味に飲んでいた。ウオッカにスプライトを割った物を。そしたら、知らない女性が近づいて来て話かけて来た。彼女は痩せ型で、肌がやや黄色めの白、身長はふつうのちょっと上ぐらい、顔は細く、黒髪で、美人系な子。外見は清楚系だったな。俺は座っていて、目前に立った彼女を見上げたら、ちょっぴりドキっとした。

174 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:55:40 (6年前)  0MONA/0人

会話は大体しか覚えていないから、それを書き込む
「ねぇ、あなたって日系人?」
「あ、まぁ、そうだけど」
「名前は何ていうの?もちろん、日本の名前」
「うん、○○だけど」
「へぇ、その名前ってどういう意味?」
とかいきなり質問攻めさせられた。そして、一旦彼女は、俺たちが来る前にいた連中の連れだと説明し、質問攻めを続いた。
「俺君って日本アニメとか見るの?」
「まぁ、見るよ」

175 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:55:53 (6年前)  0MONA/0人

今(2018年)でも見ているけどな。当時、俺は日本を出てからずっと見たかったワンピースやハンターXハンターを懐かしく一気見とかしていたし、友達にも紹介していた。日本アニメがブラジルで流行ったのは、俺みたいな奴がいたからだと思う。

この子は、女らしくカードキャプターさくらとかが好きだったみたいだ。そして続いた。

176 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:57:35 (6年前)  0MONA/0人

「もしかして、日本語しゃべれる?!」
「普通に話せるよ。というより、ポルトガル語のほうこそ勉強してやっと覚えたからな」
「わぁ、すごい」とかなり楽しんでいた。
綺麗な子だったが、俺はあまり気分が向かなく、ただ礼儀正しく対応していた。

177 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:57:50 (6年前)  0MONA/0人

俺の仲間はただじっとそのやり取りを見ていた。
会話が一定時間すぎると彼女は俺の連絡先を頼み、さっと連中のところに戻った。
彼女の名前はJuliette(ジュリエッチ)。Juliジュリと呼ばれていた。17歳。

そうしたら、仲間が「何今の?」「おかしかったよな?」「完全にイケルな」と面白そうに言っていた。そりゃそうだな。いきなり話かけられ、俺のとなりにいる仲間たちには一切話を振らず、俺にしか興味ないような素振りを見せられ、まるでナンパされたみたいで複雑な気分だった。

178 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:58:07 (6年前)  0MONA/0人

その後、友達は思い出したかのように言い始めた。「そういや、彼女だよ、前言っていた可愛い子があの連中とよく歩いている」と。そうか、って事でこの日は終わった。

179 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:58:21 (6年前)  0MONA/0人

そして後日、この子から連絡が入り、会いに行った。もちろんデート。まあ楽しんで、一通り一緒になった。Juliだけは他の子と比べて俺の人生では印象が薄かった為、具体的な記憶はない。

よく覚えているのは、俺の授業が朝で、Juliは午後。彼女はMonaと同じ学校だが、Monaは朝だったから、一緒にいるところを一回も見られた事はない(と思う)。そして、Juliはよく俺の放課後、学校に会いに来てくれていた。もちろん、前日、俺に連絡して行ってもいいか聞いていた。たまには、サプライズで来ていたが。会いに来てくれた後、俺は彼女を学校まで見送りに行っていた。そして、たまには彼女の授業が終わる18:30頃にJulietteの学校前で待っていた。この時は、俺の日系女友達から「また違う子といるの?最低じゃない?」と怒られるように言われていた。

180 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:58:53 (6年前)  0MONA/0人

Juliとはそういう付き合いをしていた。また、もう一つ覚えているのは、Juliが大のチョコ好きだった事。チョコをあげると、誰も何も言っていないのに、ギャグを聞いたかのように笑いだす。それぐらいチョコが好きで、もらうのがうれしかったそうだ。「お前変だな(笑)」って言ったら、「チョコが好きって言ったでしょ?」「だからって笑い始めるか?(笑)」で可愛かった。

その内、俺は恋人として付き合ってくれと申し出て、俺たちは正式な恋人となった。そう、Julietteは俺の三人目の恋人。ちなみに、Juliからはあれを聞かれていた「私たちって恋人なの、恋人じゃないの?はっきりしたい」。

181 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:59:00 (6年前)  0.0114114MONA/1人

これは俺の三人目の恋人の物語、と言いたいが大した事はない。

182 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:59:15 (6年前)  0MONA/0人

当時、日本に居たお母さん(ブラジル人)が戻ってきて、2,3か月程うちにいた。ある日、Julietteがうちに来てお母さんとも会った。母は「まぁ、綺麗な子ね」とうれしそうだった。

Julietteを部屋に連れたが、ドアは開けておいた。お母さんが家にいるからやるなんて事はできない。遅れた反抗期だった俺は、彼女といるのが面白そうにされる事が馬鹿にされているみたいだったので、何かを言われる機会を与えたくなかった。俺たちは、ベッドでただ横になり、ずっと話し合っていた。平和な恋愛だったな。

183 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:59:40 (6年前)  0MONA/0人

Julietteはちょっと変な気を起こしたが、俺はあんまり相手にしなかった。実際に言うと、彼女は俺の指を舐めた。「おおおぅ」とは思ったが、手を出さなかった。実は、Juliの事あんまり好きじゃなかったと思う。

184 :ブラジル人一級:2018/01/11 00:59:50 (6年前)  0MONA/0人

そしたら、恋人関係を1,2か月ほどで俺はJuliの事を飽きてしまった。自分でもこれを最低だと思っていた。愛されているのに飽きるなんて。めんどくさくなった。思い返すと、俺はたぶんThaisとの恋があまりにも刺激的だったから、平和な付き合いがあった時、それが退屈に見えたのではないか、と考察している。

俺は自然消滅する事を狙い、Juliを放置していた。というより、今思い返すと言い訳だけだったと思う。自分が悪いという事を知っていたから、責任を逃れたかっただけだろうな。申し訳なさすぎて、言葉も選べられなかった。

185 :ブラジル人一級:2018/01/11 01:00:30 (6年前)  0MONA/0人

そして、Juli放置1週間後、俺は学校の前で待ち伏せされていた。彼女の手には銃が。。。なんてものないよ。冗談。そんなサスペンスじゃない。彼女はハグしたり、チューしてきたが、俺の態度が変わっている事を悟って、聞き始めた。「ねぇ、なんでいきなり消えたの?」「別に、意味ないけど」「私何か悪い事をした?」「してないよ」っていうやりとりをした。彼女は、あくまでも白を切る俺を見て、悔しそうな顔で涙をこらえていた。あれも俺の「一生忘れない顔」っていうコレクションの記憶に残っている。一回Juliの顔を見たら、直視できなくなった。俺はその後ずっと目をそらしていた。罪悪感のある人間は目をそらすというのは本当なんだな。

彼女は散々言いたそうだが、それを飲み込んでいた。そして、確かめるように「分かった。学校まで(私を)見送って?」と言った。が、俺は「いや、今日はもう帰る」。「そう」とだけ言いながら、逃げるように学校のほうへ行った。おそらく、もう泣くのを我慢できなくなっていたと思う。

186 :ブラジル人一級:2018/01/11 01:00:38 (6年前)  0MONA/0人

それから、俺は一回もJuliと連絡を取らなかった。これが俺の三人目の恋人と別れた日。

187 :raspi0124三段:2018/01/11 06:25:00 (6年前)  0MONA/0人

最初はこのモテ男め。。って思ったけどなんかこういう話聞いてるといろいろと苦労あるんだなって思えてきた。(これはひょっとしてブラジル人さんの策略!?w

188 :名無し一級:2018/01/11 06:29:36 (6年前)  0MONA/0人

よろしくお願いいたします。

189 :今は二段:2018/01/11 06:56:40 (6年前)  0MONA/0人

http://askmona.org/8888
と同じトピ主さんですか?
質問の方はスルーでしょうか

190 :ブラジル人一級:2018/01/11 19:52:37 (6年前)  0MONA/0人

>>189
俺だ!

登録解除してしまっていて、フォローできていなかった。すまん。

思い出してくれてありがとう

191 :ブラジル人一級:2018/01/11 19:56:11 (6年前)  0MONA/0人

>>187
苦労はかなりあったよ。

親の目が届かないせいで、自由度が高い青春だったが、さみしさも人以上にあった。
特に、2008年のリーマンショックで、親が日本に居た時、仕送りが低くなった。当時は貧しく過ごしていた事もあった。

未成年保護機関(Conselho Tutelar)から保護された時もあったな。

192 :錬金四段教士:2018/01/11 20:19:15 (6年前)  0MONA/0人

おそらくトピ主は日系だと思うんだけど、ブラジルで日系の子は苛められたりしてない?

193 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:17:29 (6年前)  0.00011411MONA/1人

>>192
日系です。父が日本人で、母がブラジル人。

いじめはなかった。むしろ人気だった。帰国してから、学校の初日、俺は日本人っていうだけで、クラスのみんなから囲まれて質問攻めされていたぐらいだ。

日系っていうだけで、からからかわれていた事もあったが、大した事じゃなかった。理由は知らんが、ブラジルではなぜか、「日本人はちんちんが小さい」って言われていて、それが一番いじられたな(笑)。

194 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:29:37 (6年前)  0MONA/0人

いよいよ、話に戻るが、質問があったらどんどんしてくれ。

俺が三人目の恋人と別れた時期は、ちょうど同時進行で起きていた事があるので、それを書き込む。実は、Thaisの後日談だ。しかし、Thaisがあの後どうなったかを語る前に、ある人の事を話しをしないといけない。

195 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:30:14 (6年前)  0MONA/0人

それはCassio(カセィオ)。俺と仲間たちの新しい友人となっていた奴だ。親友に近いほど、もう仲間入りのやつだった。こいつはなかなか年上だった。俺たちが16,17歳ぐらいあった時、Cassioはもう25を過ぎていたと思う。

Cassioは当時、今でいうニートだった。高校中退していたと思う。だけど、引きこもりではなく、頻繁に出かけたり、俺たちとロックショーに行ったり、ギターをやりながら飲んだりしていた。こいつはまじのいい奴だった。頭が良かったし、優しかった。仲間思いで、ニートではあるものの人生を真剣に考え、物事をよく哲学的に捉えていた。その上、なかなかモテていた。

196 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:40:17 (6年前)  0MONA/0人

奴はたまに、真夜中、頭がいっぱいで吹っ切れない時、タバコを持って、目的もなくそこらを歩いていたらしい。それが俺、Cassioと俺の親友(以降Diogoと呼ぶ)の最大の思い出の引き金となっている。Cassioがその話をしていると俺は「おう、面白そうだな。実はそれを一回やりたかったんだよ」で、Diogoも「確かに面白そうだな」。って事で、俺たちはその夜、そこらへんでブラブラする事にした。

197 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:45:59 (6年前)  0MONA/0人

お金集めて、タバコを2箱、ワインを一本、バカ安く体に悪いCachaçaカシャーサを2個買って、俺たちの旅が始まった。

ここでポルトガル語解説 Cachaça カシャーサ
訳すと「酒」。しかし、ブラジルのCachaçaはサトウキビから出来ている。かといって甘い訳でもない。そして、Cachaçaはかなり強い。一杯飲むと、猫が爪を出して喉を降りていくように感じる。

買ったのはBuchudinhaと言って、1レアルもしないかなり低質なもの。ホームレスしかない飲まない酒だった。金がない俺らにはこれを買うのが精一杯だった。念の為に、何レアルぐらいか金を残していた。俺たちの作戦は、まず甘いワインから始めて、喉がアルコールに慣れてきたら、Cachaçaをぶち込むという戦法。実は、毎回これをやっていた。

198 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:46:32 (6年前)  0MONA/0人

そして、23時頃出発した。まずは、バスに乗って30分ぐらいの距離にあるショッピングモールまで行こうと決めていた。行って帰ろう、と。俺たちが思ったのは、やっぱり人が誰一人いない町が楽しかった事。世界には俺たちしかいない感じとか、自由になっている気分がする。当然、誰にも迷惑は掛けなかった。

俺たちは今後の人生とか、どういう夢を持っているのか、どういう子が好みか、くだらない話とかをしていた。そうしたら、大通りを歩いていると、売春をしている女性三人がいるところを見かけた。遠くで見たら「あぁ、やっぱりいるんだな、こういうの」みたいな話をしていた。そして、実はこういう人達も危ないので、いざとなったら走る事を決めていた。

199 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:47:09 (6年前)  0MONA/0人

その女性たちのところを通ったら、二人はかなりのブス、一人はまあまあイケる容赦だった。俺たちはからかわれるように話掛けられた、まず一人目のブスが「ほら、○○ちゃんが好きな髪の長い男が三人もいるよ」ってな。実は、俺ら三人は髪を伸ばしていた。Diogoは天然の金髪だった。そこでもう一人のブスが「そうね、しかもかっこいい!」とか言っていた。

200 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:47:36 (6年前)  0MONA/0人

俺らは無視するように歩いていたが、なかなか可愛いかった三人目の子が話しかけるのを密かに期待していた。最後の子が声を出し途端、俺たち三人は早歩きで逃げた。三人目の唯一可愛い子の声は、どっからどう見ても男の声だったからだ。

201 :ブラジル人一級:2018/01/11 21:59:55 (6年前)  0MONA/0人

それが深夜01時半の出来事。

202 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:00:11 (6年前)  0MONA/0人

ショッピングに着いたのが、深夜2時頃。着いたといっても、大した出来事はなく、達成感もなく、つまらなかったので、俺たちは旅を続ける事にした。今帰ったらつまらない、しかも、あの売春野郎の前をもう一回通る事になってしまう。次の目的は大通りをひたすらまっすぐ行ったところにある植物園という事になった。

203 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:00:30 (6年前)  0MONA/0人

歩いていくと、通常は車しか登らない陸橋の近くまで行った。面白そうだなっていう事で歩いてのぼり、上から町を見渡そうっという発想をしてしまった。上がっている最中、ひかれない為に車が来るか来ないか注意を払いながら進んでいた。頂点に着くと、5分程下を見て、気持ちよくしていた。いざ降りようと思った時。。。反対側の方向から奴らが来た。警察だ。

204 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:00:40 (6年前)  0MONA/0人

ブラジルではある意味、強盗や泥棒より警察のほうが危ないというケースは珍しくない。俺たちはかなりビビり、下を向きながら、陸橋をゆっくり降りていた。あまり目立たないように、と。行動を慎むように、と。そして、パトカーが俺たちの隣に止まる。しかし、俺らは止まらない。何もやましい事をしていないとアピールするように、俺たちの横に止まった車を無視し、早すぎず遅すぎず、慎重に歩いていた。

俺とDiogoが一番心配していたのはCassioだった。俺たちは未成年、Cassioは成人していた。俺たちが捕まったら、全部Cassioが責任を取ってしまう。日本ではそうなるかわからんが、こっちではこうなる。

205 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:00:49 (6年前)  0MONA/0人

しかし、俺たちは運がよく、パトカーはそのまま去った。俺たちを一旦見渡した後、「まあいい、見逃してやる」というように。

206 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:01:07 (6年前)  0MONA/0人

そして、植物園に着いた。それが夜中の3時だった。俺たちは歩き疲れ、園の前にあるベンチに座った。「ここまで歩いてくるがすごいな」って俺は言った。実際、車やバスで来ると40分ぐらいは掛かる距離であった。そして、俺たちは植物園の門の壁に俺たちの名前、日付、時刻を落書きした。ペンなんてなかったから、実際はCassioが家の鍵を使って、ひっかいただけ。

207 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:01:25 (6年前)  0MONA/0人

俺たちはこの時、あるジレンマに悩んでいた。一つ目は、もう遠くまで来すぎて、歩いて帰れない事。二つ目は、飲み物が終わって、タバコも尽きていた事。三つ目は、家へ帰ろうとしても、バスは朝の6時頃からしか走り始めない事。だから決めた。もうここまで来たからには、もっと歩こう。最後まで踏ん張ろう、と。そして、次の目的はPraça da República。訳して、「共和国公園」。町で一番でかい公園。この公園には、毎週日曜日、いろんな人があつまる。特に、町中のロック好きたちが集まって騒いでいた。俺たちもたまに行っていたところだ。

208 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:01:39 (6年前)  0MONA/0人

植物園の前で10分休んだ後、旅が再開した。俺たちは歩いた。And歩いた。次の目的地はかなり遠いところだったからな。

朝5時20分ごろ、ヘトヘトだった俺たちは公園を遠くから見えるようになった距離まで近づくと、また事件が起きる。どう見てもホームレスの兄ちゃんが、高級そうに見える家の壁の上から降りて来た。一瞬見て、泥棒だと分かった。この兄ちゃんが俺たちを見てかなりテンパった。これを見て一番怒っていたのはDiogoだったと思う。なんせ、奴は2,3回ほど家に泥棒が入っているからな。

209 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:10:58 (6年前)  0MONA/0人

泥棒兄ちゃんはごまかそうとして「お、よぅ」と言った。捕まえようかって思ったが、疲労がひどかった。怒鳴る余裕がなく、怒る気力もなかった。見過ごしてやった。こいつ、手ぶらだったし、何も盗んだ形跡がなかった。それより、俺たちの頭の中には一つしかなった。目の前に見える公園で横になり、バスが通る時間を待つ。それだけだった。

210 :ブラジル人一級:2018/01/11 22:16:20 (6年前)  0MONA/0人

5時40分ぐらいに公園へ着いたら、俺たちは最後のタバコをつけてただただ待った。疲れていながらも、ここまで来た達成感を味わっていた。そして、バスに乗る前、俺たちはお互いに誓い合った。こんな馬鹿な事は二度としない、とな。バスで家に帰る途中、Cassioだけが起きていた。窓から外を見ながら、何か考えていた。

211 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:09:30 (6年前)  0MONA/0人

これが俺とCassioの最大の思い出。

212 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:10:03 (6年前)  0MONA/0人

これを読んでいる人はこういう展開が来ると予想していたと思うが、Cassioはあの後、Thaisと知り合った。Diogoから聞いた話では、ThaisがCassioの事を気に入って、紹介してくれと頼んだそうだ。俺は、正直ちょっぴり妬いたが、口出ししなかった。ただ、Cassioには俺と同じ苦しみをして欲しくないと思っていたが、Cassioは心配される程やわな生き方をしていない。そっとしておいた。

俺は一回だけ、CassioとThaisが話している姿を遠くで見た事がある。見るからに、奴は彼女に説教をしていて、彼女は悲しいというより、反省して、何かを悟っているような顔で全部聞いていた。

213 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:10:15 (6年前)  0MONA/0人

これはすべてDiogoから聞いた話だ。CassioはThaisが不幸な子だという事に気づいていた。「さすが」と思った。そして、色々相談されていたようだ。Diogoは彼女が不安定な子で、俺と付き合っている間ずっと浮気を疑われていたり、変な行動をしょっちゅうしていたり、俺と別れた後はいろんな男と付き合った噂とかを言った。しかし、Diogoは「Thaisが好きならいいんだ。お前がそれを受け止めるならな。いろんな事を言ったが、みんないい子だと確信している。だが、俺たちはお前の事が心配だ。自分で判断して彼女と付き合ったら、ただただ気を付けてくれ」。俺は一回も相談されなかった事が正直痛いぐらいくやしかった。Cassioの事好きだったからな。しかし、まぁ俺はThaisの元彼氏。相談されない理由は十分にあった。

214 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:10:26 (6年前)  0MONA/0人

それで、時間は過ぎ、CassioとThaisが正式に付き合っていると耳に入った。俺は違う理由でその仲間たちから離れた。嫉妬は感じなかった。ThaisにはCassioのような心がでかい人と居たほうが幸せになると確信していたからな。

奴らから距離を置いたのは別に自分から進んで決めた事ではなく、実はクラスメイトの子が好きになり、学校で充実し始めたので、DiogoやCassioと会う頻度が低くなっただけ。この子の話は後にする。

215 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:10:41 (6年前)  0MONA/0人

しかし、久々にCassioに会うと、ある事件が起きたという事を聞かされた。それは、奴が病院行きになり、死をさまよう状態になっていたと。聞いた時はもうピンピンだったが。実は、こいつPara de procurarを飲んでしまったらしい。

用語解説 Para de procurar(フェイク)
とある花の一種。この花の名前だけはフェイクを入れる(誰にも使って欲しくないからな)。薬物をやる人は知っているらしい。当時、俺は知らなかった。この花を使って、お茶を作ると、麻薬ができる。

この植物、実はCassioの家に咲いていたから、奴の弟+友人で試してみたらしい。しかし、あいつらは適度量を知らなく、その適度量の10倍ほど飲んでしまった。。。やつらはOverdose(過剰摂取?)で病院行きになった。もう一回いうが、誰にもやってほしくないから、適度量は教えない。

216 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:10:54 (6年前)  0MONA/0人

Cassioは、「おぞましい人間になってしまった」と語った。自分が自分でない時、実の母を思いっきり殴ったといった。その後、訳が分からなく、鏡に映りこんだ自分を見たら、全身が血で真っ赤に染まっている姿を見た。自分は病院で起きたが、横を見ると隣でブルブル震えて、口から泡を出している弟を見た。Cassioは「お前たち。。。絶対に薬物だけには触れるなよ。。。」で言い終わった。

その日からあいつは頑張り始め、高校に行き、働き始めた。詳しくは知らない。しかし、Thaisが17か18歳の時に、妊娠したと聞いた。CassioがT父に謝って、Thaisの事を頼みに行ったとも聞いた。やがて、子を産み、家を借りて、三人家族で幸せにしていたという話しは、たまに俺のところにも来ていた。Cassioも家族を支えられる程、いい仕事に就いたらしい。

217 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:11:12 (6年前)  0MONA/0人

そして、2018年、今週、DiogoのSNSにThais家族と映ったDiogoの写真が投稿されたので、今でも幸せにやっていると思う。これがThaisの後日談。

218 :名無し七段範士:2018/01/11 23:36:31 (6年前)  0MONA/0人

ブラジル人にわろた
別に人種をコテにせんでも

219 :ブラジル人一級:2018/01/11 23:50:05 (6年前)  0MONA/0人

>>218

文が多くて、まだ読んでいないと思いますが、
コテにしているというより、外国要素が多くて、前置きが必要な話だからだけです。

220 :JJJ初段教士:2018/01/13 21:15:14 (6年前)  0MONA/0人

もう終わりかな?

221 :5時です五段:2018/01/13 21:15:49 (6年前)  0MONA/0人

日本人はブラジル人にモテるらしいな

222 :ブラジル人一級:2018/01/15 19:53:54 (6年前)  0MONA/0人

>>220
まだまだある。


223 :ブラジル人一級:2018/01/15 19:56:15 (6年前)  0MONA/0人

>>221
女性に限る、と言いたいが。

実際、三人目のJuliは日本人フェチがあったな。
後で知った話だが、日系だったから、俺の事を一目で気に入って、いきなり話しかけて来たって、付き合い始めてから教えてくれた。

224 :ブラジル人一級:2018/01/15 19:57:21 (6年前)  0MONA/0人

書き込みが止まって、みんなに申し訳ない。
忙しくて暇がない状態だから、時間が空いたらまた来る。

225 :ブラジル人一級:2018/01/15 21:00:13 (6年前)  0MONA/0人

Thaisの後日談でタイムラインがかなり進んでしまいましたので、時間がまた戻る。

仲間たちと少し距離ができてしまった俺は、実は日本系統の親戚(父側の家族)とよく会うようになっていた。実は、ある事情でこの親戚とは数年会っていなく、連絡もなかった。事の始まりは、俺と歳の近いいとこ(男、Lucasと呼ぶ)をSNSで見つけたからだ。こいつの誕生日が近かったせいで、俺は誕生日会に誘われた。

その日から、俺はLucasと頻繁に会うようになった。始めて歳の近い親戚と遊べてうれしかった上に、俺らは当時DotaっというMOBAオンラインゲームで一緒に騒いでいたので、すごく楽しかった。奴は初心者だったが、プロ手前の俺がいろんな事を教えていた。

226 :ブラジル人一級:2018/01/15 21:00:30 (6年前)  0MONA/0人

それからある日、俺はおじさん(Lucasの父、以降L父)と飯を食う事になった。昼にLucasの家にお邪魔していた俺は、近所にあるPrato feito (PF)でごちそうになった。Lucasはベッドで寝込んでいて、食欲がなかったから一緒に来なかった。まぁ、PFといっても、近所にあった小さなお店で大した事はない飯だったけどな。

227 :ブラジル人一級:2018/01/15 21:00:37 (6年前)  0MONA/0人

ここでブラジル食文化解説コーナー Prato feito (PF) 定食
Prato feitoというのは、いわゆる定食の事を言う。普段のPFは、arroz(ライス)、Feijão(豆)、Salada(サラダ)、Macarrão(パスタ)とお肉がくる。ブラジル人の食卓で絶対欠かせないのは、このFeijão(豆)である。このFeijãoはブラジルの中でも何十種類もある為、いろんな楽しみ方がある。
調理法はシンプル。一晩寝かせた豆を圧力鍋で40分以上煮込む。煮込んだら、味付けに干し肉やウィンナー、豚肉、野菜、ローリエなどを入れる。味付けは自由なので、家庭の数ほどFeijãoの味がある。「ライスとFeijãoさえあれば、人間は一生生きていける」と栄養学者等がそろえて言うほどのブラジル主要食である。
実はこのFeijão、もともとは数百年前に、アフリカから来た黒人奴隷たちが食べていたものであった。当時は圧力鍋とかなく、何時間も煮込まないと固すぎて食べられない豆を、ブラジルの貴族たちがいらなかった為、奴隷たちへ与えていた。そして、奴隷たちは、貴族たちが食べなかった内蔵しか肉が手に入らなかった為、それをFeijãoに入れていた。
この奴隷たちが食べていたものが、今ではブラジル人の主要食になっているのは、かなり皮肉な事でもある。

コーナー終了

228 :ブラジル人一級:2018/01/15 21:00:48 (6年前)  0MONA/0人

PF屋に入ったら、可愛い小柄の子がいた。その子に気づいたが、不審者とみられないよう、普通に座り、普通に飯を頼んだ。が、この子がガン見してきたので、俺のほうが居心地悪くなってきた。飯が来て、食べている間もずっと見てくる為、落ち着けなかった。よく考えたら、ここはLucasの近所。この子はたぶん、Lucasの知り合い。俺があいつと似てて、L父といる為、面白そうに見ているだけだな、と考え始めた。

Lucas家に戻ったら、聞いた。「小柄で色白、ロング黒髪で目が緑色の子って知ってるか?ガン見されて、お前と勘違えされていたと思うが」。奴は。「さぁ」っとだけ言った。

229 :ブラジル人一級:2018/01/15 21:00:57 (6年前)  0MONA/0人

ある日、Lucasの家に午後お邪魔していると、やつの友達二人ぐらい遊びに来た。この日は暑かった為、俺はシャワーへ、Lucasと友達はエアコン付けた部屋に引きこもって遊んでた。俺はシャワー中、「ピンポーン」と聞こえたが、まだ友達だろって思い、Lucasが出たと思った。シャワーを済ました後、俺はドアを開けっぱなしにして、タオル一本で、鏡の前でひげをそった。当時17歳。

Lucas家はアパートで、中は一本道の構成になっている。台所とリビングルームを除いて、一つの廊下に部屋が二つ、その先にトイレが1つある。つまり、部屋に行こうと思って廊下に入ると、トイレが真正面となる。

俺がひげをそっていたら、玄関のドアが聞こえた。誰だろうと思い、ずっと廊下の方を見ていたらあの子が現れた。そう、PF屋で俺をガン見していたあの子だ。俺は腰にタオル一本のみ。半裸の状態。彼女は俺を見た途端、廊下のど真ん中で止まった。3秒ほど俺を見ながら考えていた様子だった。状況を理解した途端、180度後ろに回り、彼女は何も言わず去った。「何だこいつ、勝手に人んちに入って」と思った。

230 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:02:15 (6年前)  0MONA/0人

ひげを終わり、部屋へ戻ったら、聞いた。「お前ら、誰かと会う約束していた?あのな」でつい先ほど起きた事を説明した。そしたら、こいつら「おいおい、それはVerena(ベレーナ)だぞ」。近所の子だった。実は、Kamila(カミーラ、Lucasの彼女)とVerena(Kamilaの親友)が来る予定だったが、異常に来ない事を怪しがっていたらしい。また、先日PF屋でガン見された事を言ったら、こいつら「それ脈ありだぞ!完全にイケル。今でも付き合える」って言われた。

その後、KamilaとVerenaが呼び出され、紹介された。Lucasの彼女は白人金髪で童顔の子、肌がピッチピチに生きていて綺麗な子だった。14歳の子。実は、Lucasも14歳。Verenaと自己紹介した時、「ごめんなさい」って言われたが、この子ニヤニヤしていた。

231 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:02:32 (6年前)  0MONA/0人

Verenaは離れて、男友達と話していたが、俺はLucasの彼女と話した。この子は「すごい!本当にLucasと似てるね!Verenaからよく言われていたの。かっこいいって思われているし、もう付き合いなよ!」とか言われていた。

Lucasは特に何も言わなかった。もう一人の奴からは「今すぐ行動を起こせよ、じゃないとだめだ」って言われていた。Verenaはドがつく美人な子であり、脈はあったが、俺は知り合ったばかりの子を口説くのはあまりにも気分が進まない。しかも、人が大勢いる前ではなおさら。

そして、俺が横を見ると、Verenaはあるやつとディープキスしていた。「ほら、言ったこっちゃない」と言われて、ようやく「早く行動を起こせ」の意味を知った。後から聞いた話では、Verenaの元彼氏がその場にいて、前からよりを戻したかったそうだった。そして、俺と彼女がくっつくであろうと周りが言い始めたら、奴が行動を起こしたみたいだった。「それでも、Verenaは俺に気があったのか。。。」って考えたら、この子は軽いなって結論を出した。当たり前だが。

232 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:02:45 (6年前)  0MONA/0人

その後、VerenaはKamilaを通して俺の電話番号を聞いた。もちろん出した。どうせ、あの日キスしていたやつは遊びだった、俺が本命だと言われた。Kamilaからは「俺君のほうが、かっこよく、面白いし、Verenaと似合う」って褒められていた。

233 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:02:55 (6年前)  0MONA/0人

これが俺と4人目の恋人Verenaの物語だ。Verenaは俺が人生でつきあった女性の中で、美において右に出るものはいない。神様は不公平だと思わせられる。今でもInstagramとかで見ているが、相変わらず犯罪のような美を持っている。イベントとかで見る、プロモーションガールのような仕事をしている。彼女の画像Upはしない、必ず特定されるから。

どうやって付き合い始めたのが、あまり覚えていない。当然のように始まってしまったからだと思う。俺は当時Queenにはまっていて、彼女とよく聞いていた。It’s a King of Magicっという曲は彼女によく合うと思っていた。Verenaはまさに魔法がかけられた子だったからな。美人だけではなく、話しているとすごく楽しい。ギャグセンスがくそうまい。

234 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:03:07 (6年前)  0MONA/0人

彼女と付き合い始めたのは夏休みの頃だった為、よく会っていたが、いざ学校が始めるとあまり会えなくなった。俺はバスで1時間程の距離に住んでいたから、週末にLucasの家に遊びに行った時、彼女と会っていたぐらいだ。よく、俺とVerena、LucasとKamilaでダブルデートをしていたな。4人でアイスを飲んだり、マックに行ってはしゃいだりしていた。飲んだくれの俺とは無関係に近い、刺激が薄いデートとかをしていたが、こっちのほうが完全に楽しかった。Lucas家に通っていた為、タバコも控えていた。
しかし、週末しか会えないのが寂しかった。電話の頻度も低くなった。俺は、もやもやし始め、何かを感じ始めた。その何かが思い出せないが、きっとこの恋もそろそろ終わるだろうなって気づいたと思う。まあ、Verenaも冷たくなってきたというのもあったからな。

235 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:03:25 (6年前)  0MONA/0人

俺は引きずった関係は避けたかったから、Verenaと話すために、バスに乗って、彼女の放課後の学校前で待っていた。俺なりのサプライズしようと思った。しかし、彼女はひたすら出てこない。門番のおじさんに話かけられ、Verenaという子と話したいけど、って言ったら、探しに行ってくれた。戻ってきたら「もうすぐで来るよ」と言われて、ベンチに座らせて頂いた。

236 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:03:40 (6年前)  0MONA/0人

が、かなり待った。ひたすら待った。1時間近く待った。惨めで、自分自身が恥ずかしく感じ始めた時、彼女は気まずい顔で現れた。「お前、彼氏の俺に会えてうれしくないのかよ?」と言いたかった。「忙しくて、今日は相手できない、ごめんね」って言われて帰された。2時間ぐらい待ったのに。

サプライズだったのに、迷惑をかけていたようだった。むなしかった。全力を尽くすつもりでいた自分でいたが報われなかった。「やらなかった後悔より、やって後悔したほうがいい」という言葉は真に受けて正解なのかっと考えた。何も思い通りに行かない事をくやしんで、それを後悔するほうが正しいのか?

237 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:03:49 (6年前)  0MONA/0人

その次の日、Verenaは電話で別れたいと言った。人生で彼女から振られたのが2回目だった。学校に行って、当時いちばん仲がよかった女友達に話したら「その子に文句言ってやる!」とか言って慰めてくれた。そして、友達と俺がチューしているような写真を撮って、それをSNSに投稿して、後悔させよう!という復讐も提案してきた。実際、それを実施したので、その写真も画像UPサービスに付けておくので、期待してください。

238 :ブラジル人一級:2018/01/15 23:03:55 (6年前)  0MONA/0人

これが、俺の4人目の恋人Verenaの物語。

239 :名無し三段錬士:2018/01/17 02:38:56 (6年前)  0MONA/0人

>>1
なんで改行15行以上書くことが出来るのですか?一級だからですか?

240 :ブラジル人一級:2018/01/17 04:34:55 (6年前)  0MONA/0人

>>239
と思います。

たしかに、最初はそんなに書けなかったですね。

241 :raspi0124三段:2018/01/17 05:56:31 (6年前)  0MONA/0人

3段でも最大25行っぽいですね。。

242 :raspi0124三段:2018/01/17 05:56:44 (6年前)  0MONA/0人

miss.15行です

243 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:05:10 (6年前)  0MONA/0人

実は、Verenaと別れて悲しかったにはもう一つ理由がある。もちろん、Verenaが好きだったが、俺には前(高一)から愛していた人がいた。「愛していた」というか、高一の時は、脈があったが、高二の時、それが愛と化した。Verenaとの関係は俺が高三の時。

その人の名はMaira(マイラ)。俺の彼女にはなっていないが、Mairaの話をする。

244 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:05:28 (6年前)  0MONA/0人

Mairaは学校の心理学先生の娘さん。彼女の話をする。

ブラジル文化解説コーナー 学校の心理学先生
高校で心理学を学ぶわけではない。ブラジルの学校は必ず、教育専門の心理学者が顧問役として関与している。この心理学者は、学生たちの事を考えて指導をしたり、困った時は話を聞いたり、さまざまな面で活躍している。と思う。関係者じゃないから、具体的にどういう仕事をしているのかわからない。

コーナー終了

俺は心理学先生(Socorro先生、以降S先生)にはかなり甘えていた。この先生には、さみしがり屋の俺の心を見抜いていくれていたと思う。人生がしんどい時は、いつもS先生から呼び出されていた。「どうしたの?」、「元気がないよ、何が起きたの?」、「辛かったら話してみて」とか聞いてくれていた。「勉強はいいから、お話しよう」とかで授業に逃げるのを止めて、話を聞いてくれていた。俺は人生で初めて、大人から相手をされていたみたいで、自分に価値がある事を教えてくれたみたいだった。俺はこの先生に救われたといってもおかしくはないと思っている。

245 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:05:46 (6年前)  0MONA/0人

そして、高校一年生の時、Mairaが入学してきた。彼女は、Socorro先生の娘っていう肩書きだけではなく、人気物になる要素はそれなりあった。要するに美人だった。髪は天然茶髪のセミロング、肌は黄金色(薄い茶黄色で輝いているみたいだった)で体系はスレンダー、身長はふつう、そして眼の色が特殊だった。眼はたまに綺麗な緑色、そしてたまにはハチミツ色だった。性格はおとなしく、純潔で清楚だった。彼女ほどおとなしい女性は今日まで見たことない。誰も口に出さなかったが、処女だったと誰も疑わなかったと思う。

入学した当時、俺は「まあ可愛いから興味がある」という気分だけ。実際、Maira入学当時はMonaやThaisやらで他を見る余裕なんて全くなかった。俺たちは単なるクラスメイトの知人レベルであった。

246 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:06:01 (6年前)  0MONA/0人

高校二年の時、何かが起きて、俺たちはすごく仲良くなった。きっかけは覚えていない。ただ、席が近くなり、同じグループで遊びに行く頻度が多くなった。そこから本格的に好きになり始めた。が、Mairaは俺のクラスメイトと正式に付き合い始めた。

こいつとは仲が良くて、よく飲んだり、遊びに行っていた。クラスでは仲がいいほうの友人だった。一旦落ち込んだが、Mairaが嫌な奴と付き合うよりいいと思い、二人とも幸せそうだったから、祝ってあげた。自分としてはつらかったが、二人に対しては喜んだ。

しかし、俺はMairaと親友並みに仲良くなっていた為、彼氏君もあまりよく見ていなかったと思う。だから、俺は遊ぶ時、いつも彼氏君を優先していた。Mairaと距離を作り始めていた。その間にJuliと付き合っていたり、いろんな子と一緒になっていた。

247 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:06:21 (6年前)  0MONA/0人

やがて、彼氏君は転校する事を宣言した。Mairaの事があるから何人かは引き留めていたが、受験の事があったので、やつは決心していた(受験の合格率が高い、よりいい高校に転校 する)。当然、俺も引き留めていた。奴は、高校三年になる前に転校した。

転校した後も、あいつと遊んでいたが、Mairaともより近づいた。別に狙っていたとかではなく、お互いが本当に信頼できる仲であっただけ。好きだったのは否定できないが。だが、明らかにMairaから意識されている感じがする。おとなしくて内気の彼女は、俺との接し方が微妙に違う。ボディタッチが増えた、特に必要のないタッチが。俺といる時はかなり楽しんでいるように見える。友人の彼女だから罪悪感もひどかった。

248 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:06:40 (6年前)  0MONA/0人

そして、転機が訪れた。俺は週末明けに学校へ行くと、やけにニコニコしているMairaと会った。
彼女「ねぇ、もう知ってる?私ね、彼氏と別れたの」
俺は「そんな冗談通じねえよ」
「ふふ、本当だよ。どうして嘘だと思う?」
「いや、お前ニコニコしてるじゃねえか。別れていたら、めそめそしていただろ?」
「俺君が知らないだけで、週末はずっと落ち込んでいたよ。ねえ?」って共通の女友達に話を振ったら、その子が確認してくれた。

249 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:06:51 (6年前)  0MONA/0人

正直いうと、うれしかったのかあまり覚えていない。Mairaが好きだったとはいえ、二人の事は応援していた。恐らく、嬉しく感じるのが申し訳なく、喜べなかったのが事実だと思う。俺は彼氏の奴が他の子といい感じになったりしているのを知っていたし、一緒に飲んだ時、共通の友人の母を口説こうとした事も知っていた。しかし、Mairaは友達であったが、彼氏のほうも俺の仲間だった為、何も口出ししなかった。Mairaにとっては別れるほうが正解と分かっていたが、その前もその後も奴の事は晒さなかった。俺なりの正義を貫いていた。

250 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:07:07 (6年前)  0MONA/0人

「それで、なんで別れたの?」俺は聞いた。
「まぁ、会えないし、続ける意味があまりなかった」と彼女は真意を隠すように、あいまいな回答を出した。「理由を言いたくないのを察してね」にも聞こえた。
「あ、そう」という事で俺は話題に触れなかった。

251 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:07:17 (6年前)  0MONA/0人

その後、時間が経つにつれ、友達以上になっていた。例えば。彼女はバスに乗って登校下校していて、俺は歩いて家に帰っていたが、彼女はよく俺を見送っていた(まぁ、実際は俺が頼んでいたが。俺の家はバスが来る方向なので、バスが現れるまで付き合うという約束だったがな)。俺たちはよく腕を組んで歩いていたが、俺の腕が彼女の胸に触れるというのは青春の宝だったというのはいうまでもない。
そして、一番印象に残ってるのは、Mairaが俺のほっぺたをよくチューする事になってたからだ。しかも、たまには俺自身が「ほっぺにチューして」って頼んでいるかのように顔を出すと、ちゃんと応じてくれていた。Mairaと居る間は、彼女の純粋さに汚染されて、自分自身の純粋さが戻っているようだった。

252 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:07:38 (6年前)  0MONA/0人

そして、2008年の03月末、彼女の誕生日であった。仲がいいクラスメイトたちで、何かをして祝おうって話になり、とにかくみんなで映画を見に行く事になった。しかし、奇跡の偶然により、落ち合う事になっていた友達の大半に急用ができて、俺とMaira、そして友人カップル1組だけ来てしまった。完全にダブルデートとなった俺は「神様、ありがとう!」っとだけ感謝していた。

253 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:07:53 (6年前)  0MONA/0人

映画の暗闇で、Mairaは俺の左に座り、彼女の横の席を一つ飛んだところに友人カップルが座った。映画の中盤ぐらいになると、俺は行動に出た。胸はどきどき。俺は「ほっぺにチュー」サインをした。そして、彼女がチューをしようと近づいた途端、俺はとっさに顔を向けてMairaの唇を奪った。俺は別にこれを狙っていたとかそうではなく、体が勝手に動いてしまったと言っても嘘ではない。それぐらい、Mairaが好きだった。高校1年から気になっていて、高校2年から好きだった。

彼女は現状を理解したのか、唇を奪われた後、顔をちょっと遠ざけた。Mairaの顔を見たら驚いていた。しかし、うれしそうだった。考える時間なんかなかった。今逃げたら情けない。彼女が嫌がる顔をしていないと確認したら、追い打ち。またチューをした。しかし、今回は、彼女が避けられないぐらい早くいって、その口を奪ったのではなく、Mairaが本当に俺の気持ちに応じてくれるかと確認したいかのように、正面からゆっくりその唇に触れた。

彼女は回避しなかった。お互いの顔が重なった時、映画館の暗闇で3秒間ぐらい見つめ合った。Mairaの眼は今日緑色だった。3秒後、Mairaは自分の気持ちを堪える事をあきらめたかのように、口を動かし始めた。そして、彼女の美しい目が閉じ始めて、俺たちのチューはディープキスと化した。

254 :ブラジル人一級:2018/01/17 20:08:10 (6年前)  0MONA/0人

これが、俺とMairaのファーストキス。細かく覚えている程、印象に残っている。実を言うと、彼女があの日、どういう服を着ていたかも覚えている。

255 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:13:09 (6年前)  0MONA/0人

映画が終わった後、俺たちは友人たちと話、映画で俺とMairaの間に起きた事を内緒にしてくれるよう頼んだ。彼女は元彼氏と別れたのがつい最近の出来事(1週間前程)だったので、お互いの評判にまずいと思っていた。

256 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:13:18 (6年前)  0MONA/0人

しかし、俺はまたも振られた。一緒になってから1,2週間ほどすごく幸せな恋愛をしていたが、Mairaがちょっと変だった。一緒にいるのをためらっていたように見えていた。多分、元彼氏の事をまだ引きずっていたのかもしれない。そりゃ、1年半ぐらい付き合っていたからな。引きずらないほうがおかしい。別れた理由が俺なのではないかとも思っていた。

257 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:14:50 (6年前)  0MONA/0人

そして、俺とMairaの間にちょっとしたいざこざがあって、次の日に「時間が欲しい」と言われて、振られた。その日から、俺はMairaと絶縁状態のようなものになり、口を利かなくなった。というより、俺が一方的に彼女を無視していた。席が隣なのに。数学、物理の試験がある時は、俺が答えを渡していたのに。いつものように、授業がつまらない日は彼女の肩に頭を置いて寝たかったのに。切なかった。

258 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:15:05 (6年前)  0MONA/0人

彼女はあれからいつもイライラしていた。八つ当たりしていた、とかではなく、顔はいつも真剣になっていて、放課後もすぐ帰るようになっていた。俺の事でストレスを抱えていたというのを感じていたが、それを認めたくなかった。「嫌われている」という考えしか頭になく、それを信じ、迷惑かけないようにMairaと距離を取っていた。

259 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:15:18 (6年前)  0MONA/0人

ある日、ストレスが頂点に達したのか、Mairaが休み時間に俺を呼び出した。「話しがあるから来い」って。

Mairaは「なんで私を無視しているの?」
「別に」
「理由あるでしょ」
「特にない」
「俺君が何も言わないのなら、せめて私の話を聞いて。私たちが一旦一緒になって、その後別れてしまったのはごめん。私は頭がいっぱいで考える時間がほしいの。だけどね、友達とか恋人とか関係なく、私は俺君の事が好きなの!私の親友で、人生ではかけがえのない人なの!私が嫌いになったのなら、私が俺君を傷つけたのなら、それを直す機会を与えて。だけど、無視だけはしないで!」
とか、泣きながらMairaは長い事を言っていた。俺は何も言えず、涙を滝のように流していただけだった。彼女は僕を抱きつけて、一緒に泣いてくれた。

260 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:15:27 (6年前)  0MONA/0人

その日は、仲直りした。

261 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:44:43 (6年前)  0MONA/0人

彼女と話し合うと、Mairaは様々なところで苦しみ悩んでいた。一つだけ覚えているのは、学内での人間関係だった。周りは全員彼女とうまく接していたり、いじめがあったとかそういうのではなく、いまいち友情を感じないって事だった。Mairaがいうには、俺の他に唯一信頼していた友達も、そう感じなくなっていた。そして、振り返ったら俺しか頼れる人がいないって言った。

262 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:45:15 (6年前)  0MONA/0人

ただ、ここを読んでいる人に言いたい。Mairaの事を「周りが悪くなったら、のこのこと戻ってくる女」とか考えている人がいたら、それは大間違いだ。Mairaはそんな子じゃなかった。俺たちの間には真の友情があった。あったからこそ、男女の愛情が湧いてきた時に、どう対応するのかわからなかった。お互いが混乱していた。迷っていたせいで、要らないケンカをし分かり合えず、必要のない争いをして、俺たちのかけがえのない青春を無駄にしていた。自分の視点からしか言えないが、俺は彼女とどうやり直すのか全くわからなかった。だから、彼女から逃げていた。その後も逃げた。その後もけんかして、口を利かなくなった。

263 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:46:13 (6年前)  0MONA/0人

そこで、2008年07月が訪れた。先にも書いた、Pedroが童貞を失った修学旅行の時が来た。もちろんMairaも行ったが、彼女とはまたも絶縁状態だった。15日間続くこの旅行は俺にとって、いろんな意味で可能性に満ちていると共に、Mairaと一緒に楽しめないというもどかしさも含まれていて、心が落ち着けなかった。

旅行の4日目ぐらいまではまだMairaと一切口を交わしていなかった俺は、今にでも思う馬鹿な事をしてしまった。俺はLiviaという子と一緒になってしまった。

264 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:46:42 (6年前)  0MONA/0人

Curitibaという南地方の街に着く前日、俺たちのバスが壊れた。もうすぐ暗くなるっていう事もあって、とあるバスが俺たちを向かいに来て、ホテルまで連れて行ってくれた。が、向かいに来たバスが小さく、2つのグループに分けて、送られる事となった。俺は1つ目のグループになり、先に行く事となった。

ホテルに着いたのが夜の8時ぐらい。晩飯を済まし、仲間一人と部屋でゴロゴロしてると、女の子二人が部屋まで遊びに来た。その一人がLiviaちゃん。Liviaは、肌が薄い茶色で、身長が低く、体系はややぽっちゃりの16歳の子。髪は金に染めていて、目は緑だった。あまりタイプではなかったが、中の上ぐらい綺麗だった事は否定しない。そうだな、顔はAngelina Jolieに似ていた。

265 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:47:03 (6年前)  0MONA/0人

もう一人の子は、同じ部屋にいた奴が気に入っていたから、ベッドでイチャイチャしていた。Liviaは大してタイプじゃなかった為、普通に話していたが、寒くなり始めたので、一緒にベッドの中へ入った。普通に話していたら、「まあ、いこうっかな」って考え始め、Liviaとキスしてしまった。眠かった事もあり、そのキスの後は寝てしまった。

266 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:47:15 (6年前)  0MONA/0人

それが事件となった。俺は深夜にいきなり起きられた。そうだ、次に来る二つ目のグループの奴らだった。Liviaは起きた後、「しまった」という状態で走って部屋を出た。野郎たちは騒いでいて「おう、おう!やったのか?」とか聞かれたが、「いや、話していたら寝てしまっただけ」と言って、がっかりされた。

そして、次の日には先生に怒られた。女子が男子の部屋に入ってはいけない、とか、もしもの事があったら学校が責任を取るんだぞ、とか、そもそもの話し、男女を一緒にしないというのはホテルのルールでもあって、それが破られたら追い出されるかもしれないんだぞ、とか。しかしまぁ、俺に怒りに来たのは男性の先生であった事もあると思うが、そういう事を言いながらもあまり怒っていなく、ただただ「伝えたぞ」っていう義務を果たしていただけの様子だった。その後、Liviaと話したら校長(女)からこっぴどく叱られたらしい。分からなくはないが、男女の差は厳しいものだ。

267 :ブラジル人一級:2018/01/19 21:47:29 (6年前)  0MONA/0人

その日、俺はMairaと勝負に出た。話しをしよう、と言って、朝ご飯の後呼び出した。「もう何か月か話しをしていないから、正直言うと苦しい。学校の中では誰よりもMairaと一緒にいたい。Mairaと過ごせなかった時間は、もう戻らない。学校は今年で終わるから、時間を無駄にするのはやめよう。思い出を作ろう。もうけんかはやめよう。この旅行を一緒に楽しもう」という内容を言った。彼女は俺が言った事すべてに同意を示した。人間二人、全く同じ気持ちなのに、うまくいかないとは悲しいものだな。

268 :モナコ二段錬士:2018/01/19 22:04:32 (6年前)  0MONA/0人

海外の人ってすごいなぁ⭐️

269 :ブラジル人一級:2018/01/20 00:54:17 (6年前)  0MONA/0人

>>268
こっちも「日本ってすごいなぁ」って思ってる人多いよ。

ちなみに、どういうところがすごいと思います?

270 :ブラジル人一級:2018/01/24 01:13:52 (6年前)  0MONA/0人

まぁ、続きます。

仲直りした後、「今日、一日中はどこに行っても、一緒にいよう」という約束をした。Mairaのお母さん(教育顧問の心理学先生)は、俺たちが仲良くなっている姿を見たのを気づいたが、一瞬微笑んで、見なかったように振る舞っていた。

実は言うと、Mairaのお母さんは、俺が彼女の事を好きだったというのは知っていた。理由は、俺がMairaと口を利かなくなっている時、俺がむなしそうにしょんぼりしている時、声をかけてくれたからだ。そして、直に聞かれた「Mairaの事好きなんでしょ?彼女には絶対言わないから、話してみて」ってな。先生はいろんな面で心の支えになってくれていた。

271 :ブラジル人一級:2018/01/24 01:14:16 (6年前)  0MONA/0人

修学旅行の話に戻る。俺とMairaはあの後ずっと一緒に旅行を楽しんでいたが、俺たちのクラスに一人うっとおしい奴がいた。正直うざかったので、名前は出さない。死んでもいい。こいつは髪が長いチビだった。こいつはどっからどう見てもMairaの事が好きだった。俺の目を刺したいのが見え見え。

ここでポルトガル語解説コーナー 目を刺す(Furar o olho)
要するに、寝取る。ブラジルでは、交際している人を口説いている場合、その人の交際相手の「目を刺したい」っていう言い方をする。この場合、こいつは俺の目を刺したかった。

コーナー終了

272 :ブラジル人一級:2018/01/24 01:14:27 (6年前)  0MONA/0人

で、こいつは一日中二人きりになりたかった俺とMairaの邪魔をしていた。俺たちが会話していると、誰も呼んでいないのに割り込んできたりしてきた。例えば、俺と彼女が向かい合って話していると、こいつがいきなり俺たちの間に入りMairaを抱きしめていたりした。周りから見ると、こいつの行動はかなり痛かった。明らかにろうそくを握っていたのに、全く分をわきまえなかったからだ。

ここでポルトガル語解説コーナー ろうそくを握る(Segurar vela)
カップルがイチャツイテいる時に、ただただそこに突っ立っている人の事を、ろうそくを握っているという。暗闇でカップルがいちゃつく時に、支援するかのようにろうそくを握って灯りをともすようなイメージである。表現はネガティブであり、「邪魔者」扱い。しかし、たまには重要人物でもある。特に、一人で外出できない子とかは、友達が一緒じゃないと会えない。その場合、その友達には申し訳ないので、ろうそくを握らせないようにこっちも友人を呼ぶ。たまには、ダブルデートになる。ダブルデートが成立しなかった時は、ろうそくを握らせないように話を振ったり、あまりイチャつかなく、三人で楽しむようにするのが礼儀。それでも、「私の事は気にしないで、(カップルで)楽しんでよ」って身を引いてくれる人もいる。これが一番ありがたい。
余談だが、ある日、両親が旅行中だった仲間の部屋を貸してもらって、ある子とヤッテいたら、いきなり停電した。それでも構わず腰を振っていたら、こいつがろうそくを持って部屋に入って来た。俺たちは驚いて「出ろ!」って怒鳴ったら、慌てて出て行った。その後、こいつに話を聞いた。停電した時は部屋にろうそくを置く習慣があり、その日は俺たちが部屋でやっていた事を忘れて入ったみたいだった。「俺ってマジの意味でろうそくを握ってしまったな」って奴が言った、というくだらない話です。すみません。

これでコーナー終了。

273 :ブラジル人一級:2018/01/24 01:14:36 (6年前)  0.00114114MONA/1人

話に戻る。こいつは何度も何度も俺とMairaの邪魔をして、全く引こうとしなかった。そして、俺はMairaを責めてしまった。一緒にいると約束していただろ、と。何で邪魔されているのを咎めないのか、と。Mairaはあまりにもいい子で、こいつもまぁ何年も一緒に勉強しているクラスメイトだった為、彼女はあまり強く言えなかった。というか、何も言わなかった。

それでも、Mairaとは観光地を巡って遊んだり、楽しめていた。二人きりになっていた時は、何回も口を奪おうとしたが、すべて回避された。にしても、怒られたり、嫌な顔は一回もされなかった。その度に「もったいつけやがって。。。」と思いながらも結構楽しんでいた。

274 :raspi0124三段:2018/01/24 02:11:25 (6年前)  0MONA/0人

wktk

275 :ブラジル人一級:2018/01/25 19:59:23 (6年前)  0MONA/0人

しかし、ろうそく握りのあいつが一方的に邪魔をする中、俺はとうとうMairaとケンカしてしまった。俺の言い分は、なんであいつを追い出さないのか、だった。と思う。正確には覚えていない。今思うと、彼女と付き合いたかったのに、友達以上の関係を求める度に回避されていくと、自分が恥ずかしくなっていったと思う。明らかにボールを出してくれていた(>>131を参照)のに、発展させてくれないのが理解できなかった。Mairaが白黒させてくれない事に対してイライラしていたと思う。

276 :ブラジル人一級:2018/01/25 19:59:37 (6年前)  0MONA/0人

そして、修学旅行の最後の三、四日間ぐらい、Mairaと口を利かなかった。自分から「思い出を作ろう」とか言いながら。それでも、彼女が俺の事を目で追っていたのが分かっていたので、余計つらかった。旅行の終盤は、Liviaと過ごした。これは、Mairaに対して一番申し訳なかったと思う。

俺たちは、修学旅行から戻り、夏休みが終り、学校が始まった後も絶縁状態だった。その頃に、俺はVerenaと知り合い、付き合った。それが>>243の話し。>>243に戻る。

277 :ブラジル人一級:2018/01/25 19:59:52 (6年前)  0MONA/0人

俺はVerenaと付き合っていた為、Mairaを忘れる事ができていた。俺の四人目の彼女は、極美人で、話が面白かったので、すごく楽しめていた。しかし、Verenaから振られると、俺はMairaとの日常から目を逸らせなくなった。おそらく、俺はVerenaを使ってMairaに対する気持ちをごまかしていたのかもしれない。いや、そうだった。でなければ、こんなにむなしくなかったはず。

その状態で、下向きに生きて2、3か月過ごした。俺の学校に「人生の楽しみ方」というような講義をしに来た大人たちが来た。その講義/イベントは「ゲームや、ネット、夜遊びやアルコールを飲むだけが若者の楽しみではない」という事を深く教えてくれる内容だった。実際、この講義はかなり楽しかった。色んな学校の連中が来て、貸し切りの場所で行われた。ちなみに、そのイベントにはMairaも行ったが、言葉の2,3個ぐらい交わした。俺たちはまだ関係がギクシャクしていた。

278 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:00:03 (6年前)  0MONA/0人

そんな中、俺のクラスの奴(以降Pangaと呼ぶ、これはあだ名で、こいつの名前は覚えていない)が、とある学校の子と付き合っていて、その子がなかなか可愛く、しかもクラスの子の幼馴染(以降Narjara、ナージャラ)だった為、それが話題になっていた。その子もイベントに来ていた。そして、実際会ってみると綺麗だった。肌は白く、髪は赤に染めていて、丸い目は真っ黒だった。体系も痩せていたが、全くだらしくはない感じに肉付きがよかった。ダイナマイトボディといってもおかしくはない。話しを聞いたら、この子は14歳だった。しかし、平均17歳の俺のクラスの子より体がエロかったのは事実。当然、全く14歳の子には見えなかった。名前はLaila(ライラ)。後でみんなは「Pangaやったな!」って褒めていた。

279 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:04:11 (6年前)  0MONA/0人

俺のクラスの奴の彼女だった為、俺は別にいやらしい目で見ていなかった。Lailaは俺のクラスに幼馴染がいて、俺はその子と仲がよかった事もあり、イベントの後は一緒に帰った。ライラは面白い子で、割と楽しんで会話をした。次の日、俺は自分のSNSを開けると、Lailaがそこにいた。Orkutで友達申請が来て、それをOkしたら、MSNチャットのアドレスを聞かれた。

280 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:04:36 (6年前)  0MONA/0人

次の日からだ、俺は毎日のようにLailaと話した。楽しかった。彼女はPangaとはあまりうまくいっていないとかカミングアウトしたりしていたが、大した事は言わなく、俺も聞かなかった。2週間ぐらい、趣味、将来の夢、昔の恋愛話(Thaisの事を話した)、いつか旅行で行きたい所とか話して、盛り上がっていた。ある日、「Narjaraの家に遊ぶに行こう?」って呼ばれ、俺は行ってしまった。

当然、俺はLailaの事が好きになり始めていた。Lailaは素直な子で、話ていると居心地がよかった。しかし、彼女がPangaと付き合っている間、何もしないと心に決めていた。それでも、俺はNarjaraの家に行って、彼女と会った。行ったのが、夜の19時ぐらい。

俺とLailaの間には手で掴める程の恋愛雰囲気がはみ出ていた。Narjaraも含めて、三人で盛り上がっていたが、Lailaの目には脈しか見えなかった。俺だけをずっと見て、目がキラキラしていて、口がニヤニヤしていた。その後、帰ったのが22時過ぎだった。当然、心にも誓っていた為、Lailaに手を出さなかった。

281 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:04:56 (6年前)  0MONA/0人

その後、俺はNarjaraと話したが、この子は「いや、PangaはLailaの事全く本気にしていないから気にしないで。Pangaは彼女とヤリタイだけ。好きなら、ちゃんとしたほうがいいと言われた」。Lailaは幼馴染とも相談していた模様。

そして、ある日、LailaはMSNで俺を呼んで、こう言った。「もう正直の話をしよう。私は俺君の事が好き。Pangaと別れる。だから、分かるでしょ?」と言われた。俺はただ「それは、Lailaが決めないといけない事。僕とは関係なく、自分の人生を正しい方向に進めてほしい」とだけ言った。翌日、「別れた」という報告があった。

正直、新しい彼氏ができるから、今の彼氏と別れる、というスタンスがあまり好きじゃなかった。が、もう俺とLailaの間には後戻りできない感情があったから、仕方ないと思っていた。ただ、彼女には「必ず新しい彼氏ができる」っていう考えをしてほしくなかった。結果は同じだけどな。

282 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:05:20 (6年前)  0MONA/0人

LailaがPangaと別れて1週間、俺はLailaと付き合い始めた。これが俺の人生の五人目の恋人の物語。

283 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:05:32 (6年前)  0MONA/0人

俺たちは本当に雲の上にいるような付き合いをしていた。たまに彼女が家に来て、ベッドでイチャイチャしていたり、Narjaraの家で飯食って遊んだり、夜遅くまで電話していた。そして、ある日、LailaとMSNで話していると、彼女が「今、両親がすごいケンカをして、離婚すると思う。つらい。俺君と会いたい」という連絡があった。俺は「Lailaの家庭の事だから何もできなくてごめん。でも、今からそっちへ飛んでいくから、せめて抱きしめてあげる。行っていいか?」っと言ったら、OKをもらった。それが夜中の22時ぐらい。自転車を飛ばして20分で彼女の家に着いたら、彼女が門のところで泣いていた。Lailaと会ったら、お互い何も言わなかった。俺が彼女を20秒ほど強く抱きしめて、そのまま無言で帰った。

家に帰ったら、携帯にメッセージがあった。「今日はありがとう。俺君がいてくれるだけで、私は何にも出来るみたい。頑張るからね!今日はもう寝る。また言うけど、来てくれてありがとう」。雲の上にまた雲があるならば、俺はそのまた上の雲にいるような幸せだった。俺たちは、それぐらい愛し合っていた。

284 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:07:00 (6年前)  0MONA/0人

しかし、何も永遠には続かない。1,2か月ぐらい後、Lailaに振られた。一瞬、冗談だと思ったが、本当だった。理由は覚えていない。おそらく、理由を教えてくれなかったから覚えていないのかもしれない。つらかった。まじでつらかった。Mairaの事を完全に忘れる程、俺はLailaの事が好きだった。俺はあきらめきれず、2回ほど「戻ろう」と説得としたが、やはりだめだった。それだけでも十分つらいのに、どん底に落ちた俺を追い打ちするかのように、また衝撃の事件が起こった。

285 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:07:19 (6年前)  0MONA/0人

前置きするが、当時、俺たちは高校3年生。年末であり、みんな受験でいっぱいだった。ブラジルでは(特に俺の地方では)受験に受かると、かなり騒いだお祝いをする。

286 :ブラジル人一級:2018/01/25 20:07:45 (6年前)  0MONA/0人

ここでブラジル文化解説コーナー 受験お祝い
まず、男性は丸坊主にされる。拒否権が無い事はないが、90%は坊主にされる。大半は坊主にされる勢いで祝うが。まずは、その場にいる一人一人がはさみで受かった人の髪を一部切る。そいつは頭がデコボコでそのまま祝うが、後で髭剃りで坊主になる。女性は坊主にされない。「坊主にするぞ!」と冗談を言うがな。

しかし、それだけではない、受かった人(男女問わず)の頭に一人一人卵を割ったり、小麦粉を投げたりする。いじめみたいに見えるが、いじめではない。嫌がる人はいるから、そうやって祝う人がいない事はないが、かなり稀である。99,9%はこう祝う。

そして、段ボールで看板を作り、両端に紐をつけて、受かった人の首に飾る。その看板には例えばこう書かれる「ブラジル国立大学 医学部に入った頭が悪い大馬鹿です!」みたいに。

また、友達の親の中に大型の車(ピックアップトラック)がある場合は、受かった奴ら10人ぐらいが後ろに乗って、音楽を流し、住宅街の間を騒ぎながら走る。(俺はこうした、写真あったら見せる)

そして、一旦はしゃいだら、誰かの家で、シュラスコを食べて、ビールを飲んだりして、明日がないかのように楽しむ。これが大学受験に受かった時の祝いかた。ちなみに、俺が受かった時の写真はあるから、後で見せる)

これでコーナー終了

287 :ブラジル人一級:2018/01/26 02:00:21 (6年前)  0.01141141MONA/2人

まぁ一応、入れておく。
これが、俺が受験合格した日の写真。

https://uploaddeimagens.com.br/imagens/1227226047612_f-jpg

288 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:54:10 (6年前)  0MONA/0人

すまないが、コーナー追加をする。受験祝いの中に、受かった人があまりにもうれしすぎて、かなり大きなお祝いになる事もある。例えば、この時期になってくると、俺は全く知らない人の家に行って、一緒に祝ったり、「お前おめでとう!」とか言っていた。ちなみに「お前だれだ?」って言われた事もなく、「おぅ、ありがとう!楽しんでくれ!」って言われていた。そういう家とかに行くと、40人ぐらい軽く超える程人が集まっている。

話に戻る。

289 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:54:43 (6年前)  0MONA/0人

Lailaと別れた時は、受験合格祝いの時期だった。みんな合格していって、色んな人達の家に遊びに行っていた。そんな中、Narjaraがある大学に合格した。当然、祝う事になっていた。が、俺は当日、受かった大学までいって入学手続きをしていた為、Narjaraの家には夜しか行けなかった。

大学で用事を済んで、バスに乗ったら、Narjaraの家に着くまでワクワクドキドキしていた。そりゃ、必ずLailaがいるからだ。俺はまだ諦めていなかった。チャンスがあるならば、せめてまだ2,3回はねばるつもりでいた。

290 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:55:00 (6年前)  0MONA/0人

結論から言うが、俺は行かないほうがよかった。いや、違う視点から見ると、行ったのが正解かもしれない。Narjaraの家に着くと夜の19:30ぐらい。一通り、クラスの奴らにあいさつすると、Lailaが出て来た。彼女は俺を見ると、一瞬、居心地が悪いような素振りを無意識に出したが、気にしていないと見せるかのように振る舞った。Lailaは飲んでいた。俺には「飲めない体質なの」と言っていたくせに。その後が信じられなかった、Lailaはその後すぐにPangaのところまで行って、奴の腕の中に入り、奴とチューした。な ん だ こ れ は。

291 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:55:23 (6年前)  0MONA/0人

俺は何とも言えなく、そして「気にするな、気にするな」とか「気にしていないふりをしろ」と自分に言い聞かせていたが、効果がなかったと思う。なぜかというと、Narjaraは俺に気づいて「ごめんね」って言いに来たからだ。俺はただNarjaraに「合格おめでとうな。今日はあまり乗り気じゃなく、大学まで行って疲れているから、今日は帰るからな。おめでとう」とだけ言って帰った。Narjaraは一応止めてくれたが、行かせてくれた。

292 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:55:36 (6年前)  0MONA/0人

俺はあまりにもこの事実が信じられなく、考える時間、いや、飲み込む時間が欲しかった。帰りのバスを待つのではなく、俺は歩いて帰った。40分間の距離を足だけで乗り越えた。本当にこんな事が起きているのか。俺の見間違いじゃないのか。今の状況があまりにも非現実すぎて、どこから突っ込むのか混乱していた。

どうしてだ?Lailaは俺の事が好きでPangaと別れていたのではないか?なぜだ?奴と戻ったから俺と別れたのか?わからない。あんなに楽しい時間を過ごしたLailaが全くの別人に見えて、真実が完全に見えない。俺はひたすら歩く。悲しすぎて涙も出ないの状態だった。

293 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:56:16 (6年前)  0MONA/0人

家に着く20分前ぐらい、ある声に助けられた。今日まで、俺はこの時、神様からこの言葉を俺の頭に直接吹き込まれたと思っている。頭の中にこう響いた「だとしても、お前はLailaとどうしたかったのだ?付き合いたかったのか?こんな事をする子と?付き合った後はどうする?結婚するのか?しないのか?するとしたら、こんな事をする子と一生を過ごすのか?結婚しないのなら、別れたほうが正解だろ?時間の無駄だろ?」という言葉が頭から自然に流れていた。そして、俺には次の決定的結論が出た「神様は何もかも知っている、これは神様が決めた事。きっと、Lailaとこのままずっといたら、もっと苦しんでいたし、何の得にもなっていなかった」。

俺はその結論を出した後、何もかも苦しくなくなった。逆に安心した。嘘だと言われてもいい。今でも爆発しそうな心が一気に冷静になっていき、感謝のような感情が生まれてきた。人生で初めての安心感だった。ついさっきの絶望が、希望のような、何もかもうまくいっている確信に変わった。「冷静に考えると、この結末が一番だった」。

自分の気持ちが落ち着いてほっとし始めたら、Narjaraの家に行ってもよかったが、俺はそのまま家に帰った。今日はもう十分だ。

294 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:56:31 (6年前)  0MONA/0人

週末明けに学校へ行くと、俺はNarjaraに呼び出された。内容は衝撃的。Narjaraは幼馴染のLailaと絶縁したそうだ。理由は、Narjaraの好きな男子にLailaが色気を使っていて、逆口説いていた。Pangaと一緒にいたにも関わらずだ。その好きな男子っていうのは、俺とMairaの邪魔をしていたろうそく野郎だった、それは今の話に関係ないが。。。Narjaraがそいつの事を好きだったというのは誰もが知っていた事(本人だけは知らなかったと思うが)、ましてNarjaraと最も親しかったLailaが知らないはずがなかった。Lailaが怖かった。こんな人間が実在するのか、と思うぐらいびっくりした。

295 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:56:46 (6年前)  0MONA/0人

こんな事も起きて、これ以上驚くような事はないだろうと思う中、さらに衝撃な事実を知るようになった。

1週間後ぐらい、俺は友達からある奴の合格祝いに誘われた。全く知らない人だったから、一旦断ったが、友達から「あいつ、大きく祝いたいから、出来るだけ人を呼んでって頼まれている。誰かわからなくても行こうよ」と誘われたので、行った。そしたらだ、Pangaがそこにいた。俺は一瞬「やりにくいなぁ」と思ったが、気にしないように楽しんでいた。

そして、ビールがちょっと入ると、俺はPangaに呼ばれた。「話しをしないか?」ってな。今更なにを話そう、と思いながらしぶしぶ応じた。こいつはLailaの事をまず誤った。「彼女の事好きだったんだろ?すでに別れていたとはいえ、目の前であんな事をして本当に申し訳ない、と言われた。こんな事を言う為に、わざわざ俺を呼ぶとは、Pangaは漢すぎると思った。

俺はLailaと隠れて付き合っていたから、Pangaがここまで知っている事に関しては驚いた。「でも、最初は俺が付き合っていたよな?」とちょっと笑いながら言った「まぁ、別に好きじゃなかったし、やりたかっただけだから気にしていない」と言われた。

296 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:57:28 (6年前)  0MONA/0人

俺は「でもなぁ、Panga、俺もLailaに気があって最初から口説いていたとかではなく、普通に友達になって、後から好きになってしまったんだ。彼女がPangaといるから、自分を抑えていたという事もあり、寝取ろうと一回も思った事はない。前は、Pangaがあまり相手にしてくれないから寂しい、という愚痴も聞いたりしていた。そして、その内、Pangaと別れるから付き合おうって言われて、付き合い始めたんだ」とか言った。

そしたら、Pangaが「え?」。
俺「え?」。
Panga「俺がLailaに振られた?」
俺「え、じゃなかったのか?」
Panga「違うぞ、Lailaがあまりにもやらせてくれなかったから、俺が振った」
俺「え?」

という事で、新事実が判明。その後、俺とPangaは事実確認の為に、お互いの情報を確認し始めた。そしたら、以下が分かった。

297 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:57:41 (6年前)  0MONA/0人

*LailaはPangaに振られて、俺に近づき始めた。しかし、Pangaと一緒にいると嘘をついていた。
*俺と付き合いながらも、Pangaと何回か会っていた。少なくとも連絡は取っていた。
*Pangaは、俺がLailaと付き合っていたのを、Narjaraの合格祝いの時に知った。俺があっけなく帰った事を怪しいと思い、Narjaraに聞いたら、教えてくれたそうだ。
*関係ないが、Pangaはヤッテいなく、俺は自宅でLailaとベッドインした。(Pangaはこれが一番悔しそうだった、奴が言うには「せめてヤレタじゃねえかよ」)

他にも確認した事実がいっぱいあったが、覚えているのはこれだけ。Lailaがどこまで本当の事を言ったのかを分からないままだったが、せめて80%は嘘をついていたというのが分かった。二回目にして、俺は「こんな人間って本当にいるのかよ」って思わされた。

298 :ブラジル人一級:2018/01/30 19:57:51 (6年前)  0MONA/0人

しかし、俺は一つだけLailaに感謝しないといけない事がある。Pangaという紛れもなく心強い仲間を与えてくれた事だ。こいつはマジでいい奴で、漢だった。Panga程、いい奴は稀である。この後、俺とPangaはかなり仲良くなった。年末で受験も終わっていた事もあり、一緒に飲んだり、色んな子と遊んだりした。

学校が終わった記念にとある観光島へ旅行した時に、俺とPanga、そして女友達二人で撮った写真を投稿する。 

299 :ブラジル人一級:2018/01/31 00:48:49 (6年前)  0MONA/0人

https://imgur.com/m0k5A7Z

300 :ブラジル人一級:2018/01/31 00:49:17 (6年前)  0MONA/0人

右の男子が俺、左の奴がPanga。

https://imgur.com/m0k5A7Z

301 :ブラジル人一級:2018/02/01 00:46:41 (6年前)  0MONA/0人

見てる人いないんかな?

続けるけど

302 :ブラジル人一級:2018/02/01 02:56:20 (6年前)  0MONA/0人

Laila編終了と言いたいところだが、まだある。学校が終わるという時期に、Colação de Grauが開催された。

ここでブラジル文化解説コーナー Colação de grau
まぁ、単なる卒業式。パーティ。全員で高いところのBuffetを雇い、卒業式のセレモニーをそこでする。男はスーツ、女はドレス。イメージ用に、俺の卒業式パーティの写真を投稿。俺は真ん中。

コーナー終了

他の学校ではこうなのか分からんが、俺の卒業式では自分のペアとなる異性を選ぶ。この異性は同級生じゃなくて、誰でもいい。彼女でも、違う学校の子も、母であっても、誰でも選べる。俺はMairaを呼びたかった。

303 :ブラジル人一級:2018/02/01 02:56:40 (6年前)  0MONA/0人

Lailaとのいざこざがあった後、俺はMairaと仲直りできていた。ある日、俺がNarjaraの家に遊びに行くと、Mairaがそこにいた。Narjaraは俺たち二人に「綺麗な友情を持っているのに、いい加減仲直りしなさい」と言った。俺たちは部屋に入って二人きりで話して仲直りした。「Mairaと離れ離れになっていなければ、きっとLailaの事で苦しんでいなかったかもしれない」と言って、謝った。色んな事があった為、Mairaの事を異性として好きという事はほぼ完全になかった。が、俺の親友だった事は昔と変わらなかった。

だが、6か月間ぐらい口を利かなかった俺たちの間には違和感がまだ残っていた。俺は、学校生活の中で、最も近くにいてくれて、最も力になってくれていたMairaとペアを組んで、卒業式に参加したかった。しかし、Mairaは当時、クラスの奴といい感じになっていたという話があった。Narjaraも二人の事を応援していて、「二人で卒業式に行きな」とか言っていたし、Mairaは「私は誘われてもいないよ」とか言っていた為、「あ、脈あるんだな」って悟ったので、俺は身を引いていた。俺のほうも、Mairaの気持ちを確認する度胸がなかった為、学校生活の最後の願いは叶う事なく、卒業式を迎えてしまった。

304 :ブラジル人一級:2018/02/01 02:56:49 (6年前)  0MONA/0人

俺がペアに呼んだのはDrika(ドリーカ)という子。ロングの黒髪で、目は黒くぱっちりしていて、スレンダー巨乳の子。可愛いがあまりピンと来る子ではなかった。多分タイプじゃなかっただけなのかもしれないが。この子は同じ学年だが、違う高校の子だった。5年生から8年生まで一緒に勉強していたから、クラスのみんなが知っている子で、さまざまな意味で楽しんでくれたと思う。

Drikaは、一緒に勉強していた時は全く印象に残らない子だった。お互いが18歳になると、この子の胸がかなり成長していた。卒業式の2,3か月前ぐらいに友達経由で再会した。彼女の巨乳がかなり目立ち、人生に一回はそれに触りたいと思った為、連絡先をもらった。そこから、何回か連絡を取り、まぁ「俺の卒業式のペアにならないか?」と誘った。

305 :ブラジル人一級:2018/02/01 02:57:02 (6年前)  0MONA/0人

そして、いざ卒業式の日が訪れて、式場に行くと、どうにも笑える光景を見た。ろうそく野郎がLailaとペアを組んで、卒業式に来ていた。いかにも友達っていう雰囲気だったが、どうも場違いなLailaがおかしくてしょうがなかった。Narjaraは怒りの頂点だった。

式場でAdrielleと会うと、タイプではなかったが綺麗だった事は否定しない。彼女は黒のミニドレスを着ていて、白い肌とのギャップに萌えていた。巨乳が目に飛び込んでいたしな。そこで、俺とAdrielleが一緒に踊ったり、イチャイチャしたりしていると、Lailaはそれを見て「信じられない!」っていう顔をしているのが一番衝撃的だった。俺たちをあざむいてひどい事やっていた人が「自分は騙された!」のような被害者面をしている顔が信じられなかった。Lailaのとこまで行って「お前は何を考えているんだ?」と聞きたいぐらいだった。彼女のその顔は相当メシウマだったけどな。

306 :ブラジル人一級:2018/02/01 02:57:18 (6年前)  0MONA/0人

俺は充実しながら学校生活にお別れを告げる事ができた。色んな事があったが、一番大切な物は失わずに済んだ。Mairaという俺の最大の仲間とは仲直りできていたし、Pangaという頼もしい仲間も作れた、Pedroは学校だけではなく童貞も卒業できたし、みんな大学にも合格したし、文句のない卒業を迎えた。式では30人近い同級生たちと感謝感激の号泣をした。

これで、俺のLaila編と学校編が同時に終了した。

307 :ブラジル人一級:2018/02/01 05:16:44 (6年前)  0.0114114MONA/1人

ちなみに、俺の卒業式パーティの写真を貼る。俺はど真ん中の奴。「お前、卒業式までにイヤホンしてくるのかよ?(笑)ボディーガードみたい」っていじられた。

https://imgur.com/SgsW9d6

308 :錬金四段教士:2018/02/01 12:32:43 (6年前)  0MONA/0人

なんだよ超イケメンじゃん

309 :Ama一級錬士:2018/02/01 12:44:10 (6年前)  0MONA/0人

紫のドレスがMaira?

310 :ブラジル人一級:2018/02/01 19:56:56 (6年前)  0MONA/0人

>>309

紫のドレスはJessica(ジェシカ)。
>>287で俺の顔に落書きをしている子。
Jessicaは、彼女の左にいるLeo(レオ)と結婚した。

二人とも俺のガキからの付き合いだから、幸せにいてほしい。

311 :ブラジル人一級:2018/02/01 19:58:54 (6年前)  0MONA/0人

>>308
たまたま、この写真によく映っただけかもしれない。
超は言い過ぎだと思う。

312 :ブラジル人一級:2018/02/01 20:23:29 (6年前)  0MONA/0人

ちなみに、Leoの家はパン屋さんで、「Leoは毎日パンを食べる」という意味で、Jessicaに「パン」っていうあだ名がついた。

高校2年からJessicaはずっと「パン」って呼ばれている。

313 :ブラジル人一級:2018/02/02 22:14:42 (6年前)  0.03900039MONA/2人

Lailaの画像見つめたから、貼る。

俺を欺いたどうでもいい奴だから、晒しても気にしない。

卑怯な体をしているよな?Pangaが一番損をした。

https://imgur.com/vQMEIbA

314 :新疆改造中心 六四事件二段:2018/02/02 22:23:40 (6年前)  0MONA/0人

暴落とは無関係にブラジルスレが平常運転で安心した

315 :錬金四段教士:2018/02/02 22:35:46 (6年前)  0MONA/0人

>>313
流石ブラジル人、いい身体してるな。

316 :ブラジル人一級:2018/02/03 01:22:13 (6年前)  0MONA/0人

>>315

しかも、これで14歳だったしな。
年ごろの俺は発情しまくった。

317 :ブラジル人一級:2018/02/03 01:37:55 (6年前)  0MONA/0人

>>314
やると決めた事は最後までやる主義だからな。

約束の画像UPもやっている。

318 :ダイデット名104.4㌕二段錬士:2018/02/03 02:01:28 (6年前)  0MONA/0人

こういう人生もあるんだな
日本の田舎に生まれたら、無理だww

319 :raspi0124三段:2018/02/03 02:20:19 (6年前)  0MONA/0人

>>316 これで14歳なのか。。

320 :raspi0124三段:2018/02/03 02:21:31 (6年前)  0MONA/0人

小説が真面目に1本できそうだ。。

321 :ブラジル人一級:2018/02/03 20:33:32 (6年前)  0MONA/0人

>>320

正直、小説化させる気がある。
タイトルはもう考えた。日本で出版するなら「ブラジル人恋愛日記」にしようと思っている。

322 :ブラジル人一級:2018/02/03 20:34:41 (6年前)  0MONA/0人

>>318
ここも田舎だったら、あまり出会いはない。
その上、田舎にはあまり美人を見た事はないからな。

その点ではどの国も同じだと思う。

323 :ブラジル人一級:2018/02/03 20:36:38 (6年前)  0MONA/0人

しかし、まぁ。

みんなの人生には面白い話があると確信している。
気が向いたらなんかレスを作って、誘ってくれ。

最後まで読む約束をする。

324 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:55:20 (6年前)  0MONA/0人

俺はその次の年に、02月に工学部に入学した。正確にいうと、オートメーション工学部。そして、自分の恋愛人生を振り返ると、恋人5人(Thais, Bia, Juliette, VerenaとLaila)、この子たちを含めて「一緒」にいた女性を数えると50人を過ぎていた。最後に一緒になったのがAdrielle。そこでだ。俺は飽きてしまった。

325 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:57:20 (6年前)  0MONA/0人

女性に好かれようが好かれまいが、もうどうでもよくなった。もう、お腹いっぱいになっていた。女性とはたまに知り合う事はあったが、心に余裕がついたのか、もしくは欲が薄れてしまったのか、または単に飽きたのかはわからないが、とびっきりの美人と知り合っても「まぁ、綺麗だね」程度でスルーしていた。女と遊ばない事はなかったが、ちょっと無関心になっていた。もしかしたら、Lailaとの問題で、ちょっぴり女不信になっていたと思う。完全に吹っ切れていた。

大学には綺麗な子は何人かいた。工学部っていう事もあり、やっぱり男が9割だったが。しかし、俺は女にあんまり興味はなかった。たまに女性からの視線を感じていたが、大した事はなかった。

ただただ勉強に励んでいた俺は、高校の仲間たちと全く連絡を取っていない事はなかったが、頻度が低くなった。出会いも少なく、ぼちぼち真面目に生きていたら、2009年05月01日が訪れた。当日は祝日であり、ブラジルでは労働者の日。

326 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:57:37 (6年前)  0MONA/0人

その日は何気なくSNSに入ったら、久しぶりにMairaと話した。「休みで暇だなぁ」「そうね、暇だね」っていう他愛もない話をしていた。彼女が「今日はどっかへ出かけたかったのに」とか言っていたから、「まぁ、久しぶりだし、どうせならうちに来ないか?」って聞いたら「行く」って答えたので、ちょっと驚いた。大して来て欲しかった訳でもなく、「めんどくさいな」という感覚で誘ってみたら、本当にMairaは来てしまった。

部屋に入って、ベッドで横になって他愛もない話しを続けていた。俺は特に緊張もせず、その日だけは3年ぶりにMairaを異性として見ていなかった。どういう内容の会話をしていないのか覚えていないが、いつのまにか恋愛話になった事は覚えている。

327 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:57:51 (6年前)  0MONA/0人

Maira「俺君は、今だれかと付き合っているの?」
俺「付き合ってない。探してもいないし。大学で学年1つ上の子からラブレター貰ったけど(実話)。」
Maira「また彼女を作りたいとか思わないの?」
俺「ああ。もうめんどくさいと思っている。というか飽きた。Lailaとああいう事があったからな。当分は誰とも付き合わないと思う。」
Maira「へぇ、なんか寂しくない?私はいつか付き合いたいと思うけど」
俺「そう思うか?俺は4年前からずっと誰かといたからな。もう落ち着きたい。」
Maira「おかしいよ。俺君はいつかまた出会いがあるから心配しない。私はまだまだ恋愛したい」
俺「心配してないよ。今は勉強に集中したいだけ」
Maira「へぇ、でもやっぱり理解できない。私は彼氏が欲しい」
俺「忠告のように言うけど、やっぱり一人が一番だぞ?」

328 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:58:37 (6年前)  0MONA/0人

そこで彼女は衝撃な行動に出た。Mairaが俺の頭を両手で掴みながら、いきなり俺の顔に近づいて、キスしているか疑うぐらいぐらいお互い口の先っぽが触れている状態でほっぺとほっぺをくっついた。そして、「いい加減気付けよ」っと言うかのように、同じ言葉を放った。

「でも私は彼氏が欲しいの!」

329 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:58:52 (6年前)  0MONA/0人

Mairaはその後、俺の頭を離して、目をまっすぐ見つめてきた。世界が凍った。その間に気づいた。「俺は馬鹿だ」。ここまで立っていたフラグに全く気付いていなかった。この状況を飲み込むには5秒程掛かった。「休みの日にMairaがわざわざ俺の家に来る。付き合っているのか質問攻めしてくる。彼氏が欲しい事を連発する。そうか!そうだったんだな!」ってやっと理解した。そして、Mairaの顔にそっと近づき、その口を堪能し始めた。

正直いうと、今更Mairaが俺の事を探してくるのがあまり理解できなかった。しかし、彼女の口があまりにもおいしすぎて、そんな事はどうでもよかった。俺が高校生活ずっと好きだったMairaが、クラスのアイドルが、今俺の腕の中にいる。お互いの唇が踊っている。それが全てだった。彼女は別に欲しくないと思っていた俺だったが、Mairaだけは違う、とその時感じた。彼女はずっとそばにいて欲しい。Mairaへの気持ちが一気に戻った。たったの一瞬で。たったの一言で。

330 :ブラジル人一級:2018/02/05 22:59:50 (6年前)  0MONA/0人

その日から、Mairaは頻繁にうちに来るようになった。デートはいつも俺の部屋の中。毎週がベッドデート。そりゃ、俺たちは3年間も友達として遊んでいたからな。映画を見に行ったり、観光地を巡ったりする、カップルが普通にデートするような事は友達だった時から何回もしていた。今更そんなデートをする必要性はお互いになかった。だから、俺とMairaはひたすらお互いの体を堪能した。もちろん、最高だった。

そして、俺はMairaからある事を求められ始めた。「ねぇ、私たちってどういう関係なの?恋人なの?じゃないの?」そう、彼女は正式な恋人宣言が欲しかった。

俺は「お前、今更そんな事聞く?恋人ルール知らないのか?」
Maira「恋人ルール?聞いた事ない」
俺「男女が一緒交際を1k月以上続けたら、自動的に恋人になるルールだろ」
Maira「初めて聞いた!そんなもんなの?」
俺「そうだよ、俺たちはもう自動的に恋人」
Maira「あぁ、そうなの」

っていう風に、彼女はあんまり納得しなかったが、この件に関して追及してこなかった。ただ、このルールは俺が決めたのではなく、昔なんとなく聞いた事があるだけ。知っていないのも無理はない。ブラジル人文化とは言えないな。

331 :ブラジル人一級:2018/02/05 23:00:07 (6年前)  0MONA/0人

そして、もう気づいていると思うが、俺の14歳から18歳までの最後の恋人、6人目はMairaである。

332 :ブラジル人一級:2018/02/05 23:00:57 (6年前)  0MONA/0人

ただ、正式な申し出はした。この恋人ルールを口にして、もったいぶったのは、彼女にあるサプライズを準備していた為である。準備していたっと言っても、大胆な事ではない。俺は当時、大学でC++っていうプログラミングを勉強していた為、それを活用し「恋人になってくれないか?」と出るようなプログラムを制作した。

大した物を作った訳ではない。具体的にいうと、スーパーファミコンで遊んでいた「学校であった怖い話」のようなテキストアドベンチャーゲームを作った。その中では、女性でも読みやすいように、俺とMairaの物語を文書に残しながら質問を組み込んだ。例えば「出会ってからどのくらい?」だったり、「今後も一緒にいたいですか?」とか入れていた。ゲーム的には、彼女の選択肢によってポイントを稼いでいって(そのポイントは隠れ要素だが)、ゲーム内でフラグを立たせたら「恋人になってくれますか?」という文書が出る仕組み。

333 :ブラジル人一級:2018/02/05 23:01:48 (6年前)  0MONA/0人

プログラミングが出来る人は、ぜひこのネタを使ってもいいと思う。いや、使ってください。

334 :ブラジル人一級:2018/02/05 23:02:08 (6年前)  0MONA/0人

そのゲームを完成するまで、1か月程掛かった。そして、いざ出来たらMairaを家の呼んだ。ただ、その日は親戚でシュラスコパーティがあった為、家には彼女を待つ俺しかいなかった。その後、二人で親戚に行く予定だが。そして、彼女が着いて、出発する前に「ちょっと見せたい物がある」っと言ってコンピューターの前まで誘導した。俺がイスに座り、彼女を俺の太ももに座らせると、ゲームを起動した。

「自分が作ったんだ」って言うと、「すごいね」って褒めてくれた。しかし、もう昼の1時を回っていて、お互いお腹がすいていた事もあり、彼女は早くシュラスコに行きたかった。それでも俺は「いや、早く終わるから、俺たちの事を言うこのゲームちょっと見て」っていう事で応じてくれた。Mairaが10分ほど楽しんでいると「Maira、今後も一緒にいたいから、恋人になってくれませんか?」という画面が出た。彼女はちょっと涙目になり「うれしい」っと言ってくれた。

彼女が太もも(実際は、太ももというより、俺の息子ぐらい)に座っていたから、俺も発情し始めた。特に、正式に恋人になった二人だ、ヤルのが一番ふさわしかった。しかし、その後1分ほどイチャイチャしていたら「やっぱりお腹がすいた」という事で即出発した。ただ、歩いて10分程の距離にある親戚に着いてMairaを紹介したら、すぐ肉を食べて、すぐ家に帰り、すぐベッドインした。どこまで肉食なんだ。。。若い時の性欲はすごい物だと今では関心する。

335 :ブラジル人一級:2018/02/05 23:26:50 (6年前)  0MONA/0人

余計な情報だが、ここまで読んでくれた人へのおまけとして伝えておく。Mairaは日本語フェチだった。イチャイチャしている時、たまに「日本語を言って」というリクエストがあった。理由を聞いたら、俺がポルトガル語と日本語でしゃべる声がかなり変わるらしい。日本語の時は、声が低くなりもっと漢らしく聞こえるそうだ。彼女がそれに気づいたのは、まだ高校の間、俺たちが(海外でも流行った)デスノートの話をしていたら、俺が「日本版ではちょっと違う」っていう事でライトの決め台詞を真似した時だったらしい。たしかにその日、俺が日本語で言ったら「すごい!すごい!もう一回言って!声が全然違う!」って何回も言わされた事は覚えている。ただ、Mairaにそういうフェチが生まれた事は付き合ってから知った。

336 :raspi0124三段:2018/02/06 03:26:47 (6年前)  0MONA/0人

>>325 ぜいたくな悩みですね。。(ひがみ
ま、面白いです。

337 :ブラジル人一級:2018/02/06 04:42:29 (6年前)  0MONA/0人

>>336
レスありがとう。

悩みというより、生き方が変わったと思います。

4年間、ずっと恋愛に悩んでいる自分を反省して「人生にはもっと重要な事があるだろ?そんなに焦る事はないじゃないのか?俺は馬鹿じゃないのか?」と考え始めただけですね。だから、また恋愛関係に突っ込む事がなくなり、無関心になったという事です。

もっと大人のように考え始めただけだと思います。
ここで恋愛に悩んでいる若者がいたら、焦る必要は無いと肝に銘じてください。

338 :moonta二級錬士:2018/02/06 12:39:15 (6年前)  0MONA/0人

読んでてひきこまれました。
面白かった!

339 :チキンハート四段錬士:2018/02/06 12:40:54 (6年前)  0MONA/0人

おもしろかったb

340 :ブラジル人一級:2018/02/06 19:50:46 (6年前)  0.00000114MONA/1人

まだ終わっていないけど。。。

341 :チキンハート四段錬士:2018/02/08 23:21:13 (6年前)  0MONA/0人

続きをたのんます。
少し、投げました。

342 :ブラジル人一級:2018/02/09 19:55:26 (6年前)  0MONA/0人

ごめん、仕事が忙しくて書き込めない。

落ち着いたらまた来る

343 :ブラジル人一級:2018/02/10 00:44:09 (6年前)  0MONA/0人

続きをする。

俺は14歳から18歳まで6人の女の子たちと付き合った。

しかし、その経歴が18歳で終わるにはちゃんとした理由がある。

344 :ブラジル人一級:2018/02/10 20:03:27 (6年前)  0MONA/0人

俺は18の時に死んだからだ。

345 :ブラジル人一級:2018/02/15 19:58:54 (6年前)  0MONA/0人

死んだというのは嘘じゃなく、ホラーでもない。

説明はするから期待してくれ。

346 :raspi0124三段:2018/02/16 06:11:40 (6年前)  0MONA/0人

wkwk

347 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:05:05 (6年前)  0MONA/0人

その前に、ちょっと話が逸れるが、モテル事、人生、男の義務に関して一つ考察したい。自分の為になると思ったら、ぜひ採用して頂きたい。

348 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:05:17 (6年前)  0MONA/0人

まず、どうしてMairaは高校を卒業してから俺に心を許したのか。前から脈があったという前提事項無しで言うと、一つだけ心当たりがある。それは、俺に「余裕」ができたからだ。それがMairaを落とす決定的なポイントになったと思っている。

前置きするが、俺の人生で気づいた事は、女性は不安を抱える生き物である事。女は怖がりで、あらゆるな物に対して不安を持つ。潜在的リスクがあったり、危険な状況に至っていなくとも、女性は不安である。男なら一度は経験していると思うが、女性に「何が不安なの?」と聞いて、「分からない」と答えられた事はあると思う。まさにそれだ。

そして、その不安の要素を深く追究してみると、その中には「私嫌われていないかな?」とか「誰が仲間で、誰が敵なのか?」、「今後、食って生きていけるだろうか?」だったり様々な悩みがある。そこはブラハム・マズローの欲求段階説を一回読んでみるといい。

349 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:05:28 (6年前)  0MONA/0人

俺が言いたいのは、女性は男性と大して変わらない理由で不安を抱えている。男だって同じ悩みをする。しかし、女性はその不安が倍加されるという事だ。例えば、男は「自分嫌われているだろうか?」と悩む事はあるが「まぁ、嫌われていたって何か変わる訳でもないし」という結論で振り切る。しかし、女性は違う。女はひたすら悩む。悩んでもどうにもならないと知っているのに、悩む。そして、悩みが不安になる。それが女性。男からすると、女は意味なく不安しているようにしか見えない。

果たしてそんなくだらなく悩む女は馬鹿なのだろうか?それは違う。女を馬鹿だと思う奴に、女を愛する資格はない。ただただ女性はそういう生き物だ。感情的で、たまには守らないといけないし、優しく指摘しないといけない。否定したら、女性そのものを否定している。だから男はそれに付き合わないといけない。めんどくさいと思ったら失格。女性がどんなに矛盾を起こしても、それにうまく対応して安心させるのが、女性の正しい愛し方だと俺は心得ている。そりゃ、女性にも個性という物で誤差が発生するけどな。だから女性はリーダー的存在の男に惚れる。他人に安心感を与えて、勇気をつけるカリスマ性がある男が自然に女性を引き付ける。自分自身が不安だからだ。

350 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:05:43 (6年前)  0MONA/0人

ここを読んでいる男らに、一つの例えを使いたい。俺は昔、女友達が逃げ回る虫に怖がってギャーギャー言っていた時、ある事を言った。「お前な、虫を怖がっているが、逃げている虫から見ると巨人のお前が一番怖いんだぞ?」。理論的に考えると、虫を殺す力を持つ人間が虫を怖がるというのは説明できない。どうして人間はリスクがない物に対して怖がるのか不思議だと思わないか?女性が虫を怖がるように、男には女性が怖くて接触できないという人もいる。または、好意のある女性に対して、ミスを恐れて行動できない奴らがいる。

何を言いたいのかというと「女性も同じ」という事だ。女性だって知らない人と話たら緊張はする。話掛けている自分が不安を感じているなら、話しかけられている方はより不安だ。なぜなら女性だからだ。男より不安が倍加している。女と話た事がない、話すと緊張する、うまく会話ができない、不安と思っていたら、これを思い出してもいい。ゴキブリが人間を怖がるように、女性もまた安心感を持つ男性に対して緊張する。

351 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:05:54 (6年前)  0MONA/0人

女性は天使なんかじゃない。声を掛けたり、知り合ったり、連絡先をもらったりしても、男は何かのリスクを背負っている訳ではない。ブラジルではよくこういう「最低の結果はNOを言われる事だ」。それとも、声を掛けたら殺されるのだろうか?

Mairaに戻るが、俺はそれが原因でMairaと付き合う事ができたと思う。以前から脈があったか限らず、高校の時のガキではなく、いろんな事を乗り越えて半分大人になった大学生の俺が魅力的に感じていたのだと結論を出している。大学生の俺の心には余裕が有り余っていた。特に>>327での会話を見てもらえるとそうだ。

人間は自分に無い物を欲しがる。女性も、自分に無い安心感を男性に求める。逆に、男は自分の価値を女に求める。俺が高校時代、女といないと心が落ち着かなかったように。

352 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:06:05 (6年前)  0MONA/0人

そして、そこに一つ追加したい事がある。それは、俺が人生で付き合った女の子たちは、ある理由で愛に飢えていた。Thais、Bia、Juliette、Verena、Laila、Mairaは全員、父親という存在に何等かのズレがあった。

Thaisはまず父がお母さんの妹と不倫した上、父は仕事で全く家にいなかっただけでなく、ThaisよりThaisの妹の方が好きなようだった。Biaの家庭事情はあまり知らなかったが、父は冷たいほうで、あまりパパとして見ていないとは聞いていた。そして、2年後ぐらいBia両親は離婚していた。Julietteは父親そのものがいなかった。母子家庭。そのせいなのか、Juliは俺並みに酒やたばこをやっていた。Verenaも父がいない上に、母がレズで違うおばさんと同棲していた。そのおばさんとは仲が良くなかった事もあり、その家庭事情にはあまり触れなかった。Lailaは特に目立つような家庭事情は無かったが、性格から考えると何かあったと思う。Mairaはお母さんが立派だったが、母子家庭。父親はあんまり会っていなく、関心がないほうだったと聞いた。

353 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:06:44 (6年前)  0MONA/0人

何を言いたいのかというと、結論から言う。「父の愛が無い女性は男に引っかかりやすい」。言いたい事を数字化するとわかりやすいと思う。お父さんがいない(愛情0)、もしくはお父さんがいるのにあまり相手にされない(愛情1)の女の子は、男性が愛情を2ぐらい出す素振りを見せると、それはそれで利益に見える。そりゃ、もともと愛されていない子は、ちょっとでももらえるならそれでもう勝っている。お金と同じ。元々金が無い人に千円でもあげたら、それはそれでうれしい。その時点ではもうメリットが出る。女性がいい奴に引っかかったら別にいいんだが、悪い男に引き回されたら問題。家内には人生への道しるべとなる男性(父)がいない為、いい奴と悪い奴の区別をつける基準を持てない事になる。

俺の人生に登場したこの6人は健全とはいえないお付き合いをしていた。例えば、Thaisは今の旦那と会うまでは、色んな奴らと付き合っていた。Thaisはどんな奴が寄り添っても相手をしていた。Biaは俺を振った後、また違う男の為に手首を切ったとか聞いていた。VerenaはThaisと同じく、次元が違うような美を持っているにも関わらず、どんな奴であろうと相手をする程軽い子だった。Verenaは確実に俺の倍の異性経験を持っている。Mairaは一番安定している子で、当時の俺からは天使にしか見えなかった。しかし、歳を取ると色々と理解する事がある。彼女が八方美人だったり、実は清楚な寂しがりだった事とか。

354 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:07:07 (6年前)  0MONA/0人

特に、Mairaに関してだが、彼女と別れて(2009年)からの06年後(2015年)、俺は一回だけMairaと会った。それは、俺が地元に遊びに一旦戻る時、高校時代の友人たちと連絡を取って、会う約束をしていた。高校時代のクラスメイトがいっぱい集まった時、Mairaもそこにいた。雑談とかしたが、彼女の目が光っていた事は覚えている。そして、いきなり彼女が「トイレへ行く」と言って、俺は「あ、そう」と言った時、Mairaは「一緒に来て」て言った。俺はその意味に気づかず「え、なんで俺が行くの(笑)?」と言ったら、彼女は「いいから来るの」って無理やり連れていかれた。彼女がトイレに入ったら、俺はトイレの外で待った。Mairaは遠回しに、俺と一緒にトイレへ入って欲しいというサインをしていた。それに気づいたが、手を出さなかった。俺は06年前のガキとは違うからな。どうしてやらなかったのかは後で説明する。

そしたら後日、俺はある衝撃な事実を知る事になった。Mairaには彼氏がいた。何年も前から付き合っている奴だった。彼女の性格からすると、Mairaはそうそう浮気する程軽い子ではない。だから、俺の事が忘れられなくなっていたのではないか?とちょっぴり思わされた。

しかし、そうなのだろうか?天使だと思っていた彼女は、本当に俺が思うMairaなのだろうか?なんせ、彼女が八方美人である事にいつも違和感を感じていたしな。自分の頭の中にあるMairaは、実際のMairaと違うかもしれない、とその時は思わされた。

俺が言いたいのは、天使だったMairaも、俺の他の恋人たちと同じように、愛でしか埋め尽くせない心の穴を必死に埋めようとしているんだと。そして、それは父親の愛情が深く関わっている。みんな、愛情に飢えているという事。

355 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:20:13 (6年前)  0MONA/0人

俺の元彼女の中でも、クソのような女性が登場したが、彼女たちの人生を振り返ると悲劇に会っているという事は否定できない。それでも、心に父という名の穴が空いているという事は悲劇でもなんでもないというのなら、何を言っても無駄だと思う。しかし、俺が人生で出会った女性たちは、自覚しているか関わらず、それが一番性格に響いていると気づいた。だから、その子たちにひどい事をされてもかわいそうとしか思えなくなった。非を咎める事もなくなった。

356 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:21:29 (6年前)  0MONA/0人

俺は器が大きくなった。

357 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:21:36 (6年前)  0MONA/0人

人を理解し、許す力を身に着けた。自分で言うのもあれなんだが。

358 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:21:54 (6年前)  0MONA/0人

今となってはそれが大人の魅力だという事を感じている。

359 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:22:08 (6年前)  0MONA/0人

それをここに書き込んでいる理由は、俺たち男としての義務を理解して欲しいという思いだ。父親の存在はそれほど影響がある。娘にとって父は、世の中で出会う男の基準となる存在。父が偉大な人であれば、娘はそれ以下の男を認める事はない。お母さんが幸せなら、お母さんみたいに幸福な人生を送る為に、父のような立派な人を探す。逆に、父親がクソだった場合、どんな奴でもいい人に見える。そして、父がいない場合、基準を持たなくして色んな男と接触してしまう。運がある女性はいい人を見つけて、正しい基準を持てる。しかし、運の無い女性はどうする?それが、父の存在価値。俺たち男は重大な義務を果たさなければいけない。

360 :ブラジル人一級:2018/02/17 01:22:24 (6年前)  0MONA/0人

ここを読んでる人に申し訳なく、話がちょっと逸れるが、一つだけ言いたい。日本人は愛情表現が下手だ。いや、ヘタクソだ。文化である為、そうそう直せる事ではないと理解しているが、もうちょっとしっかりしてほしい。自覚さえすれば進歩していけると思う。なんせ、愛情表現には人の命がかかっている。

愛情を貰っていない人からすると、もらった事もない物を他人に与えるのはかなり無理があるとは理解している。しかし、そこだけは「自分が未来を変えるんだ」という思いで、自分自身が愛情の発生源という意思で生きてもらいたい。その人から見ると、自分は他人(愛情を貰っている人)の倍以上頑張らないといけない事になるが。そうすれば、自分の周りだけでなく、社会や国も変わってくる(実際、これはフランスの有名な社会学者が言う事)。

361 :ブラジル人一級:2018/03/09 19:56:24 (6年前)  0MONA/0人

まだまだ続きがある。

仕事が忙しくてあまり書き込めていないが、収まったら戻ってくる。

362 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:40:29 (6年前)  0MONA/0人

そんな事もあって、俺は18歳の時に色々と考えた。

俺はこのままでいいのだろうか?Mairaと付き合って、職に就いて、このまま結婚して、子を産んで、正しき人生を送れるのだろうか?俺は本当にMairaと一生を過ごす運命なのだろうか?

出していた答えはすべてYesだった。「大学にいるから職は問題ない」、「Mairaは俺の事の何もかも受け入れてくれる、3年間一緒にいた親友だ、俺の人生には彼女が一番ふさわしい」。人生の何もかもうまくっているようにしか見えなかった。しかし、そうでもなかった。

363 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:40:52 (6年前)  0MONA/0人

みんなは俺が>>293で言っている事で気づいているとは思うが、俺は神様に祈っていた。俺は、18歳の時にキリスト教徒になった。これが、俺の人生を決定的に変えた。俺のすべてがこれによって変わった。

キリストに身を授ける事で俺の人生がどういう方向に行ったのかを話す前に、俺がどうやって教徒になったのかを語る。

364 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:43:06 (6年前)  0MONA/0人

まず、17歳の時、俺はある人達と再会した。それは日系(父側)の家族だ。それは>>225の話とつなぐ。俺は初めて歳の近いいとこ(Lucas)と遊べる事になって嬉しかった。Dotaでチームを組んだり、一緒に飯を食べにいったり、お互いの彼女でダブルデートしたり、かなり充実した親戚関係を人生初めて送った。

俺は毎週週末、Lucas家に寝泊まりしていた。だが、Lucas一家はキリスト教徒だった為、毎週日曜日には教会に行かなければいけなかった。俺としてはあまり行きたくなかったが、他人の家に居座りながら、ただただ帰るなんて事はできなかった。それでも、無理やり連れていかれたとかではなく、叔父さんから「自分たちは日曜日に教会に行くよ、それでも(遊び)に来たい?教会に行きたくないか?」ってちゃんと意思を聞かれた。

結果、教会は楽しかった。歳の近い人が多く、誰でも優しく接してきた。礼拝の後も、みんな飯食ったり、どこかに遊びに行ったりとかで、人間関係がかなり充実した。「キリスト教徒なんてみんなつまらなくて、価値観が狭い奴らしかいない」と思っていた自分が恥ずかしく間違っていた。>>225で言う「仲間と少し離れた」のはこのせいだった。教会の人たちと充実し始めて、他の友達と遊ぶ時間が少なくなったからだ。(今日までまだ友達だけどな)

365 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:43:51 (6年前)  0MONA/0人

教会に通い始めた俺は、酒を飲んだり、タバコをやったり、女の子と遊ばなくても、人生が十分楽しかった(やめていなかったけどな)。いや、そんな事をしていた時以上に人生が楽しかった。そんな事しないと楽しさを感じない自分の方がずれていると初めて気づいた。教会の中では、俺は本当の俺のままでいると問題なかった。カッコつけたり、ドジ踏んだり、女に自分の価値を求める必要は無かった。教会に通い始めてから、俺は真の意味で自由になり始めた。

(それもあって、>>348で言う、俺は心に余裕がついたと勝手に推測している。教会に通い始めた事で、俺は心が安らかになり、自身がついた。器が増して、大人になれた。周りは俺の性格の異変に気付き、俺に人がより近づくようになったと思っている。そこでまぁ、それが目的ではなかったけど、結果的にはモテルようにもなったと思っている。)

366 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:45:01 (6年前)  0MONA/0人

しかし、俺は悪魔でも教会に通っていただけで、信徒になった訳ではない。俺は1年間程、毎週日曜日、Lucas家に泊まっていたから教会に行っていたが、牧師さんの言葉とかはあまり聞いていなく、礼拝の時はいつも寝ていた。(教会に)通いながらも、仲間と夜遊びして飲んだりしたし、女の子とかも色々遊んでいた(実に、同時進行でVerena、Lailaとかも付き合った)。

そんな時、俺の人生に決定的な出来事があった。Lucasのお父さんからある本を貸してもらった。それは作家Rick WarrenのUma vida com propósitos(日本語で探したが、「人生の目的を探る旅」という名が出た)。この本は俺が後戻りできない程、人生を大きく変えてくれた。

367 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:45:55 (6年前)  0MONA/0人

内容は至ってシンプル、名の通り人生の意味を探る旅である。その旅は40日間で終わる。本には40章あって、毎日1章を読む。これ以上はあまり言えない。俺のように、自分の人生の意味を知りたい人は是非買って読んでくれ。ただ、章の一つ一つは内容が大きく変わる為、1日1章を順守する事を勧める。人間、70年間生きたら、生涯25500日を迎える。この25500日の中から40日を分けて、人生の生き方に関して真剣に考察するのは賢明だと思う。

俺は自分の人生の意味に関してずっと昔から考えていた。Thaisと付き合っていた時から俺は同じような悩みをしていた。「俺はこのままでいいのだろうか?」「この人と付き合って、職に就いて、このまま結婚して、子を産んで、人生を送るのだろうか?」、「俺は本当にこの人と一生を過ごす運命なのだろうか?」。

368 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:51:11 (6年前)  0MONA/0人

そんな事をどう考えても、いつも壁のような哲学的な質問に至っていた「こんな事を深く考えても、これ自体に意味はあるのか?」、「人生に意味はあるのか?」。なぜなら、人生に意味がなく、そして、神様もいないなら、どう考えても意味はない。しかし、考えずにはいられなかった。「考えずにはいられない」という事自体が神の存在を示すのではないだろうか?どんなに頭で神を否定しても、自分の意識は神の存在を証明しているようだった。

無神教者だった俺でも、この結論だけからは逃れられなかった。神様がいないならOK、人生に意味はない。意味がないなら、生きている事に価値はない。価値を求める事はおろかである。しかし、どうしてだ。どうして自分の存在意識にはどうしても「自分の存在には価値がある」と言い聞かせる声が響きやまないのか。どんなに神を頭で否定しても、心の中で自分の命に価値が無い事はどうしても受け入れられない。どうして神がいないと信じているのに、人生の意味に関してこうも胸騒ぎがするのかどうしても理解できなかった。

369 :ブラジル人一級:2018/04/03 00:51:21 (6年前)  0MONA/0人

そもそも、神が存在しないのなら、倫理も仁義もクソもない。秩序の意味すらない、弱肉強食の世界だけが残る。どうせ神なんていないんだ、人をだまし蹴落とし、自分が一番得する世界を追いかけるのが最善の生き方になる。Lailaが嘘をついてまで俺とPangaを手にしたのが一番の生き方になる。そう、神も生きる意味もない世界にはLailaのような人物が王者である。しかしなんだこの胸騒ぎは。俺の体はどうしてかそういう生き方を自然に否定する。恐らく、人間は正しき道を意識し、それを外したら罪悪感や違和感、何か嫌な気持ちを感じるように創られたとしか思えない。

俺はこれらの事を何年間も絶えなく考え続けた。そして、いつも同じ結論に至った。神は実在する。神がいなければ、この世に何の意味はない。意味がない限り、考え続けてもどこにもたどり着かないはず。しかし、もしも神が存在しないのなら、人生には絶望しかない。絶望を感じずに生きていけるという事は、心の隅では神の存在を無意識に受け入れているという事しか考えられない。

370 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:35:12 (6年前)  0MONA/0人

そんなこんなで(実は他にも色々あったが、)俺はキリストを受け入れた。いや、キリストに救われた。意味の無い人生を送り、悩み苦しむ地獄から救い出された。

しかしまあ、今回は恋愛話をする約束だからそれを続ける。

371 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:35:24 (6年前)  0MONA/0人

新たにキリスト信徒になった俺は、即Mairaに言った。彼女は単に「ふぅーん、そうなの」とだけ言って、反応が薄かった。それに俺は違和感を感じた。別に大した反応を期待していたのではなく、彼女の性格から見ても俺の事が好きだから、俺が何になろうとお互いの関係に変わりはないと知っていた。Mairaは全然気にしないと分かっていた。だが、そこがダメだった。

別に大歓迎をして欲しかった訳でもなかった、逆に言うと、ちょっとは疑って欲しかったつもりだった。反応が薄い事によって、信徒になった事が大して気にするほどでもない出来事にされてしまった事が一番つらかった。俺としては、短い人生の中で最も大きな一歩、または人生を覆す程の決断をした出来事だった。「ふぅーん、そうなの」で済まされるのが一番悔しかった。

372 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:35:54 (6年前)  0MONA/0人

というより、実際に言うと悔しくなかった。薄い反応をされた俺は直後に「あ、この人とは一緒に人生を歩めないな」と直感してしまった。自分が最も大事にしている物を大事にしてくれるとは限らない、今後何かを決める度に価値観が全く合わなくなる。恋が冷めた、というのは言い過ぎだが、Mairaが俺の運命の人ではないと気づいてしまった。「そんな訳がない」とも考えた俺は、別れるのか深く悩んだ。

373 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:36:42 (6年前)  0MONA/0人

俺は当時、自分にとって一番確実性がある行動に出た。そう、俺の人生はもう俺の物ではない。今はキリストが見てくれている。天が地よりも高いように、神様の意思は俺の意思より高い。Mairaと別れるべきか、俺は神に聞いた。
「神様、まずあなたに感謝したい事があります。それはMairaという素晴らしい女性を私の人生に入れてくれた事です。僕はMairaのおかげで楽しい学生時代を送る事が出来ました。そして、自分は一人ではない事をずっと実感できた上、彼女がいなければ乗り越えられる物も乗り越えられなかったと承知しております。
しかし、Mairaはあなたの事を知りません。キリストを知らない人と夫婦として人生を歩む事は出来るのでしょうか?神様の御意思は僕がMairaと結婚する事でしょうか?付き合い始めたとはいえ、神様は僕に違う計画をされているのなら、別れた方がお互いに傷が浅いと考えております。運命の人じゃないと一日多く付き合っているという事は、運命の人と結ばれる日が一日多く遅れるという事になってしまうのではと思います。
神様は僕の人生だけではなく、Mairaの人生の何もかも知っています。僕の為だけではなく、彼女の事も考えて、今後のご指導お願いいたします」

374 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:36:53 (6年前)  0MONA/0人

と俺は祈った。神様がどうやってお答えするのかわからなかったが、俺は信じた。そして、1週間後ぐらい、その答えは来た。

俺は夏休みに教会で開催されるキャンプにいった。それは、300人ぐらいキャンプ場に行って、礼拝や聖書のお勉強、または運動会のような遊びを1週間ぐらい行う大イベントだった。俺は前年(2008年)、ブラジル全国の旅行があった為(>>154にある旅行の事)、当時のキャンプに参加していなかったが、今回は行った(2009年)。結果はめちゃめちゃ楽しかった。恐らく、前年の全国旅行より楽しかったかもしれない。そんな事はありえないと言われたらまあ否定できないが、俺の記憶の中には2008年ブラジル全国旅行より、2009年教会のキャンプの思い出のほうが多いと確実に言える。

375 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:37:43 (6年前)  0MONA/0人

キャンプでは当然として、男女は寮ごと分けられる。寮には幾つかの部屋があり、各部屋に先輩のリーダーが仕切る仕組みだった。このリーダーが、神様にお願いした件の答えとなった。それは、このお兄ちゃんが昔、俺と同じようなジレンマと戦っていたからだ。

376 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:38:16 (6年前)  0MONA/0人

一日目の夜、部屋でみんなが集まっている時に、このお兄ちゃんは自分がどういう人で、どうして教会にいるのか、そしてキリストを受け入れる事で自分の人生がどう変わったのかを語った。このお兄ちゃんの話に、俺をピンと来させる点があった。それはお兄ちゃんも昔、信徒じゃない女性と付き合っていたのだ。

377 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:38:52 (6年前)  0MONA/0人

その話は、自分自身が過去形で語っているようだった。お兄ちゃんはその子が好きだったが、自分が最も大事にしたかった事(キリスト)を何とも思っていない人だった。その上、信徒である事を蔑んでさえいた。悩みに悩み、お兄ちゃんは全知全能の神に頼った。「神様、あなたの事を大事にしない人と結ばれる事はないと分かります。私の意思は神様の御意思に及ばないと十分承知しています。だから、神様の御意思を私に示して下さい。それに従う決断をするのは難しいかもしれませんが、それが一番だと思います」。

で、兄ちゃんはその女性との交際をやめて、キリストの御言葉に身を授けた。その後、実に結ばれる人(信徒)と出会い、神のお許しもある結婚をした。「それで、今俺はここにいる」とお兄ちゃんは語った。「昔の俺よりも、今の方が10倍幸せだ」で閉めた。

378 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:39:34 (6年前)  0MONA/0人

俺はお兄ちゃんの話の次の日、悩みに悩んだ。きっと今起きている事、この兄ちゃんと出会えた事自体が神様の答えだ。偶然にしては偶然すぎる。だから俺はこのお兄ちゃんを呼んで、二人で話した。今俺が悩んでいる事、自分に起きている事、Mairaと居るのが俺が人生で最も欲しかった物、きっとMairaは運命の人であると考えている事、彼女じゃなきゃだめだと、すべて言った。お兄ちゃんは何も言わずに、うなずくだけで最後までちゃんと聞いてくれた。帰って来た言葉はこうだった。

「あれをしろ、これをしろとは何も言わない。唯一言えるのは自分に起きた事だ。俺は当時神様を信じた、神様に従った、そして神様に報われた。俺も昔はこの人じゃなきゃいけない、と思っていた。しかし、今の嫁といる事は何よりも幸せだ。こんなに幸せでいられる事が可能なのかすら知らなかった。幸せすぎて、結婚式の夜、泣いた。だから気づいた。神様を離れての幸せなんて実在しない」

379 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:41:59 (6年前)  0MONA/0人

俺はその後、キャンプから戻った週に、Mairaと会って別れを告げた。理由は言えなかった。どう言うのかわからなかった為、何も言わずに別れた。今思うと、本当に最低な事をしたと思っている。愛していた女なのに、自分の気持ちが理解されると信じていなかった。今の俺だったら「実は、恋よりも大事な事を見つけた。俺の人生が今後から大幅に変わる。僕と同じような気持ちになってくれないか、と頼む事は出来ないと分かっている。しかし、自分はきっとこれから全く別の人間になり始める。それも良い方向にだ。せめて近くで見守ってくれないか?」とか言っていたと思う。いや、それぐらい言わなければいけなかった。

380 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:42:28 (6年前)  0MONA/0人

ここが、俺の人生の大きな分岐点だと、今日まで思っている。

381 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:43:16 (6年前)  0MONA/0人

Mairaはいきなり切られて、あっさり別れられた事が一番傷ついたと今は思う。神を信じて別れるのはいけないとは言えないが、(俺が)何にも粘らずに、そして自分の意思とは関係なく一方的に交際を切られた事が、Mairaにとって一番つらかったのだと思う。三年以上一緒に過ごした仲だったが、彼女の気持ちに気づいたのは別れた2年後ぐらいの頃だった。男は本当の意味で鈍いのかもしれない。

382 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:43:22 (6年前)  0MONA/0人

これが俺の06人目の彼女との最後。

383 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:51:15 (6年前)  0MONA/0人

そして、俺は思った。次に付き合う女性は、結婚する人だ。Maira程の女性と別れてまで決めた事だ、彼女以下の人は絶対受け入れない。Mairaのように美しく、優しく、俺の事を俺以上よりも理解してくれる人を見つける。これが、一番Mairaに申し訳がない決意だと決めた。

そして、俺はある事を神に誓った。「今後、結婚するまで、女性には一切触れない(性的な意味で)」。

384 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:51:22 (6年前)  0MONA/0人

だから、ここからは、俺が嫁と会うまで、結婚するまでの話を始める。

385 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:52:38 (6年前)  0MONA/0人

人生で六人の彼女を持った話を最後まで読んでくれた人にはありがとう。
まだまだ読んでいない人には、作り話ではないので、是非お願いいたします。

386 :ブラジル人一級:2018/04/26 00:53:19 (6年前)  0MONA/0人

嫁の話を始める前に、色々とレスお願いいたします。
お礼はします。

387 :キャットキラー初段:2018/04/26 04:55:32 (6年前)  0.00114114MONA/1人

下手な青春ドラマよりおもしろいな
宗教の影響力って凄いんだな

388 :ブラジル人一級:2018/04/27 00:39:29 (6年前)  0MONA/0人

>>387
世界観とか全く変わるからな。
あの後からMairaとは一回だけ会った事あるけど、やっぱり別れて正解だと思った。お互いが別人になりすぎていた。

389 :tucan三段錬士:2018/04/27 00:40:59 (6年前)  0MONA/0人

tucan大好き

390 :tucan三段錬士:2018/04/27 00:41:50 (6年前)  0.00114114MONA/1人

entrada saida

391 :raspi0124三段:2018/04/27 04:17:41 (6年前)  0.00114114MONA/1人

まさかこういう展開になってるとは。。
そしてもう奥さんいらっしゃるんですね。

392 :ブラジル人一級:2018/04/28 00:46:26 (6年前)  0MONA/0人

>>391
まだ結婚してから1年半しか経っていないけどね

393 :ブラジル人一級:2018/04/28 00:47:42 (6年前)  0MONA/0人

>>390
おお、詳しいですね

ググったら何の事が出て来た。

394 :tucan三段錬士:2018/04/28 01:07:48 (6年前)  0MONA/0人

二年前にブラジルに旅行にいったら、地下鉄にたくさん書いてありました。

395 :ブラジル人一級:2018/05/02 19:49:23 (6年前)  0MONA/0人

>>394
実は、このTucanって割と家の近くなんだ

ここは生まれたところではないけど

396 :チキンハート四段錬士:2018/05/03 22:42:44 (6年前)  0.00114114MONA/1人

ブラジル文化の解説してくれるのが、助かります^^

397 :ブラジル人一級:2018/05/07 19:59:57 (6年前)  0MONA/0人

それで俺は大学、Lucas家、教会に行く生活を1年間程続いた(当時18歳から19歳)。大学ではおブスちゃんからラブレター貰ったり、ブラジル系の親戚が通う教会の若い子に気に入れられたりとか、親友の元彼女から口説かれたり、交際はなかったが色々と言い寄られてくるのを堪えながら過ごしていた。「結婚する気がないなら、交際をする意味がない」、また「運命ではない人と一日以上いるという事は、実の運命の人と会うのが一日以上遅れる」という事を常に心の隅に置いていた。

教会のバンドにも入った。いとこのLucasがドラム、俺がギターで毎週楽しくセッションしたり、教会の仲間たち、教会外の仲間たちとも充実した人生を送っていた。教会にも可愛い子とかはいたが、特に気に入っていた訳でもなかった。

そうこうしているうちに、2010年のキャンプがやって来た。前年のお兄ちゃんはリーダーとして参加していなかった。今年は俺も正式に教会のメンバーだった為、スタッフとして入っていた。バンドで1か月程猛練習して、難しいソロとかもマスターして、うまいと褒められるぐらい活躍できた。

398 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:00:09 (6年前)  0MONA/0人

そして、この2010年版キャンプにはサンパウロの日系キリスト教会から色んなゲストがスタッフとしてやってきた。可愛い子がいっぱい来て、教会の仲間たちもテンションが上がってしまっていた。もちろん、俺も。

来たのは7人。一人は管理役のおばさん。その他の子はHanako(16), Nami(14), Miki(14), Sachimi(13?), Kimiko(15) ちゃんが来た、後一人女の子(14?)がいたが、名前を憶えていない。HanakoとNamiは姉妹で、名前を憶えていない子はこの姉妹のいとこにあたる。SachimiとKimikoちゃんも姉妹。そしてMikaはサンパウロ日系教会の牧師さんの娘だった。全員日系人。日本語話せるのはMikaちゃんだけだが。

もちろん、今後からは嫁の本名が出るかもしれないので、名前だけはフェイクを入れ始めている。

399 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:04:52 (6年前)  0MONA/0人

俺はキャンプのバンドに入っていて、この子たちのお兄ちゃんのような歳でもあった為、彼女たちとは早々溶け込んだ。特に、Namiちゃんが一番友好的に接してくれていた。キャンプ準備初日の夜、ゲストの彼女たちは演劇を用意していたのだが、丸く収まる為に一人足りなかったので、埋めてくれないかという誘いが俺に来た。

400 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:05:02 (6年前)  0MONA/0人

晩飯を終わって、彼女たちと一緒にリハーサルに行っている途中、Namiちゃんが声をかけてきた。
N「初めまして、私はNamiっていうの。お名前は?あ、そう。俺君なの。この子はSachimi、こっちがKimiko、そして私の姉さんがHanako。。。」
みたいに全員を自己紹介してくれた。
俺「あ、ごめん、君の名前は何だっけ?」
N「Namiよ」

その時、ちょっと前まで半分うつむいて会話していた俺の胸にピンと来た。頭の中では一瞬「Nami?」という言葉が浮かんだ。それは、自分が昔から「綺麗だな」って思っていた名前だからだ。そして、胸がピンと来た時、俺は彼女の顔を確かめようと目を上げたら、Naomiは俺の目をまっすぐ見ていて、にっこりしていた。

綺麗だった。そして、「The爽やか」な表情をしていた。

401 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:05:14 (6年前)  0MONA/0人

前までは特に気に留めてはいなかったが、Namiをよく見ると本当に美人だった。この時点ではまだ彼女の年齢を知らなかった為、17歳ぐらいあるであろうと予想していた。彼女は美人系で、日系人の顔に天然の薄い茶髪だった。背が高く、体系は普通だったが、モデルのように美しい顔立ちと、プロポーションをしていた。他の子も可愛かったが、Namiちゃんだけは何か天然的な魅力があった。一目惚れは都市伝説じゃないという事を実感した。

402 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:05:28 (6年前)  0MONA/0人

その後、俺は普通に彼女たちと演技の練習に行って、楽しみながら真剣に練習をした。Namiだけというのはなく、全員と仲良くなって、その日は部屋に戻った。

そして、その夜、俺は夢を見た。俺がキャンプ施設の廊下を歩いていると、Namiが逆の方向から来て、俺が彼女に声をかける夢だった。

俺「よう」
N「よう」
俺「Namiの眼って綺麗だよ」
N「ありがとう」(にっこり)
俺「じゃ」
N「じゃ」

というシンプルな夢だった。

403 :ブラジル人一級:2018/05/07 20:05:39 (6年前)  0MONA/0人

次の日、俺はNamiにその夢を言ったら反応が良かった。彼女はちょっぴり照れて(るように見えて)喜んだ。この時、「自分にチャンスある」とかやましい事は考えていなく、単に「楽天観で前向きな爽やかな子だなぁ」という気分だった。この時一緒にいたMikiちゃんは「何それ(笑)」という反応をしていた。

Namiのお姉さんにあたるHanakoちゃんの夢も同じ夜見たけど、大して印象に残るような物じゃなかったので覚えていない。Namiだけではなく、Hanakoちゃんとも同時に仲よくなっていて、話しもしていた。HanakoちゃんもNamiのように爽やかな女の子だったが、Nami程美人ではなかった。十分綺麗だったが。

404 :ブラジル人一級:2018/05/09 01:00:25 (6年前)  0MONA/0人

そして、キャンプ準備の二日間があっという間に終わるという時に、事件は起きた。演技の練習に向かった俺は、泣き顔のMikiちゃんが部屋の隅で座っているのを見てしまった。泣いているのが恥ずかしいような雰囲気もあったので、その時はそっとしておいた。練習が始まり、Mikiが近づいてくると、俺は声を掛けた。「何があった?」、Mikiは「別に」とだけ言って黙った。

演技チームのムードも何か低かった為、練習が終わった後、俺は隙を見てNamiに聞いた。そしたら彼女は、「え、知らないの?じゃぁ、いい。もうこの事は忘れたいから、忘れて」と言われて何も教えてくれなかった。

405 :ブラジル人一級:2018/05/09 01:01:21 (6年前)  0MONA/0人

その日以来、MikiとNamiは俺を遠ざけていたように感じた。Namiからは見向きもされなかったが、Mikiからの目線は何回か気づいていた。そして、ある日お昼ご飯の時、ばったりMikiと会った俺は、彼女に(日本語で)聞いた「もう大丈夫なのか?」。日本語で言う理由は、彼女が日本語で返しても誰にも悟られないよう仕向ける為だった。そしたらMikiは「うん、大丈夫」とだけ言って去った。

そして、その夜、俺はMikiから手紙を貰った。

406 :ブラジル人一級:2018/05/09 01:01:50 (6年前)  0MONA/0人

「実はね、私たち女の子たちは(リーダーから)怒られたの。男の子たちと仲良くなりすぎるって。仲良くなる事自体に怒られたのじゃなく、自分が何でキャンプに来ているのか目的を忘れるなって。全く否定できない指摘だった。しかし、ひどい言い方をされたのが本当に悔しかった。主に怒られたのは私とNamiで、他の子たちは私たちのせいで怒られたって言っているからムードも最悪になっている。

私はね、長女なの。そして小さい頃からお兄ちゃんが欲しかったの。幼い時、日本に住んでいたけど、近所にお兄ちゃんがいてとっても可愛いがってくれていた。けど、ブラジルに戻った後、お兄ちゃんにはもう会えないという事ですごく悲しかったの。だから、俺君みたいなお兄ちゃんに会えてすごく楽しかったの。だから、それを指摘されるのが一番悔しかった。

でもね、今はもうすっきりした。俺君と会えて本当にうれしいと思っている。どんな事を言われてもこの気持ちだけは譲れない。

ありがとう」

407 :ブラジル人一級:2018/05/09 01:01:58 (6年前)  0MONA/0人

という内容の手紙だったと思う。実際の内容とは若干違う可能性が高いが、大体合っていると思う。

408 :ブラジル人一級:2018/05/09 01:03:03 (6年前)  0MONA/0人

こういう手紙はまだ持っているから、いつか出版したらオリジナル文書を載せたいと思っている。

出版社の連絡先とか、出版する為の手続き、流れを知っている人ってここにいるかな?

409 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:37:55 (6年前)  0MONA/0人

特にこういう手紙を貰う期待をしてはいなかったが、もらうとかなりうれしかった。そりゃ、Mikiちゃんもかわり可愛い子だったからな。Mikiちゃんは小柄スレンダーの日系人で、肌が白く、眼がくっきりの茶色だった。しかも、彼女は日系人に珍しい、天然の金髪だった。美人系のNamiとは違い、癒し系のMikiちゃんだったが、性格はちょっぴり強気で、実は思うより気が短かい子だった。

そして、手紙を貰った事もあり、俺は返事を書いた。何を書いたのかあまり覚えていない。多分「君たちともっと話したかった」とか「ばったり会ったら、日本語で話そう」とかそういう物を書いた。そこから、俺はMikiちゃんとキャンプ期間ずっと手紙交換で連絡とった。

410 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:38:24 (6年前)  0MONA/0人

Namiはキャンプにものすごく集中していて、真剣に頑張っていた為、一回も近づかなかった。嫌われたのではないか、とも思った。しかし、彼女たちがこれ以上怒られない為にも、そっとしておいた。

そして、キャンプ最後の日が来た。2010年07月12日、俺の姉の誕生日の日だった。俺は朝起きて、日にちを確かめると姉の事を思い出し、すごく会いたくなった。実は、俺の姉さんは俺にとってお母さんのように大事な人だった(お母さんもいるが)。

411 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:38:44 (6年前)  0MONA/0人

俺の両親は家族を連れて90年代に日本に出稼ぎにいった。当時俺は生後09か月、物心もついていない状態で日本へ入国した。10年後、ようやくお金が溜まると、俺の両親はブラジルに戻る決意をした。10歳で小学校04年生の俺は、ポルトガル語はしゃべれるが、書いたり読んだりできなかった状態で生まれた国に戻った。

帰国した後、俺の両親は起業したが、社内で横領があって、1年以内にあっという間に破産した。10年間頑張って集めた金がパーになって、俺の家族は大悲劇だった。そして、両親も揉めて離婚。しかし、俺たち(子供たち)にはいい学校に行かせたり、家族を支えていく為にお父さんはまた日本へ出稼ぎに行った。お父さんと一緒に、既に成人していた俺のお兄ちゃんも日本へ行くことになった。ブラジルでは俺と姉と母だけ残った。当時、俺11歳。お父さんの仕送りで生きていた。

412 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:41:25 (6年前)  0MONA/0人

しかし、2,3年するとやっぱりお金が足りない為かお父さんが仕送りをするのをやめたか知らないけど、お母さんも日本へ行く事になった。13か14歳ぐらいあった俺は事情を分かってもいい歳なのに、あまり理解できてなかった。多分、お母さんが分からせないよう仕向けていたと今は思うけど。

そこで、俺と姉だけの二人だけの生活をした。姉は当時17歳しかなかったが、本当に申し訳ない程俺の面倒を見てくれていた。当時は全然気づかなかったが、姉はかなり苦労していた。高校を通い、受験勉強をしながら、地元にあった日本文化センターの図書館でアルバイトをしていた。姉は朝6時には起きて、夜の07時ぐらいに家に帰る生活を続けていた。それでも、得点トップ10位内で国立の大学二つぐらいに入れた。どこからどこまで尊敬できる姉だった。

413 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:41:36 (6年前)  0MONA/0人

しかしある日、理由は覚えていないが、俺は姉と大喧嘩した。兄弟だからケンカするのは普通だが、ひどい事になった。姉は疲れているせいか、すごく泣き出した。泣きながら俺を抱きついた後、吐いた。「この家には私と俺君しかいないんだよ?パパとママはずっと遠いところにいるのよ?今近くにいる家族は俺君だけなのよ?だからケンカだけはやめよう?私たちは兄弟だから一緒にいないといけないのよ?」というような事を言った。その言葉は俺の心に強烈に響き、涙がポロポロ流れた。「そうなんだ、俺と姉はお互いしかない、かけがえのない家族なんだ」と気づかされた。

414 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:41:48 (6年前)  0MONA/0人

そんな事も過ぎて、俺が17歳ぐらいになる時、姉は日本に行った。2008年の時、リーマンショックで家計がやばくなっていた。お母さんの仕送りも減って、これでは過ごしていけなくなる、という事で、俺の為に姉は日本に行って出稼ぎに行った。それっきり、姉とは会えていなかった。

415 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:41:53 (6年前)  0MONA/0人

キャンプに戻る。

416 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:42:44 (6年前)  0MONA/0人

姉の誕生日だという事で、色々と思いだしたら胸がいっぱいになってしまった。俺はトイレの個室に入って、姉の事を思い、20分程泣いた。そして祈った。神様が姉の事を大事にしてくれるよう、そして姉のような人を俺の人生に入れてくれて感謝した。トイレから出た後は姉の事は誰にも言わなかった。そりゃ、他人に関係ない話だからな。

そして、その後、キャンプである事が起こった。

417 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:42:58 (6年前)  0MONA/0人

何が起きたのかを言う前に、まずYuuくんの話をする。

Yuu君は俺の教会の仲間で、当時14歳ぐらいあった真面目な少年だった。Yuuは小さい頃から教会に通っている。パッと見ると冴えないように見えるが、実はやさしく、他人思いの奴で、その上友達が多い奴だ。容赦は普通だが、誰にも人気がある。

Yuuには片親の10歳程離れた弟がいて、その弟とはずっと離れて生活していた。しかし、キャンプが始まる前に、弟が引っ越し、一緒に住むようになった。Yuuはこのキャンプで、弟に近づき、そして神様の事も弟に話たかった。Yuuは自分が立派なお兄ちゃんになれるよう、祈っていたしすごく頑張っていたのを誰もが知っていた。だから、キャンプのスタッフたちも、お互い同じ部屋になるようにもした。

418 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:43:31 (6年前)  0MONA/0人

しかし、この弟君がかなりの暴れん坊だった。他の子供たちとケンカしたり、物事が思うようにならないと泣き喚いて物をちらかしたり、とにかく迷惑ばかりかけていた。Yuuも弟の面倒だけを見ないといけなく、キャンプの行事にあまり手伝えず、八方塞がり状態であった。Yuuはせっかく兄弟の絆を作りたかったチャンスだったのに、この事態にはかなり凹んでいた。スタッフは「部屋を変えようか?」とか、「他の人に面倒を見させようか?」とか色々と提案したが、Yuuは「やっぱりあきらめません。自分の弟とは仲良くなりたいんです。もうちょっと踏ん張らせてください」とあきらめなかった。

419 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:44:16 (6年前)  0MONA/0人

そこでだ、俺はキャンプの廊下を歩いていると、MikiとNamiにばったり会った。俺を見た彼女たちは声を掛けてきた。Namiと久しぶりに会話できてうれしかった。

Nami/Miki「ねぇ、Yuuくんの事しているよね?」
俺「あ、そうだな。俺も力になりたいんだが。。。」
Nami/Miki「そう、私たちには何もできないけど、せめて励まそうという事でこの手紙を書いたけど、彼に渡してくれる?」
俺「それじゃ、自分たちで渡しても問題ないと思うけど。。。Yuuのところに行ってみるか?」
Nami/Miki「あ、私たちは男子寮に行ってはいけないと思うけど。。。」
俺「俺が一緒だったらいいんじゃないか?連れていってやるよ」
Nami/Miki「そう、じゃあ行こう?」

という事で、俺は彼女たちをYuuの部屋まで連れて行った。頭が姉の事でいっぱいだったが、今じゃ何もできないままだから、何か行動をして忘れようとしていた俺だった。Namiとは何日か話していなかったが、何事もなかったように会話してきた。そして、相変わらずNamiは目をまっすぐ見てくる子だった。行く間、Yuuの事や他愛もない話をして、あっという間に着いた。

420 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:44:54 (6年前)  0MONA/0人

Yuuの部屋の前に来たら、彼と弟の会話が聞こえてきた。二人とも泣きながら話ていた。内容があまりにも感動的だった為、俺たち三人は突っ立ったたま盗み聞きしてしまった。

Yuu「弟、もうケンカするのはやめよう。お兄ちゃんは弟君の事を思っているから、お兄ちゃんの事を信じて?お兄ちゃんは悪くしないから言う事を聞いて?」
弟は言い訳をして、泣きながらなんか言っていたが、覚えていない。覚えているのはYuuが言っていた事だった。
Yuu「お兄ちゃんはね、弟君と一緒に住む事が出来てとっても嬉しかったんだよ。僕にはね、弟君しか兄弟がいないんだよ。だから仲良くしよう!」

という内容だった。その話を聞いた途端、姉と大喧嘩した日の事を思い出した。同じ会話だった。隣を見ると、Mikiは泣くところを見せないように手で顔を覆っていた。Namiはただただ切ない顔をしていた。しかし、俺は耐えられなかった。彼女たちの前で無様に泣き始めた。

421 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:45:36 (6年前)  0MONA/0人

涙が滝のようにポロポロ出ている間、俺はいきなりある力で引っ張られた。驚く時間もなかった俺だったが、一瞬で状況を理解できた。Namiが俺を抱きしめていた。彼女は俺の頭を押さえ、おでこがNamiの肩の前に当たっているような状態だった。顔が胸に突っ込んでいたが、それを気にする状況じゃなかった。

ただ、それは俺を慰める効果はなかった。なぜなら、Namiは俺の姉と同じように抱きしめてきたからだ。涙が増えて、Namiのシャツがかなり濡れてしまった。あの大喧嘩の日、姉は同じように抱きしめてきて、Yuuと同じような言葉を言った。

422 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:45:49 (6年前)  0MONA/0人

ここで一つ言いたいが、「こんな偶然あるのか?」って疑問に思っていると思うが、神様のお導きなら百万程ある。こういう時こそ、「そうか、神様のお導きなんだな」って思わされる。実際、俺の人生では既に数十回程起きている事。

423 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:46:23 (6年前)  0MONA/0人

俺はNamiの胸で3分程泣いていたが、こういう場面を見られるとやばいと察して、彼女たちとその場を去った。Yuuと弟君を邪魔しないほうがいいと俺たちは思った。手紙は俺が預けて、Yuuに後で渡した。そして、渡した時、彼の部屋の前で起きた事を言った。実はすべて聞いていた事、Yuuが弟に言った事は、昔俺が姉に言われたのと同じだった事、Namiに抱きしめられたのも姉と同じようだった事、すべて言った。Yuuは話を聞いて、うなずいて、気にしてくれたのを感謝した。

424 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:46:48 (6年前)  0MONA/0人

その日、俺はNamiに手紙を書いた。彼女が怒られていたのを知っていた事、実は今日は姉の誕生日だった事、Yuuが弟に言った事は昔俺が姉に言われた事と同じ、そして、Namiが俺を抱きしめてくれたのも、昔俺が姉から抱きしめられた事と全く同じだった事。すべて手紙に書いた。

次の日、Namiから返事の手紙が来たが、具体的な内容は覚えていない。ただ、キャンプ中ずっと俺と話たかったが、できなかった。もっと俺の事を知りたいとかいう内容だった。

425 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:47:18 (6年前)  0MONA/0人

それから、2,3通ぐらい手紙のやりとりをしたが、ようやくキャンプの最後の日が来た。夜、バーベキューの後、俺はMikiの隣に座って、日本語でしゃべり始めた。神様のおかげでMikiちゃんたちと会えてうれしかった事、もう会えないと思うが彼女たちがサンパウロへ戻ってもずっと友達でいたい事とか、言った事の内容はあまり覚えていないが、Mikiは相変わらず泣いた。

426 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:47:47 (6年前)  0MONA/0人

その後、俺は彼女たちを空港まで見送りに行った。俺は一人一人に手紙を書き、Namiにはあるプレゼントをあげた。それは、俺が姉から譲ってもらった、50円のペンダントだった(50円の穴に布の紐を通して首にぶら下がっていたもの)。そしてこう言った「これは俺にとって大事な物で、姉からもらった。俺にとって、Namiと会えたのは神様から愛されているという証拠になった。だから、つらい時はこのペンダントを見て、自分も神様に愛されているという事を思い出してほしい。ありがとう」と言って別れて来た。

427 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:48:16 (6年前)  0MONA/0人

Namiからはノートの3,4ページ程の大きな手紙を貰った。その中には「俺君とずっと一緒にいて、離れたくない」とかいう内容だった。どこの誰がどうみてもラブラブのカップルや、愛し合う男女、というような雰囲気だった。

428 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:48:34 (6年前)  0MONA/0人

連絡先(メール、電話番号)を換えていた俺たちは、帰った後も毎日話していた。Mikiちゃんとも頻繁に連絡を取っていたが、Namiとは1か月ほど毎日話した。そして、ある日、Camを通してSkypeで会話していたら、俺は告白した。Namiが好きである事、Namiといると何の心配もしなくなる事。恋人ではなく、離れてもいるが、Namiは今じゃ一番自分に近い存在である事。告白している最中、俺が口を開ける度に彼女はうれしそうに見えた。幸せな顔をしていた。俺はもう自然に「あ、この人と結婚するんだな」と思い始めた。神のお導きだな、って確信していた。

そしたら、Namiの口からある言葉が出た「私、好きな人がいるの」。

429 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:49:03 (6年前)  0MONA/0人

信じられなかった。あれ程のアプローチをして、彼女からあれほどのフィードバックを貰って、「好きな人がいるの」なんて受け入れられなかった。しかしなんだ、彼女はすごく幸せそうな顔でそう言ったから、「どうせ、俺に振り替えるのは時間の問題」とその日は思った。

しかし、次の日の朝に起きて、目を開けて部屋の天井を見たら人生がしんどかった。Namiとも普通に連絡を取ったが、しんどかった。彼女は相変わらずだったが、前より遠く感じた。昨日まで「俺に振り替える」と信じていた俺は「このままじゃ彼女を失ってしまう」と実感し始めた。焦ったのだが、だからと言って何かできる訳でもない。

430 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:49:24 (6年前)  0MONA/0人

話がちょっとずれるが、俺は当時遠くへ引っ越す事になっていた。予定はキャンプの一か月後。そんな事もあり、新たな人生に対しても不安があった為、色々と感情が高ぶっていた。「引っ越すまでに今にしかできない事をする」という使命を抱いた俺はいろんな人たち(昔の知り合い等)と会い、自分の身に最近起こった事(教会に入った事)を打ち明けた。特に、今までの元彼女たちには「迷惑を掛けたり、傷つけたと思うから、本当に申し訳ない」と伝えた。全員に伝える事はできなかったが。

431 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:49:32 (6年前)  0MONA/0人

Thaisに対してはコンピューターを通してしか話せなかった。俺はメールで「もう過ぎた事だと知っているけど、本当に今までごめん。Thaisの事を信じられなかった俺はひどく傷つけてしまったと分かっている。」彼女は「いいのよ、私たちはもう終わっていたの。だけどこれだけは信じてね。私は一回も俺君を裏切った事はないわ。」俺は「あぁ、信じてる」。

Biaともモニター越しのコンピューターで謝った。LailaとはSNSで接触して、謝り始めたが、彼女はあまり素直に見えなかった為、大した事じゃなかった。

432 :ブラジル人一級:2018/05/12 00:49:58 (6年前)  0MONA/0人

そんな中、俺はVerenaと会った。彼女とは2,3月前(キャンプの1月前程)SNSでばったり会っていて、それ以来連絡を取っていた。彼女も実は教会に通い始めていて、一緒に行った事もあった。実はNamiと会う前までは、Verenaの事をちょっぴり期待していたな。彼女の事は友達としても本当に仲良くなっていたから、一つの女としてではなく、友人としてかなり好きだった。

433 :ブラジル人一級:2018/05/14 19:48:41 (6年前)  0MONA/0人

そこで、引っ越し2日前に俺はVerenaと遊びに行く約束をした。まぁ、もしかしたら一生会えないから、最後にお話しようという事で、俺はVerena家に行った。俺はNamiの事、引っ越し先の人生、将来への不安等を抱えていて頭がいっぱいだった。Verenaに会いに行ったのは誰かに構って欲しかったのかもしれない。誰かに自分の不安を吐きたかったのかもしれない。実際、Verenaは俺の話を全て最後まで聞いてくれた。

ここで起きてしまった。俺が喋っている間、Verenaの顔がかなり近かった。彼女の緑色の眼が実に綺麗だった。唇も魅力的な赤色で、白い肌とのギャップが俺を誘った。俺はVerenaの目をまっすぐ見ながら、ゆっくりと近づいて彼女の唇と重なった。彼女は特に驚いた様子もなく、普通に応じた。

434 :ブラジル人一級:2018/05/14 19:48:54 (6年前)  0MONA/0人

その後、彼女とは普通にイチャイチャして日を過ごしたが、俺はより絶望的な心境になってしまった。それは、彼女を何度もキスしても、Verenaがどんなに美人であって、どんなに優しくしてくれても、俺の心は全く満たされなかったからだ。人生に対する不安が全く晴れず、ダウンな気分になっていた。俺はただただ構って欲しかったんだな、と実感し続けた。その上、俺は「結婚するまで女に触れない」という約束をたったの1年で破いてしまった。それが一番むなしかった。

435 :ブラジル人一級:2018/05/14 19:50:35 (6年前)  0MONA/0人

その2日後、俺は飛行機で4時間半程の距離の土地へ引っ越した。日は2010年08月19日。この日は絶対忘れない。飛行機の上で俺が生まれ育った町を見たら涙が止まらなかった。飛行中、俺はNamiから郵便で貰った「飛行機の中で読んでね」ていう手紙を読んで、涙が増した。

その二日後、俺はVerenaにメールを送って、先日の事を謝った。「いきなりキスしたりしてごめん。狙って会うつもりじゃなかった」と俺は言った。そしたら、Verenaは「いいのよ(笑)。ずっと前から欲しかったの」というカミングアウトをした。俺は一瞬「え」と思ったが、深追いはしなかった。そりゃ、Verenaとは友達のままでいたかったし、特に愛情がある訳でもなかったので、この件は忘れた方がいいとだけ思った。

436 :ブラジル人一級:2018/05/14 19:50:47 (6年前)  0MONA/0人

そのメールやり取り以来、Verenaとは連絡を取っていない。ただ、当時は「そうか、Verenaはただただ俺を狙っていて、友達でいるつもりは全くなかったのか。気づかない俺が一番バカだったな」とだけ悔しく考えた。実は、ある友人からも「Verenaには気を付けろ」と言われていたが、それを信じなかった俺が悪い。

437 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:42:07 (6年前)  0MONA/0人

しかしだ、俺は引っ越し、Verenaとの件の後、Namiから全く連絡が途絶えた。俺が何回電話しても出なかったり、出た時は「忙しいから切る」とか言われたり、メール出しても既読スルーされた。最初の1週間は「あ、忙しいんだな」とだけ思ったが、2,3週間も同じように続くと俺も怪しく思い始めたが、結局のところNamiからの連絡は来なかった。

1か月ほどすると、俺はMikiに聞いた。彼女は「うーん、それはNami本人に聞いた方がいい」とだけ言った。MikiちゃんはどうしてNamiが俺を無視しているのか分かっていたが、自分からは何も言えない状態だった。

438 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:42:55 (6年前)  0MONA/0人

そうしているとある日、ようやくNamiと話せる機会ができた。彼女はかなり悩んでいた。何があったのか聞いたら友達の事で悩んでいると言った。「実はね、私の事を好きな友達(男)がいるの。親友と言っていい程仲がいい友達。最近、ケンカしたから口を聞いていない状態だけどね。そして、その友達がある日他の友達たちと遊びに行った時、他の子とヤッタらしいの。私の事が忘れらなくて、忘れたくてやってしまった事らしい。私はどうしたほうがいいと思う?」と俺は相談された。

俺はその友達との状況があまり把握できなかったので色々と質問した。

439 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:43:08 (6年前)  0MONA/0人

俺「どうしてNamiはその友達(男)がNamiの事を好きだと知ってる?」
Nami「告白された」
俺「Namiは友達(男)の事が好き?」
Nami「友達として」
俺「その友達(男)がヤッタ子ってNamiの友達?」
Nami「まあ、知り合い」
俺「それで、Namiはどうしてその二人がヤッタって知っているの?」
Nami「一緒に遊びに行った友達に言われたの」
俺「Namiの友達(男)って教会の人?キリスト信徒の人?」
Nami「違う、信徒じゃない」
俺「そう、で、結局Namiは何がしたいの?そいつの事が特に好きな訳でもないなら、どうでもいい話じゃないのか?」
Nami「友達は本当は私の事が好きだと知っている。私の事で苦しんでいるなら、そいう事をするのは間違っていると理解してほしい」
俺「じゃぁ、その友達(男)と直接話した方がいいじゃないのか?」
Nami「うん、まあ、そうだね。ありがとう。私もう行かないといけないから、じゃね」

440 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:43:53 (6年前)  0MONA/0人

という事でNamiと久しぶりに会話できたのだが、あっという間に終わった。その後も、俺は2,3ヶ月間程も無視され続けた。Namiに手紙も何回か出したが結局「ありがとう」のメールももらえなかった。

しかし、これでも俺はあきらめなかった。俺は日記を書き始め、自分の思い、考えている事、新たな生活の試練や将来の不安、Namiの事は好きだが恋愛限定の感情じゃない事、色んな事を書いた、。そして、年が明けて、彼女が01月に誕生日をするタイミングで日記を出した。300ページ程ある小さなノートだった。

441 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:44:24 (6年前)  0MONA/0人

結果、俺が数か月掛けて書いた日記をNamiは一日ですべて読んだ。それを教えてくれたのが彼女の親友のMikiちゃんだった。そして、Namiと話が出来る機会をもう一つ貰った。彼女は日記を貰った週にSkypeに入って俺と接触してきた。

会話はあっという間だった。内容は覚えていないが、揉めてしまった。俺は何で無視してくるのかを聞いていたと思う。Namiの最後の言葉だけは覚えている。「私だって頑張っているのよ!」。俺は「頑張っている姿が見えないけどな」。

442 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:45:04 (6年前)  0MONA/0人

あれから、何回か連絡を出したが、諦めた。俺の心は納得していなかったが、もう忘れようとした。実は、ある日自分に気づくと、Namiが好きというより、一方的に無視された悔しさ、自分の無力感の方が大きかった。別にNamiと恋愛関係を保たなくても、友達でもいいから一緒にいて欲しかった。しかし、あきらめた。

443 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:45:50 (6年前)  0MONA/0人

今日までどうしてNamiからいきなり無視されるようになったのかは知らない。おそらくだが、Namiは俺とVerenaの間の事を知ったのではないかと思う。どういう経由で知ったのかはわからないんだが。それと、彼女が相談してきた友達(男)の話は俺の事を言っていたのではないかと今は思う。それを俺に気づかせさせる為に遠回りで物を言ったのではないかと推測した。しかし、そうだとしても俺は誰ともヤッテいない。もしかしたら本当に起きた話だった、もしくは彼女は俺の事を勘違いしていたのかもしれない。

444 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:45:59 (6年前)  0MONA/0人

いずれにせよ、真実は知らないまま終わった。運命の人だと思っていたNamiとの話しはこれ以上進まなかった。

445 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:47:20 (6年前)  0MONA/0人

その一方、Mikiとは引っ越した時から毎日のように連絡を取っていたが、かなり慰められていた。とはいっても、Namiばかりの話をしていた訳でもない。将来の夢や、日常の出来事、相談事やいつも話題はあった。Mikiの誕生日には手紙を出したり、趣味の話とかしていた。Mikiは「好きな人の友達」じゃなく、お互い個人の友人関係だった。

しかし、実はMikiの事を好きになり始めていた。本心はただただ構って欲しかったのかもしれない。だが、俺が引っ越した後、人生で最も不安だった頃、唯一構ってくれたのはMikiだった。そのせいで、Namiの事は無視されていたから寂しかったが、俺は密かにMikiへの感情が成長していた。

446 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:49:55 (6年前)  0MONA/0人

前に好きだった子の親友を好きになり始めるのは正直恥ずかしかった。俺は最低だと思われるても仕方ないとしか思っていなかった。そして、Mikiからはかなり構ってもらっていたが、Namiの親友だった為、告白しても拒否されると思っていた。

447 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:50:32 (6年前)  0MONA/0人

そして、Namiの誕生日から4か月後、俺はMikiに誘われた。「家に遊びに来ない?」って。理由は彼女が住む所でキリスト教会関係の大イベントがあった為、それに参加しないかって事だった。週末いっぱいのイベントだから、その間は彼女の家にお邪魔する。15歳の女の子の家に週末を過ごしてもいいのかって色々不安だった。「俺が行っていいの?親は何て言ってるの?」と聞いたら彼女は「いいよ、って言った。うちではしょっちゅう人を泊めてるから、大した事じゃないよ。客用の部屋もあるし。ただ、あんまりおもてなしは期待しないでね」。

448 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:51:11 (6年前)  0MONA/0人

という事で、俺はMikiの家で2泊3晩泊まる事になった。実は、これにものすごく期待していた。そりゃそうだ、Mikiの両親と会う事になっていたんだ。彼女は俺の事を好きなのか?悩み始めた。その上、彼女は何回か「まだNamiの事が好きなんでしょ?」とか確認するように質問してきた事もあった。これにはかなり悩んだ。Mikiは俺の気持ちを知りたいからこういう質問をしてくるのか?それとも、Namiに報告する為に聞いているのか?俺は「昔みたいに女性として好きではないよ。ただ、友達として仲直りしたい」とだけ答えた。Mikiは「ふーん」と言った。あまり信じていなかったと思うが。

449 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:51:35 (6年前)  0MONA/0人

そして、いよいよMikiの家に向かった。隣の州だったがバスに乗って4時間の距離だった。まあ、ブラジルはでかいからな。そして、待ち合わせの場所に着くと、俺は彼女を30分ほど待った。ラッシュタイムだったから遅れるのは理解していた。

450 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:52:39 (6年前)  0MONA/0人

寒い風にあたり震えながら待っていたら、Mikiが現れた。かわいかった。前あった時より可愛かった。しかし、現れたのが一瞬で、彼女は即去った。予定より30分以上遅れている彼女は俺を探していて焦っていた。焦りすぎて目の前にいる俺を見なかったんかい。

彼女が地下鉄を走るように下ると、俺は荷物を置いて彼女を追った。思った以上に彼女は早かった。ようやく追いついたら、Mikiの肩をつかみ、振り向かせた。そして、俺たちは自然に抱き合った。強く抱きしめた。そして、俺の荷物を向かいに行った後(盗られなくてよかった)、彼女の家に出発した。

451 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:53:14 (6年前)  0MONA/0人

Mikiは四人家族で両親と7,8歳程の弟がいた。弟はほっぺが赤い白肌のぽっちゃり君でかわいかった。彼女のお父さんは日系人、お母さんが天然金髪のブラジル人だった。Mikiはお父さんに似ていたが、金髪はお母さんのDNAから来たんだなと思わされた。晩飯はカレー。俺の好みだとMikiが知っていて、お母さんに頼んだらしい。飯の後は弟君とゲームしたり、Mikiと話したりした。

452 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:53:36 (6年前)  0MONA/0人

翌日、俺たちはイベントに行った。Mikiにとって俺はお客さんだったからスケジュールは彼女に任せていた。そしたら、イベント初日の夜、MikiはNamiとHanakoの実家に行く予定を実施した。彼女は「行きたい?」と聞いてきたが、「Mikiが決めたなら行くよ」と答えた。

Hanakoとは久しぶりの再会で抱きしめたが、Namiとは握手だけだった。Namiは違和感のない、普通の表情でにっこりしていた。俺は顔には出さなく、社交的に握手をしたが、頭の中では「こいつ何を考えているのか分からねぇ」という考えと同時に「Namiはずいぶんと遠い人になったな」という感想だった。昔なら即抱きしめてきて、離してこないはずなのに。ちょっぴり切なかった。

453 :ブラジル人一級:2018/05/25 00:54:03 (6年前)  0MONA/0人

その後、NamiとHanakoの両親とも自己紹介/挨拶をしたら、彼女たちの部屋に行って、4人で会話するのかと思いきや、NamiとMikiが二人きりになり、俺とHanakoだけでお話するようになった。NamiとMikiが俺を無視しているように見えて、俺は悲しいのか、イラついたのか、何といえばわからない感情になった。「俺は、何で、今、ここにいるのだろうか?何しに来たんだ?」と虚しさに襲われた。

Hanakoだけはそれを察していろいろと話しを振ってきた。Hanakoは好きだったから、それに応じて俺も楽しく話ていたが、この状況はいやだった。なんで同じ部屋に4人ともいるのに、二人二組の会話形態になるのか。嫌われているようで居心地が悪かった。そして、隣から男の話がたまに出てくるのが俺の心に刺さってきた。具体的な内容は把握できていなかったが、男の事を話していたのは気づけた。

454 :raspi0124三段:2018/06/19 17:42:05 (6年前)  0MONA/0人

小説だ。。

455 :ブラジル人一級:2018/06/27 00:37:15 (6年前)  0MONA/0人

そしてその夜、Miki家に帰る時、俺はNamiに声をかけられた。HanakoとMikiが部屋を出て、それにつきながら俺も一緒に出ようとしたらNamiが俺を止めて、抱きしめてきた。抱きしめられても、俺はいまいちピンと来なかった。彼女はただこういった「ごめんね、また友達になろう?」。「気にしてないから、いいよ」と答えた。

俺は素直じゃなかった。Namiの事はまだ許せていなかった。彼女がこの1年間俺を無視してきた事、必要な時にいてくれなかった事、その傷がまだ残っていた。しかし、ここで本心を言っても何も変わらないと悟っていた。だから社交的に応じた。Namiの前では本心を言えない、素直になれないという事は「俺たちはもう友達でも何でもないんだな」と気づかされた。本当に信頼できる仲だったら、本当に思っている事をぶつけられるからな。それが出来ないのは、もう終わっているという事だ。俺はこの日、また一つ大人になれたのか?切ないが事実だと信じたい。

456 :ブラジル人一級:2018/06/27 00:37:53 (6年前)  0MONA/0人

翌日には朝起きて、Mikiと朝飯食べて、いろいろと話して日を過ごした。彼女の教会(Miki父が神父)に行ったりした。しかしなんだ、Mikiが異常に遠い気がしていた。俺が話かけても興味ない反応したり、感動の再会からなんか冷めていた。まだ二日間しかしないのに。

そして、旅行の目的だったイベントも終わり、Mikiともお別れの時が来たが、それもあっけなく終わって、俺はバスに乗った。もっと感動的なお別れを期待していた俺がバカだった。Mikiと一気に近づけると思っていた俺が恥ずかしかった。何もかも上手くいかないようでつらかった。

457 :ブラジル人一級:2018/06/27 00:38:24 (6年前)  0MONA/0人

俺が家に帰った後も、Mikiと連絡を続けたが、やはり何か違った。何かが起こったには間違いない。連絡の回数も減った。Mikiとはだんだんと遠い関係になり、いつか完全に取れなくなった。

これで、始まってもいなかった俺の恋愛がまたにして終わってしまった。これが自然消滅なのかと思わされた。

月日が経って、またキャンプの時期が来た。俺は自分の地元に戻って、またボランティアとしてスタッフに参加する事にした。だから飛行機に乗り、地元へ帰って、キャンプ場に行くと彼女がいた。そう、Mikiが今年も参加していた。彼女は「あ、俺くん」とあっけない挨拶をしてきた。その後は何か申し訳ないように振舞い、俺を避けていた。キャンプが2週間過ぎても、Mikiとは何の話もできなかった。

458 :ブラジル人一級:2018/06/27 00:39:10 (6年前)  0MONA/0人

しかしだ、2週間もの間、彼女の目線を常に感じていた。Mikiとは日に4,5回ぐらい目が合っていた。例えば、俺が突っ立ったまま誰かと話している時、周りを見たら彼女が俺を見ていたり、俺が行事に参加している時ふいに彼女の方を見たら目が合ったりしていた。本当に訳が分からなかった。無視されていたが、何でそこまで俺を見るのかさっぱりだった。

そこで、俺はMikiと話したいと言って、彼女を呼んだ。結果は見事撃沈した。Mikiは「俺君と話す事はない」と怒られるように言われた。「じゃあ俺から目を離せ」と言いたかった。一瞬カッとしたが、大ごとにしないと決めて、自分は静まった。

それがMikiとの最後。それ以上会った事はない。一応、現在は連絡を取りたければ取れる状態である(メールアドレスやSNS、連絡先を持っている)。しかし、既婚者の俺には無縁である。連絡を取る意味はない。

459 :ブラジル人一級:2018/06/27 00:39:50 (6年前)  0MONA/0人

キャンプが終わって、俺は家に帰った後、大学とゲームだけの生活に入った。大学でラブレターもらったり色々と彼女を作る機会はあったが、俺には「次の彼女は最後の彼女、妻になる人だ」という誓いをしていた為、何もしなかった。Nami、Mikiの失恋を胸に1年経った。

460 :ミスター モナコ2.9五段教士:2018/06/27 07:41:36 (6年前)  0MONA/0人

ブラジル行きたい!

461 :ブラジル人一級:2018/08/01 19:54:42 (6年前)  0MONA/0人

出会いも何もない(そりゃ探していなかったし)日常の中、彼女と出会った。名前はMina。彼女は俺が引っ越す前に通っていた教会に行き始めた子だった。当時彼女15歳。Minaは白肌スレンダーの黒髪ロング、清楚系な日系人だった。出会いはネット。俺は教会の奴らとSkypeでチャットルームを作って話をしていた時に彼女がRoomに入って紹介された。

俺たちは頻繁にSkypeをしていて、しかも夏休みの間だった事もあり、毎日のように話していた。そして、俺とMinaが近づく要素が一つだけあった。それは彼女も日本語を話せる事だった。俺みたいに日本で育って、10歳までは地球の裏側にいたらしい。日本ドラマ、日本の曲、和食、それが話のネタになり、Minaとはチャットルーム外でプライベート連絡を取り始めた。手紙とかも交換していた。

462 :ブラジル人一級:2018/08/01 19:54:59 (6年前)  0MONA/0人

1か月ほど経ち、夏休みが終わった後、遠距離でありながらも俺はMinaに告白した。そして、もう分り切っていたように両想いだった。だとしても、俺たちはキリスト信徒。好きだからって付き合う訳ではない。この交際が本当に神様のお望みなのかと俺たちは神様に聞いた(祈った)。

463 :ブラジル人一級:2018/08/01 19:55:07 (6年前)  0MONA/0人

ここでキリスト教 解説
聖書には「こうしなさい」と記載されている訳ではないが、男女は交際をする前に神様の御意見を求める。これが男女の「お祈り中」と名付けられる交際状態である。すなわち、両想いだと確認済みだが、神様の御意志を確認中という事。例えば、普段は 友達→恋人→結婚 みたいな流れだが、俺たちは 友達→お祈り→恋人→結婚 という交際段階が増える。恋人未満。そこで何が変わるのかというと、お祈り中はお互いが両想いという事以外「ただの友達」とあまり変わらない。キリスト教の基本的な話を言うと、キリストに身を授けている身なら、人生のあらゆる選択も神様のお導きを求める事だ。

464 :ブラジル人一級:2018/08/01 19:55:29 (6年前)  0MONA/0人

しかし、お祈り交際1日経った後、俺はMinaに振られてしまった。彼女が言うにはお母さんに相談したら「あなた(Mina)はまだ若すぎるからそういう事は控えなさい」と言われたらしい。聖書の十戒には「父と母を敬いなさい」と書かれている。俺たちはMina母の言葉を神様のお導きと認識し、それに従った。俺の人生では、お祈りに対する回答がこんなにも速く来た経験はそう無い。

神様のお導きであれば仕方ない。もしかしたら神様は「ダメ」と言っているのではなく、「まだ」としか言っていないかもしれない。俺はMinaの事をあきらめきれなかった。振られた翌日、Minaにもう一回告白した。「本当は自分たちが一緒になる時期じゃないだけかもしれない。Minaの事が昨日よりますます好きになっている」と伝えた。

465 :ブラジル人一級:2018/08/01 19:55:44 (6年前)  0MONA/0人

そしたら、予想外の回答が来た。「私はね、俺君の事がそんなに好きじゃなかったと思う」。正真正銘の終わりだった。ブラジルにはあることわざがある。「一人が嫌なら、二人は喧嘩しない」。両想いでなくなったら、この話に続きはない。二人が話し合う場なんてもうない。

466 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:47:36 (6年前)  0MONA/0人

彼女に好きな人が出来たのか?そうだな、本当に俺の事が好きだったら、お母さんがどう言ってももうちょっと粘っていただろうな(お母さんは間違っていないが)。待てよ。お母さんの話は果たして本当なのだろうか?言い訳を付けただけじゃないのだろうか?色々と悩んだが、どう考えても「そんなに好きじゃなかった」事は確かだという結論にしかたどり着かなかった。

Minaとは友達として連絡を取り続けた。そりゃ、一度はアタックしてOKが出たんだ。いつかはまた機会があると俺は信じた。そして祈り絶やさなかった。「神様、Minaを私に下さい」ではなく、「神様、あなたの御意志が叶いますように」と身を授けた。自分の思いが正しいのではなく、全知全能の神がお仰せのままに、それが真の信仰だ。

467 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:48:09 (6年前)  0MONA/0人

しかし、つらかった。俺はMinaを待ち続けた。友達でいながらもたまには小アタックしていた。「Minaの写真を見る度に前よりきれいになっているな」とか「○月○日に地元に帰るからMinaと会いたいな」とか言って反応はいつもポジティブだった。会ってくれていたりもした。Minaから連絡が来る時も中々あったし。お互い可愛いあだ名呼ばわりもしていた。俺に気がないとは思えないレベルの連絡を取っていた。だから数月後に告白したが、見事撃沈していた。マジで訳が分からなかった。

468 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:48:24 (6年前)  0MONA/0人

Minaの事をあきらめきれないまま、一年以上経った。そしてある日、俺はまた地元に遊びに行った。いつも通りMinaと会って、遊んだりしたら、ちょっと口喧嘩になってしまった。共通の女友達に相談したらとんでもない事を聞いてしまった。

女友達「Minaの事がちょっと大目に見てあげて。そういう子なの、あまり(喧嘩になった事を)気にしない方がいいわ。」
俺「でもよ、Minaってひどいだろ。会いたいって言ってくるのに、いつもこうなんだぜ」って愚痴った。
女友達「でもMinaの性格は知っているでしょ。彼女はLeandroに対してもこうなんだから」
俺「え?」
女友達「え?」
俺「何で、今ここでいきなりLeandroが出てくるんだ?」
Leandroは同じ教会の友達。
女友達「ごめん。本当は私の口から言うはずじゃない事だけど、口がすべってしまった以上仕方ないわね。。。実はMina、Leandro君とお祈り中なの」
俺「信じられない。。。」
女友達「本当よ、ごめんね」

469 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:48:58 (6年前)  0MONA/0人

その後、Minaとどう話したのかは覚えていないが、俺はとにかく彼女にすべてをぶつけた。「2年前から俺は告白して振られたから何も言えないとは知っている。しかし、この2年間ずっと俺に希望を与え続けて来ただろ?かわいいあだ名で呼ばせたり、深夜まで電話したり、写メ送って来たり、まるで恋人同士のやり取りをこの2年間ずっとやってきただろ?俺はMinaに対する気持ちを2年間1回も隠した事はないだろ?俺との関係を展開させたくなかったのなら、なんでキッパリ別れてくれなかったんだ?何でこの2年間ずっと俺をキープしてきたんだ?俺をバカにしていたのか?俺の2年間を返せよ。分かるよな?俺のこの2年間はもう取り戻せないんだよ。俺の純粋な気持ちはもう後戻りできないんだよ。なんでこんな事をしたんだ?俺がいつ、どこで、お前に対して何か悪い事をしたか?人生の2年間を台無しにした俺はどうすればいいんだ?」。

470 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:50:06 (6年前)  0MONA/0人

みたいな事をMinaに言った。今思い返しても、自分ながらにかなり見苦しかった。今思うと、いさぎよく黙って身を引く方が一番かっこよくて大人な対応だったと思う。しかし、あまりの怒りに俺はMinaを徹底的に攻撃してしまった。彼女はただただあやまり続け、「許されない事をしたと承知している」とか「最後の最後まで償い続けると約束する!だからお願い、友達として残って」、「俺君は私の人生でも数少ない友達なの」、「他にたよれる人はいないから、私を捨てないで」というような事を言っていた。

471 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:50:41 (6年前)  0MONA/0人

俺はその言葉を信じていた。いや、信じていたというより、それが本当だったと分かっていた。Minaは人間不信的な性格だった。信頼できる仲の友達がほぼいない子。可愛かったけど無口な子で、積極的にまわりに溶け込んだり、自分から進んで何かをするような子じゃなかった。だから、心をちょっとでも許せる人がMinaの人生からいなくなるとなると、彼女は苦しむと知っていた。

しかし、その反面には「だとしても、俺は彼女にとってそんなに重要な人物なのか?好きな人が出来たっという報告も出さないのに、俺を友達と呼ぶのか?」。俺がMinaの人生からいなくなる事で彼女が悲しむ、と考えるのは大きなお世話なんではないかと思い始めた。

472 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:51:38 (6年前)  0MONA/0人

それにしても、彼女の考え方は行動でその姿を現した。「最後まで償う」とか約束した次の日から、Minaは俺に一回も連絡してこなかった。1週間経ち、1月経ち、彼女は何も連絡をしてこなかった。彼女の言葉を信じるか、彼女の行動を信じるか。俺の答えはもう出ていた。いや、Minaの行動が彼女の本意の結晶だと思っていても、心の隅では彼女が「最後まで償う」事を期待していたと認めざるを得なかった。今でもMinaが電話をしてきて、またあの言葉を言ってくれるのではないかと密かに待っていたかもしれない。「私の人生から離れないで」って。

473 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:51:45 (6年前)  0MONA/0人

俺とMinaはお互いを傷つけすぎた。それだけは紛れもない真実だと知っていた。彼女の事を信じた結果、裏切られたのは事実だが、俺にも非があるだろうと考え始めた。もともと、まだ気持ちの左右が分からないたった16歳の美少女に対して、まともな遠距離交際を望む俺の期待が非現実すぎたと気づき始めた。いや、とっくの昔に気づいていたが、受け入れるのに抵抗していた。

474 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:52:59 (6年前)  0MONA/0人

自分の非を明白に把握した結果、俺はある決意をした。自分なりにMinaとのケジメを付ける。具体的に言うと、俺は日記のような、手紙のような、本のような、何ともいろんな形をした文書を書き始めた。しかし、ただの文書ではなく、神様がどうやってここまで俺たちを導いてきたか、そして、これからどうやって導いて下さるのか、またはMinaがこの修羅場を乗り越えるためにどんな事が必要なのかとか、自分にもどういう非があってどういう形で成長して来たかとか、慰めの言葉や、指摘の言葉、いろんな事を手で書いた。そして、200ページ以上のノートが二つ出来た。

俺はその本を「神の絵」と名付けた。本の内容をまとめると、「神様はこの間ずっと俺たちに語り続けた。しかしだ、なぜ自分たちはそれを確認し、理解できる事が出来なかったのか?それは、自分たちが神の絵を作れなかったからだ。
神様は様々な形でそのお導きをつぶやくのではないか?人(家族や友達)を通して語りかけてきたり、聖書や本を使って信徒たちへ御自身の意思を語る」。

475 :ブラジル人一級:2018/08/02 00:53:34 (6年前)  0MONA/0人

そのつぶやきを俺は神の痕跡と呼んだ。神様は常に自分たちに語り続けている、すなわち、神の意志の痕跡はそこらじゅうにある。神の痕跡をまとめて、一つの絵を作る事によって、初めて神様の意志が明らかになる。

だから俺は本を書いている間、ずっと神の痕跡、または神の絵を探し始めた。俺たちが傷つけ合った意味が必ずあるはずだ。神様はこの状況を通して、俺たちに何かを伝えたかったのかもしれない。

「神の絵」はそういう本だった。「たぶん、神様は俺、またはMinaにこういう事を言いたかったのかもしれない」という本を4か月の間に書いた。

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